先崎八段とは昨年の10月に初手合だったのですが昨日で5局目。8ヶ月間で5局当たるというのは番勝負以外ではちょっと考えられないことです。振り駒で後手番に。相矢倉の出だしから早囲いを見せられたので急戦に変化。図は△3一玉と寄った局面。ここでは指し易いと思っていました。
ここから▲1八角△6二金▲5四歩と進行。どこかで見たことがある遠見の角が好手でした。△6二金に▲8一角成で△5一飛と引けば馬を逃げるしかなく、そこで△4九角から攻めれば十分という読みだったのですがじっと▲5四歩と垂らしたのがまた好手。これで大変な将棋です。この後、どの手が悪かったかはじっくり研究しないと判明しないのですが急に不利に。
今5四にいた角を▲4三角成と捨てて△同銀▲5一飛△4一歩▲5八飛成という角交換が行われた局面。ただの角交換なので大変だろうと安易に考えていたのですがいざこの局面を迎えてみると竜が手厚く必敗なのに気が付き愕然としました。気を取り直して△5四歩▲7七銀△4二歩と辛抱。△4二歩は▲2五歩△同歩▲2四歩△同金▲5一角の筋を消し、後に発生するであろう▲4五香に備え、角での王手のラインを消した一石三鳥の手。この後、先崎八段が小ミスを重ねて勝負形に。最後は逆転かと思いましたが届きませんでした。189手で負け。挑戦者決定戦進出を逃しリーグ陥落となってしまいました先崎八段には4連勝していたのですが痛いところで借りを一気に返されました。悪手は指しましたが大熱戦だったので良しとします。詳しくは観戦記を読んでください。
189手の大熱戦、お疲れ様でした。
観戦記を楽しみにしております^^
大熱戦だったのに早いブログ更新ありがとうございます
竜王防衛に集中戴き易い環境とお考え戴き、年末の防衛戦にはこの悔しさをぶつけて、圧倒的に防衛されることを心より期待しております。
それにしても4二歩の粘り強さ
こういう手がさせるようになりたいものです・・・
結果は大変残念でしたが
△4二歩はすごい辛抱!
こういう指し手が今後につながりますよっ
次のチャンスは必ず、ですね。
観戦記楽しみにしてます。
おつかれさまでした。
でも先崎さんは今迄タイトル戦登場がありません。 ここは先輩に花を持たせたと思って挑決で頑張ってもらいましょう。
佐藤さんは挑決で負けると棋聖防衛も黄信号。 どっちにも勝って欲しい。
ここは厳しく。
1.なにやっとんねん。1年の努力が無駄じゃん
2.ということで、宝塚記念で倍返ししましょう
王位戦は紅白の各リーグ2名残留ですから、
挑戦者決定戦への進出を争った、渡辺、先崎両氏の残留だと思っていましたが。
順位の差はあるにしろ、プレーオフ1勝して陥落はなんか変ですね。
残留、陥落ややこしいですが・・・
プレーオフはリーグの星に
カウントされない(リーグはリーグで
完結している)ので、谷川九段は同星の
1位なので残留(来期2位)
もうひとりは組で優勝した
先崎八段(来期1位)の2人になりますね。
あきら先生は勝つと負けるで大違いの
厳しい戦いだったんですね。
それにもかかわらず、敗局直後に冷静に振り返る精神力に脱帽です 次が大いに期待できますね。捲土重来を目指してください!
谷川先生が残留されたので私的には嬉しい面もありよく分かりません。
順位戦と防衛モードに切り換えちゃって下さい!
来年は挑戦、奪取といくことを期待しています。今年は竜王防衛はもちろんですが、B2昇級を期待しています。早く名人戦に登場する姿を見たいです。
王位戦で3名以上のプレーオフになったときは、
1回戦で負けると、順位上位でも陥落、
となっています。
だから、あきら先生は残留、と
思っていたのだけどなぁ、、、
でも、私には下の局面から「勝負形に」なったということに、竜王の勝負強さを感じます。簡単に負けないことは、大切ですよね。
それはなにか厳しいような気が・・・
羽生さんとのタイトル戦を楽しみにしていたのですが、残念です
アキラ先生は、ヤフー将棋もされるのですか?
来期巻き返して下さい。
期待しています。
最近は、順位戦第1局から王位リーグ最終戦、プレーオフ第2戦とヘビーな対局が続き、13日の時点で、既に疲労が蓄積気味だったのではないですか?
> どこかで見かけたような遠見の角打ち-----
天野宗歩の角打ちは、確か19世紀前半頃のお城将棋でしたから、これは「200年に一度あるか無いかと云う名角」なんですね。
渡辺さんの解説でも、「この遠見の角打ちと5四歩に押さえ込まれた」とありますから、これはもう、先崎八段の絶妙手に降参するしか無い模様ですね。
それに強気な渡辺さんの性格では、▲1八角と打たれて、(その是非は、私には分からないのですが)自分から「御免なさい」と謝る△5四歩なんて、チラリとも思い浮かばない手だったのでは、ないでしょうか?
それだけに、解説にあります「それ以上の好手だった▲5四歩」が、見た目以上に効いていたのですね。
プレーオフ第2戦に勝利したにも拘らず、リーグから陥落するとの由、規定には不案内なので「それは、残念なこと」と申し上げるだけです。ただ渡辺さんは、リーグ本割では谷川九段に負けていますから、その点だけ考えれば「やむを得ないのかな?」とも思いました。
また予選からの出場、お疲れ様です。御健闘を祈っております。
どうぞ今後とも、ご活躍下さい。
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