大阪城ホールを終えて・・・メンバーの魅力を語る ～HARUNA編～

大阪城ホールワンマンを終えて、新たなステージに突入する感のあるSCANDAL…
昨夜はTOKYO　FMでのラジオ番組もありましたが、心なしか、喋りのテンポがプロっぽくなってましたねｗ　まあ以前からラジオでの喋りは面白かったですけどｗ
「SCANDALのど～ん」通称スキャ丼時代から、ラジオは楽しみにしてましたが、レギュラーで番組が始まったのは嬉しい限りですｗ　15分と短いものの、ほぼ毎週聴けるんですからね(´▽｀)

さてさて、新曲発売もライブツアーもなく大きな話題のない現在、一皮剥けた彼女たちの魅力を語ろう！　ということで(^.^)、久々に「メンバーの魅力を語るシリーズ」をやってみようと思います（リクエストも頂きましたし(´▽｀)）
とはいえ、何度かやってるシリーズなんで、同じような繰り返しになったらすみません(^^ゞ　基本、魅力の原点は変わってないでしょうからね。

ということで、第一回目はリーダーであり、ヴォーカルであり、誰が見てもバンドの顔であるHARUNAからとりあげていきたいと思います。

HARUNAの魅力といえば、華やかかつキレのあるパフォーマンスと、艶のあるロックボイス、というのがパッと思いつくところじゃないでしょうか(´▽｀)
本人も昔から「アヴリル・ラヴィーンのようになりたい」といっていますけど、確実にその道を歩んできているように思いますね。詳しいことは忘れましたけど、アジア圏のアーティストのなかで、投票によって決めるというようなランキングが東南アジア方面でありましたよね、前に。そこで「もっともセクシーな女性シンガー」としてHARUNAが１位を獲得していたのも、ファンなら納得の結果じゃないでしょうか。

HARUNAのライブでの動き、キレッキレのパフォーマンスを見るたびに、「ダンススクールからのバンド転身・・・アリやな(｀・ω・´)」と思うんですよねｗ　メンバー全員ダンススクール出身なのに（TOMOMIなんかは、HARUNAと同程度のダンス履歴だと思いますが）、「ダンススクール出身者」という看板をドーンと掲げているのは、HARUNAが随一、という印象です。
それだけHARUNA＝ダンス、という印象ってことですね。これはもちろん、いい意味で、です。SCANDALというバンドが持つ大きな武器のひとつを、体現しているってことですから。
以前だと「ダンススクール出身」という看板は、ともすればマイナスイメージにもなりかねなかったんですが、いまや完全に「武器」と言い切れますからね。TMRの西川貴教さんが「バンドやらせるなら、まずダンススクールに入れる」なんていっていたのも、あながち冗談ではなく聞こえます。
この辺りは、スキャちゃんが大阪城ホールワンマンまで辿り着いた成功者であることが、なんといっても大きいですよね。もし、SCANDALが売れなかったら「やっぱりダンススクール出身者がバンドやっても・・・」なんて言われていたはずです。その意味では、スキャちゃんの成功は限りなく大きな意味があります。

もうひとつ、大きな武器であるHARUNAの声は、これがなかったらSCANDALというバンドはなかったかもしれない、というほど大きなものだと思っています。

極論するとですね、SCANDALの「カッコカワイイ」という代名詞は、HARUNAのパフォーマンスと声とがあるからこそ出来た、と思っているんです。
おっと、他メンバーファンの皆さん、石を投げないでください(´；ω；｀) 　や～め～て～。
パフォーマンスに関しては、もちろん他のメンバーの動きもカッコよさを作り出しています。MAMIもTOMOMIもRINAも、みんなカッコイイっす。いや、ホントに。
ただ、あのHARUNAの声だけは、他に真似することができないものなんですよね～。

基本、低音であることに加えて、表現力の高さからくるセクシーさも兼ね備えてますので。まさにロックボイスといいたくなります(´▽｀)
系譜でいえば、SHOW－YAの寺田恵子さんや相川七瀬さんと同じだと思います。（プリプリの奥居さん＝今は岸谷さんか、とは違うかな）歌がうまい女性なら、誰でも醸し出せるものじゃない・・・独特な雰囲気を出せるんですよねえ～。

例えばTOMOMIも歌唱力は高いですし、安定感でいったらむしろHARUNAより上でしょうけど、高音の伸びとか、時にアニメ声とも比喩される可愛らしさが魅力だと思うんですよ。TOMOMIがメインボーカルのバンドだったら、「カッコよさ」とは少し違った角度がウリのバンドになってたんじゃないでしょうか。（ボクのなかのイメージは、Charaさんですねｗ）
低音ならばMAMIでもいいんじゃないか、という考えもあると思いますが、MAMIの歌い方はテクニックに走らない、ストレートさが魅力にあると思うんですよね。素朴でガツンとくる、というか。（ボクのなかでは、ザ・クロマニヨンズの系譜ですねｗ　まあ、なんだか教祖さま的な存在になっちゃってるんで、名前出しにくいんですが(^^ゞ）
ふたりとも、もちろん魅力はあるんですけど、今のSCANDALの魅力を体現するためには、HARUNAの声なしでは語れないと思っています。（逆にいったら、HARUNAの声ありきでバンドが作られていった、ということなんでしょうけど）

SCANDALと出逢って以来、ボクは以前に比べてずっと音楽に興味持つようになったんですが、やっぱりいろいろ聴いていくと、最終的には「ボーカルの声って大事だな～・・・」ってところに行き着くんですよね。
今のバンドさんって、カッコイイ楽曲、いっぱいあるんですよ。ただ、「好き」って段階までいくのと、あと一歩で嵌らない、てのが分かれるんですよね。そこを分けるのが、ボクの場合は「ボーカルの声」のように思います。

なにしろ、ボーカルの声というのは、そのバンドの特徴がわかりやすく出ますもんね。
バンドによるギターの音の違い、なんてのを聞き分けられるような耳は、ボクは持ってませんから(^^ゞ　というか、ほとんどの方がそのはずです。

最近でいえば、サカナクションやSPYAIRなんて好きですけど、ふたつとも楽曲はもちろん、ボーカルの声が好みなんですよ(´▽｀)　一言でいえば、声が「キレイ」というか。
ボクはどちらかというとメジャーバンドの方が好きになる傾向がありますが、原因のひとつにはこの声の「キレイさ」があるように思っています。（まあ、マイナーなバンドさんをそんなに知らない、というのも大きな原因なんでしょうけど(^^ゞ）
この声の「キレイさ」を、当然のようにHARUNAも持っているわけです。「カッコよさ」と「セクシーさ」と「キレイさ」を兼ね備えた声ですから、ボクがドツボに嵌るのも仕方ない、というものでしょう(^^ゞ

まあ、ここまでのふたつ、パフォーマンスと声とについては、これまでもさんざん語ってきましたが、今回はHARUNAの魅力として、「リーダーの資質」という点も語っておきたいと思います。

TOKYO　FMのラジオでRINAやMAMIが「デビュー当時とは一番変わった」「昔のHARUNAと今のHARUNAは違う」と言ってましたけど、実はボクも全く同感です。←お前は何者なんだ！？　と言われそうですが(^^ゞ
人見知りのHARUNAですから、メンバーやスタッフ、あるいはファンｗとの関係に慣れて、ようやく本来の自分が出せてきた、という面もあるかもしれません。ただ、それ以上に、リーダーを務めることで責任感やら、「自分が引っ張っていくんだ」という意識が強く出てきたように感じるんですよね。「立場がひとを育てる」というヤツです。

デビュー当時のHARUNAって、他メンバーが騒ぐのをひとり静かに見ている、なんてことも多かったですもんね(・∀・)　今からすると、信じられない光景ですがｗｗ
落ち着いている、というイメージは昔からですが、「普段はぼーっとしている」なんてスタッフさんに評されたりｗ、ひとり輪から外れてる、なんてことも見かけたものです。前回の「NAONのYAON」の舞台裏映像なんかみると、緊張のせいなのかHARUNAひとり浮いてますもんｗ

それが今や、明らかに先頭に立って、メンバーを引っ張っていますからね。
当初は「年上だから」「ボーカルだから」という理由でリーダーに立っていた感じだったのが、今では完全に大黒柱として中心に立っています。これはライブなどを通じて外から見てきたボクでも、ハッキリ感じる変化ですね。

で、中心になりつつ、リーダーとしてのHARUNAが素晴らしいのは、「他メンバーを尊重するタイプ」のリーダーであることですね。
「リーダー」「ボーカル」「大黒柱」と、これだけ中枢を担いつつも、SCANDALはHARUNAひとりのバンドではないんですよね。メインボーカルひとりがやたら目立つバンド、なんていうのは数多くあるのにも関わらず。

むしろその逆で、メンバー４人全員が主役となっている。
これはバンドの魅力としては、物凄くポイントが高いと思っています。ギターもベースもドラムも人気があるなんて、バンドとしては理想形なんじゃないでしょうか。
ボクがライブの最後、いつも爽やかな気持ちになるのは、４人のメンバー全員にひとしく声援が掛けられるシーンなんですよね。これだけバランスよくメンバー全員が愛されているのは、バンドにしろ、女性グループにしろ、珍しいんじゃないかな、って思います。

HARUNAの生い立ちから考えれば、彼女はステージにあがってパフォーマンスをすることは、大好きだと思うんですよ。もう、それが自分の生きる全てだ、と恐らく考えているはずです。スポットライトを浴びる世界を夢見て、努力を重ねてきたわけですから。
ところが面白いことに、「HARUNAが目立ちたがり屋か？」と聞かれると、これは激しく違和感があるんです。
「目立つ場所にいることを望んでいるけど、目立ちたがり屋ではない」という、実に不思議な立ち位置にいるのがHARUNAなんですよね。ショーマンであることを望んでいるけど、人気などにはあまり拘っていない、という感じでしょうか。
もちろん実際の心境なんて、本人じゃなきゃわかりませんが、少なくともそう思わせる人物であるのは確かです。で、それはボクからすれば、実に魅力的だったりしまして。

敢えていうならば、HARUNAには「ショーマンの職人」という印象があるんですよね。

「職人」という生き様が大好きなボクなんかからすると、HARUNAの魅力はたまらないものがあるのですよ(≧▽≦)
勝手な感想ですが、HARUNA自身が目標とするアブリル・ラヴィーンなんかにも、この「ショーマンの職人」的要素は感じられると思います。まあ、長いこと活動している一線級のアーティストさんは、ほとんどがこの雰囲気を持ってますけどね。

そんなHARUNAがリーダーだからこそ、バンド全体を考えた行動を取ることができている、ように思います。
メンバーの意見も尊重するし、メンバーの魅力を発揮することを考えている。かといって、間違っていると思ったときには、それを叱ることもしますしね。

やり方によっては、自分ひとりが目立つこともできる立場にありながら、それをしない。むしろ、他メンバーの魅力が発揮できるよう、配慮している。
なにが凄いって、「他者の意見を聞く耳を持っている」・・・これは相当に素晴らしい能力です。
リーダーシップを取りつつ、他の者の意見を聞く。リーダーの資質として、このふたつがあればまず成功は間違いない、というのがボクの持論ですが（そして、ほとんどの会社・組織のリーダーが、理想としつつできていないｗ）、HARUNAはこれを実践してますからね。
リーダーとして、これ以上のリーダーはいない・・・というほど絶賛すべき存在になっている、とボクは思います。

個人的な魅力は前からも高かったのですが、大阪城ホールを終えて、リーダーとしても円熟期を迎えたのが、今のHARUNAじゃないでしょうか。

今後に向けての希望をいえば、とにかくガラスの咽喉を大事にして欲しい(´；ω；｀) 　これが一番ですね。HARUNAの声あってのSCANDALですから。
で、あとは自身の目標でもあるアブリル・ラヴィーンに向かって、突き進めばいいと思います。素質としては、十分辿り着けると思っていますので。
欲をいえば(^^ゞ、「Queens　are　trumps」のよっちゃんギター、あのピッキングハーモニクスをマスターして欲しいですねｗ　あれだけ集中して練習すれば、できるようにならないかと素人考えで思っているのですがｗ
仮にギターボーカルで、アレかましたら・・・めっちゃ度肝抜かれると思うんですよね、世間の奴らは（誰のことだｗｗ）
その度肝抜かれた顔を見たいんでｗ、ちょっと期待したいと思っています(^.^)