しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

日本の関税収入

2017年02月08日 | Weblog
平成25年度の税関で日本への輸入品にかけられている関税と消費税はおよそ「5兆円」だった。日本の国税収入が同じ平成25年度で「43兆円」だった現状から考えると決して少なくない。ただし、輸入品に対しての税額である5兆円のうちの、関税にようもの自体は年間で「約8742億円」程度。ほとんどが消費税ということになる。日本は一部の農産物には高い関税率を課しておるが、ほとんどの工業製品は無税かそれに近い低税率にしており、先進国の中でも農産物を除けばかなり関税の低減が進んでいる国だそうだ。
日本は無関税であっても、一部の例外を除き、すべての輸入品に消費税がかかっているから。関税でなく、国税のたばこ税による歳入額は年「約9900億円」、酒税は「約1兆3千億円」となっており、輸入品にかけられている関税収入である「約8742億円」より多い額となっている。消費税は全体で年間「約10兆6490億円」ほど。うち、4兆1258億円が輸入で入る消費税ということになる。国税の税目別の収入において、国際間でどのような違いがあるかは「国税の税目別収入の国際比較」に出ている。関税収入に鍵っていえば、日本は国税収入全体に対してこの関税が占める割合は「1・9%」である。ちなみに米国は「2・1%」、英国は「0・7%」、ドイツは「0・9%」フランスは「0・1%」となっていた。ちなみに2014年の世界の関税率(単純平均)の一位はバハマで「30・36%」以下イラン20・92%、ジブチ18・92%、主要な国では中国73位、ロシア77位、韓国89位、米国120位、カナダ122位、日本124位、ドイツ、英国、イタリア、フランス、まで同じ128位となっていた。最も低い関税率の国としては、香港、マカオ、シンガポール、スイス、となっていた。出典はワールドバンクである。

日本は為替介入国ではない。中国、韓国よりはるかに低い関税率である。安倍首相が訪米する。米国とほぼ同じ関税率であること、
自動車に関税はかかっていないこと。ゴルフで親交を深め、言ってほしいことは言って来てほしい。自由な貿易で最も低い関税率の国に
お互いを高めることが、世界貿易の拡大につながること。国内企業の競争力を高め、技術の進歩があること。
国を富ませる原動力になることを語ってもらいたいものだ。

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