しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

ブラタモリ

2012年03月11日 | Weblog
NHKの人気番組「ブラタモリ」のチーフプロデユーサー「尾関憲一」氏が
新潟市を訪れ講演会を開いた。

会場は満員の盛況だった。
歴史の埋もれた地域をタモリと美人秘書の2人で探訪する。
思わぬ発見、懐かしさ、過去と現代とのギャップから感じる時代の変化の
面白さ「暗渠」=(あんきょ)という専門用語が日本語として世に出て、
若者まで使うようになる発信力の強さ。
この番組の人気と影響力の強さを日本中に
知らしめ、発信し続けている。

第1部で放送終了予定が伸び、現在第3部が「絶賛放送中」である。
そこに目を付けた地元「ボランテイア団体」
人気挽回の緒を見つけ自身が進めている「未来へ語り継ぐ掘割再生」への
熱い関心を底上げしたいという願望の基、開催した「シンポジウム」でした。

プロデューサー以外に地元紙の記者、お笑い集団タレント、大学工学部の教授、等の
絶妙なトークが面白かった。
プロデューサーの心がけていることが大変参考になった。
○「歴史探訪で発見する意外な驚きをそのまま報道する」
○「ここを取材するならあの場所、あの人の話とかいう外部の要請は
  極力省く」
○「タモリの感性とプロデューサーの意向で製作する」

確かに船頭多くして舟丘に登る。の例に拠らない方法が正解だ。
この日もお笑い集団のタレントの発想は突飛なものだった。
本人は面白いと思っても実現性の疑問視される発想ばかり。

○「イベント当日は全国から400人規模の芸妓を招いて中心街を練り歩く」
○「小学生を毎年地元老舗料亭に招いて芸妓の踊りと料理を出す」
○「堀を埋めて道路とした中心市街地を再び掘割として屋台で埋める」

予算と法制度上の問題発想が皆無である。教育委員会がどう考えるか、地元の理解が
どの程度浸透するかなど全く念頭にない。
パリのルーブル美術館でミロのヴィーナスの胸に触って「はしゃいで取材した」
お笑いタレントと同類の質の悪さだった。
もう少し、司会進行役には適任と思える人を選んでほしい。
立派な講師を呼んで開いた「シンポジウム」だったから。

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1 コメント

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質の悪さ (コーチャン)
2012-03-11 04:44:12
トーク番組の盛り上げ役としての役割は果たしていた。しかし、知識不足、常識不足で失笑を買っている事態に認識が及ばない。
所詮「おわらいタレント」
シンポジウムの「コーディネーター」とはなれない人物でした。ーー
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