恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

話数が多くなった小説は順次、インデックスにまとめてます。

竹取物語in吉祥寺恋色デイズ~その6

2015-01-18 08:14:40 | 吉祥寺恋色デイズ

吉祥寺商店街の秋の文化祭の演目にクロフネも参加することになり、『竹取物語』をやることになった。

その配役がクロフネの壁に張り出された。


〈竹取物語配役〉
かぐや姫…佐々木百花
竹取の翁…茶倉譲二(二役)

5人の貴公子:
石作皇子(いしづくりのみこ)…種村春樹
車持皇子(くらもちのみこ)…佐東一護
右大臣・阿倍御主人(あべのみうし)…湯野剛史 
大納言・大伴御行(おおとものみゆき)…八田竜蔵 
中納言・石上麻呂(いそのかみのまろ)…初音理人 

帝(みかど)…茶倉譲二(二役)

兵士たち
種村春樹、佐東一護、湯野剛史、八田竜蔵、初音理人

 

☆☆☆☆☆

竹取物語in吉祥寺恋色デイズ~その6

中納言・石上麻呂(いそのかみのまろ)

 

〈あらすじ〉

・燕の子安貝
高い建物の屋根に作られた燕の巣。
その中にある燕の子安貝を手に入れるために、石上麻呂は籠に入って、巣へと籠を吊りあげようとする。
燕が卵を産む仕草をしたので石上麻呂は籠に入り燕に手を伸ばし、ぽとりと手に落ちる感触を得て喜ぶが縄が切れて地面に落ちて腰を打ってしまう。
手にしたのは古糞だった。
腰も折れて気を病み体調を崩す石上麻呂をかぐや姫は気の毒に思うが、やがて死んでしまう。

 

理人「痛てて…腰打ったかも」

百花「りっちゃん…大丈夫?」

理人「百花ちゃんがこうして手を握ってくれてたら大丈夫」

百花「りっちゃん…」

一護「こら! エロガキ! 何どさくさに紛れて、百花の手を握ってんだよ。」

理人「いっちゃん! 痛いよ!」

譲二「りっちゃん…後があるから…そろそろ百花ちゃんの手を離しなさい」

 

その7へつづく

☆☆☆☆☆

石上麻呂=りっちゃんの着てる直衣の襲色目は若鶏冠木(わかかえるで)。

若楓と同じ?かな。

直衣は上級公卿の日常着で、冠(この絵でも被っているお内裏様が被っているもの)を付けると参内することもできました。
絵巻物では右大臣以下の貴公子たちは直衣を着てます。彼らは皇子と違い、臣下で、仕事=参内するから狩衣よりも正式な直垂をきてるのかな?と私は理解してます。

平安後期になると直衣も年齢などで色が細かく決まってました。
これは冠をつけて参内する時のために色が決められてたみたいで、日常着であれば色の制約は無かったみたいです。
竹取物語は古い時代だし、色は華やかな方がいいので、敢えて正式じゃない色目にしてみました。



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