松本市乗鞍高原 前川本谷
ゴサダロ
「ダロ」 とは「滝」の意味である
・・ゴサ滝・・という意味になる 今、ゴサダロの氷瀑は・・？
乗鞍高原から奈川方面へのスーパー林道は冬の間、通行止めとなる、
森林組合から先はまだ除雪されないので歩くしかない
この冬はもう使うまいと思ったスノーシューだがまた使うことになった。
2016.2.27 単独行
観光センター駐車場から歩き始める、歩行距離、片道3.3キロほど
途中、まいめの池からは足跡が無くなり そこからは自分だけの足跡をつけてゆく。
車は入れない
途中、小大野川の様子
野ウサギの足跡
まいめの池に立ち寄る
どこからが池なのか・・？ 結氷した上に積雪があり、わからないね
どじょう池
結氷してその上に積雪・・雪原と一体化しています
孤高の大楓 まだ静かに眠っています
勝手知ったる高原、 雪原を歩いてゆく
勝手知ったる雪原歩き
まっすぐゴサダロを目指します、無雪期は茨に悩まされますが雪の方が歩きやすい
歩き始めて3.3キロ、崖下にゴサダロが見えた
ここを下る・・
持ってきた30ｍのロープを使って下降
下方に前川が見える ↑
前川に降り立つ
地下水染み出しの氷柱
そして ゴサダロの氷瀑と対面、 暖冬で水量が多い、相変わらず迫力ある滝だ
お昼からはすっかり吹雪となって周りの山々も見えなくなった
ゴサダロとの対面が目的だったので撮影時間も早めに切り上げ
崖を登り帰途に、自分の足跡は新たな雪が消していましたが
勝手知ったる高原、迷うことはない。
往復 6.6キロ 雪上ハイク、3時間の行程でした
まいめ池やどじょう池、大楓は何度も行っていますが、その先のゴサダロとは聞いたこともありません。
片道３，３㎞の雪道は、これまでの数々の秘境の登りルートと比べれば格段に楽でしょうが、スノーシューの歩きは５００m以内という独自のルールを厳守している私から見れば、驚異です(^^)。
地下水のしみ出したクジラのひげのような氷瀑は美しく見事です。
私の頭の中ではとっくに３月の中頃のかんじなのですが、まだきょうも２月なんですね。
梅花や青い海の景色の対称的な風景として、もうしばらく氷瀑の風景を楽しませてください。
無雪期によく行かれるという、まいめの池やどじょう池はいま雪原となっていてのっぺらぼう、
カメラマンさんには面白くないと思われます。
一ノ瀬園地まで除雪されるのもまだ先でしょう、しばらく雪の布団で眠ったまま春を待っています。
ゴサダロは現地看板など一切ありません、道もありません、乗鞍に詳しい人のみぞ知るという滝です。
前川の豊富な水量を落とす滝ですから全面結氷は無いでしょうが飛沫がすごいので
変化に富んだ氷瀑鑑賞ができますね、危険個所があるのが難点でもあり俗化しない利点でもあります。
もう少し、行く冬を惜しんで氷と戯れますね（＾＾）/
ゴサダロの冬姿はネット上もこの写真が初公開と思います。
冬にここ行く人？・・・いないですよね。
「ゴサダロ」を知る野菊カメラマンさん、
あの花が咲くころのゴサダロが一番美しいように思います（＾＾）/