イギリス もぐもぐ日記

イタリアからイギリス・ロンドンへ。「TONGUE ‘N CHEEK」開店しました。美味しいもの探しはまだまだ続きます。

Funghi Porcini

2010-08-31 05:48:20 | おいしいもの ー 食品・食材編
Funghi Porcini(ポルチーニ茸)と言えば、日本で言う松茸のようなもので、なぜか珍重されているきのこ。

夏になってから、毎週土曜日にTrentoのメルカートの八百屋さんに行くのようになったのだけれど、2週間ほど前から秋の風物詩的なきのこ屋さんが出現。
たった2軒のきのこ屋さんなのに、山のようにどっさり積まれたきのこを見ると、やっぱりここは山なのねぇと、改めて実感させられる。

私は松茸にしてもそうだけれど、特に食べたい!!とは思わない。
松茸なんて高いだけで、椎茸の方がよっぽど味があっておいしい。と思う。
でも、うちの夫はなぜか毎年Porciniを見かけるたびに心を躍らせているっぽい。
そして、今年もやっぱり躍らせていた。

まあ、見ればでっかいのがゴロゴロ。
立派といえば立派だけど、『いくらするのかねぇ』と自問自答してみる。
が、以外と高くない。
2人でリゾットにと言ったら、「これ1本で十分よ」と言われたけれど、ちょっと少なくないか?と疑問だったので、もう一本足してみる。
かなりの大きさのもの2本でなんと5ユーロ。
もっと20ユーロくらい行っちゃうのかと思ってドキドキだったのに。
しかも、質の違いで2種類あって、高い方のは焼いたり、生で食べる用。
安い方はリゾットやパスタ用。
安い方のは笠の裏側が黄緑色っぽくなっていて、ここがいい味出してるそうなので、私たちはリゾット用にこちらを購入。

いままでMilanoやPadovaのメルカートで見つけると試しに買ってみたけど、いつも虫がいたり、なんかしょぼかったり、高いばっかりで当りが無かった...
でも、これは半分に割ってみると真っ白なスポンジというか、繊維というか、とにかく新鮮!

はじめにニンニク、オリーブオイル、小さく切ったPorciniを炒めて、最後に軽く塩、そしてパセリを加えたソースを作っておき、リゾットの最終段階でこのソースを投入。
こうすると、食感もいいし、香りも逃がさない。
そして出来たリゾットはこちら。


優しい味のリゾットで、くどさがなくてとっても美味しかったです。
ちなみに、夫が全部料理したので、自分で作らずに済むとなると余計に美味しく感じるわぁ。

そして、次の週。
ミラノから友達がやって来るので、じゃあ、あのPorciniをまた買いに行こうと出かけて行くと、今度はPorciniのとなりにえらいでっかいきのこらしきものが...
またまた夫がはしゃぎだした...
「これ、すっごいおいしいんだよぉ
を連発する夫。
『Mazza Tamburo』と言う名のきのこ。


Mazza=棒、野球のバット
Tamburo=太鼓
その名の通り、平べったくて直径20cmは軽くありそうなのがいっぱい。
ここで売られているのは軸はほとんどなかったけれど、生えている時は長~い軸の上にこの笠が乗っかっているそうです。

これと、またPorciniをわんさか買い込んで、お値段7ユーロ。
安くて目が飛び出ますわ

Porciniの一部はパスタに。
残りとMazza Tamburoはグリルに。

が、グリルのPorciniを食べて一言。

私はPorciniが好きじゃない

ことが発覚。

パスタやリゾットはおいしいし、好き。
でも、ちょっと厚く切ったグリルはなんかふにゃふにゃで、はっきり言ってボエェーって感じ。
しかも、一口しか食べれませんでした。

イタリアでも日本の松茸と同じく、希少で値段が高いので珍重されているっぽいけど、実際食べてみると他のきのこの方がおいしい、というのがみんなの意見らしい。
やっぱり。

ちょっと脇役っぽくなってしまった、Mazza Tamburoは食感もしっかりしていて、味も香織も強くてとっても美味しかったです。
これはいくらでも食べられそう。
値段も安いし、軍配は確実にこの大太鼓。
次回は主役張って頂きたいです。



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Mugolio(ムーゴーリオ)

2010-08-21 05:58:57 | おいしいもの ー 食品・食材編
うちの娘さんは朝からよく食べます。
例えば、煮りんご(りんご半個以上)+ヨーグルト60gくらい(あげればもっと食べる)、プラス、私が食べてるおにぎりをちょっとたべる、か、パパが食べてるビスケットを食べる。それにカフェラッテもちょっと横取り...
今の季節だと、煮りんごの代わりに桃1コとか。
とまあ、小さい体のどこに納まるのか不思議。

今回の話題のMgolioは一体どこに現れるのかというと、ヨーグルトと共に登場するのです。(写真でちょっと分かりにくいですね

Mugolioとは何なのか??
私も今まで見たこと無かったのですが、焦げ茶色のどろっとした液体がMugolio。
Mugo(ムーゴ)という松の松ぼっくりから抽出されたもの。
このMugolioの生産者は他にもフルーツのコンポートや、野菜のペースと、山菜の酢漬けなどを作っていて、しかもとっても美味しい。
とくに、山菜は季節になると山に出かけて行き自分で摘んでくるのだそうで。
夫の知り合いなので、いつか一緒に連れて行ってもらおうと思っているのだけれど、未だ実現ならず...

そのMugolio、瓶を開けると甘酸っぱいにおい。
そして、ペロッとなめてみると程よい酸味と甘み
これを、煮りんご(りんごを切って水を少し加えてにたもの。砂糖を入れてないのに甘酸っぱくて自然な甘さ)とヨーグルト、またはヨーグルトのみにタラッとかけてホイっと出すと、ガブガブガブっとあっという間にからっぽ。
器にへばりっ付いたのまでスプーンで寄せて(手伝ってあげるけどね)きれいに完食。
しかもまだ食べたそうな顔してる。

特にフルーツ・野菜が大好き。
ほっといたらどんだけ食べるのか計り知れない...
大人より量的に上を行くのではないかと。
そして、その食べた分のエネルギーをすべて発散するべく、すごい勢いで走り回り、どこでもよじ登り、取り巻きの私と夫はぐったり...

食いしん坊の血は確実に2人から。

暴れん坊の血はどちらから...


私か。




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美味しく出来た!! 3連ちゃん!!!

2010-08-19 06:16:19 | おいしいもの ー おうち編
同じ料理を作っても、その時によって出来具合に誤差あり。
そりゃ、食品製造の機械でもないし、プロのシェフでもないので、当たり前といえば当たり前。
なので、ある時は『おかしぃなぁ~、おんなじに作ったはずなのに...』という時もあれば、『おっ、今日のはかなり美味しい!』ということもあるのです。

そんななか、なぜかポンポンポンッと立て続けに良く出来ちゃった3品。

ひとつ目は、ボンゴレスパゲッティー。

あさりは買って来てすぐに砂を吐かせるために塩水へ。


いつもはテキトーに水に塩を入れてたけど、ちゃんと計って2%の塩水を作ってみた。
それが功を奏したのか、ピューピュー元気良く水ごと吐いてくれて、蓋を取って様子をうかがうごとに水がピシャーっとボウルの外へ。
夫は「こんなに元気なのに食べるのかわいそう...」
確かに、、、でも、こんな粒が大きくて、見るからに美味しそうじゃないっ。

そんな言葉を横目に、出来上がったのがこちら。


塩加減といい、スープの量といい、パスタの茹で具合といい、Perfetto(パーフェクト)
味付けは、ニンニク、唐辛子、パセリ、オイル、白ワインのみ。
シンプルだから、逆に同じ味を出すのが難しいのか?

そしてお次ぎはこちら。


トマトソースのパスタ。
トマトソースと言ってもトマトの形が結構残っている、さっと煮込んだもの。
塩漬けケッパー、アンチョビいり。
今回はDatteriniという細長いプチトマトを使用。
これは甘みが強くて、サラダに入れてもとっても美味しい。
そのおかげか、ソースも酸味が強すぎない自然な甘さに。
そこにケッパーとアンチョビの塩気が入り、いい具合に調和。
それが更にパスタと絡み合うと  ほんとに飛び出します。

そして最後は餃子~


皮作りの時点から、今日はいい感じだなぁ~とは思っていた。
包みながらも、ぜんぜん穴が開いたりしなくていいペース。
しかも、テキト-に作った具と、テキトーに作った皮の数がピッタリ

やっぱり、美味しいものが出来る時って、準備の段階から美味しさを感じるというか。

焼き上がったらきれいな羽も出来ていて、見るからに美味しそう。
それに例の大吟醸醤油と酢とラー油のたれをつけてほおばったら、もう。

毎回こんなふうに美味しく出来ればいいんだけれど、それが出来ればプロになってるよね。



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Case di Viso - Ponte di Legno

2010-08-15 06:26:13 | お出かけ
これまた、先週の日曜日。
つい、日記を書くのが1週間遅れになってしまいがち。

さて、今回はどこに行ったかというと、Ponte di Legnoという街。
Torentinoを通り超し、LombardiaのBresciaに入ってすぐのところにあるリーゾート地。
そこに、夫の友達の別荘があり、友達がちょうどヴァカンス中だということで私たちもおジャマすることに。
いままで、3回くらい彼がいる時に訪れているので、行き慣れた感じ。

朝7時過ぎに家を出て、9時過ぎにはもう到着して、友達と合流して朝ごはん。

それから、車で15分くらいのところにあるCase di Visoというところに移動。
ここは、山の中にポツンと外界から切り離されたようなところにある集落。
一度は無人化したこの集落も、いまでは夏の別荘地に。


石造りのほんとに山小屋風の家が小川のせせらぎ沿いに並び、なんだかタイムスリップしたような雰囲気。
そのうちの一軒がCaseificio(乳製品製造所)。


入り口脇にならぶ牛乳を入れる容器がこれまたハイジ。
ここでバターを購入。


見て、この色。
ほんとに黄色が濃い!
そして、味も濃い!
夏のこの時期は牛が新鮮な牧草を食べるから、乳も牧草の香りがするのです。
その乳から作ったバターは格別
パンに塗ったらもう止まりません

このCaseificio近くに仔牛ちゃんたちを発見
最初は「カワイィー」を連発していたのに、


近づいて来たらビックリして言葉を失ってる我が子。

ここの集落から更に上に登る山道が続いていて、ピクニック・バーベキューエリアも。


こんなところでバーベキューなんて、お・い・し・そぉ~
しかも、時間がちょうどお昼ごはんの準備中だったために、あちこちでけむりモクモク、いい匂いプンプン。
空きっ腹を刺激しまくりです。

そこからふっと山の斜面を見上げると、羊の群れ。

友達は以前、二つの群れが交差するのを見たそうです。
それは、私も見てみたい。

ここを訪れたのは2回目だけれど、前回は曇り・霧雨でエライ寒かったのだけれど、今回はとってもいい天気で肌がピリピリ。
SPF50のクリームを毎日塗ってるのに、なんだか確実に黒くなっている私の肌。
イタリアってほんとに日差しが強いなぁ。



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ついでにピクニック

2010-08-14 05:48:01 | お出かけ
今週末になって、先週末のことを書いてしまいますが...

土曜日のこと。
朝からお日様ギラギラのいい天気。
いつも、Trentoに行って買い物をするのだけれど、今日はBolzanoへ行こうと。
Bolzanoは街並もきれいで、お店も沢山あるのでTrentoへ行くよりずっと楽しめるのだけれど、ひとつ欠点が。
それは、土曜の午後はほとんどのお店が閉まっている...
日本人からすれば、土曜の午後なんて一番の稼ぎ時なのにねぇ。
宗教的な習慣だから、ここのひとたちはそう言うもんだと思って生活してるわけで、私たちよそ者にはただ不便なだけなんですけど。

土曜の午後は普段ならプールに行くのだけれど、夏休みなので朝からフリー。
そこで、朝からBolzanoに行こうじゃないの、というわけで、やって来ました。

そして、お昼の時間。
いつもなら、どこで食べる~?って感じなのですが、今回は外でピクニックにしようということに。
どこで?
それは、街の中心からものの5分と言ったところでしょうか。
Talveraという川が流れていて、その川沿いが花畑、公園、遊歩道、サイクリングロード、美術館...と、とっても雰囲気のいい憩いの場になっているのです。
上の写真ではうちの子供が花に埋もれておりますが、実はクローバーが一面に咲いていて、ミツバチもブンブン飛んでおりました。
夫いはく、ミツバチは刺さない...と。

ほんとか??

ま、うちの怪獣なら、襲われそうになっても襲いかかってそうですが...

そんな気持ちのいい場所で、買って来たパンと、ハムと、チーズでパニーノを作り、ビール飲んで、サイコー

街なかにこんなところがあるなんて、素敵
近くに住んでたら、毎日でも散歩したいわぁ。



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お菓子作りもたのしいなぁ。

2010-08-07 05:37:15 | おいしいもの ー おうち編
ずっと、パンやPizzaばかり焼いていたのだけれど、諸事情により家にフルーツがてんこ盛りだったので、たまにはお菓子でも作ってみるか、と一念発起した私であります。

まずはブルーベリー。
ロンドンで新しい味を発見してしまったうちの子。
友達が家で出してくれたさくらんぼとブルーベリー。
さくらんぼはイタリアでも大好きでよく食べてたのだけれど、ブルーベリーはあげたことなかった。
最初は見たこと無い形にちょっと引き気味だったけど、ひとつパクッと口に入れたら、最後...
もう、やめられない、止まらない
ですよ。
パクッ、パクッとリズミカルに全部一人で平らげちゃって、おいっ。
次の日も、友達がひとパック開けたら、ほぼ一人で完食。

イギリスのブルーベリーは大きくて、甘い。
そして、安い。
イタリアに帰って来て、値段の違いにビックリ。
「うーん、でも、これって、食べやすいし、大好物だし、栄養価高いし、おやつにはもってこいだからなぁ、ちょっと高くても買ってあげようか。」
なんて思っていたら、とあるスーパーでOfferta(特売)の文字。
買っとけぇ~と3パックも買い込んで、ルンルンでおやつの時間を待つ。
昼寝から起きた子供にちょぉ~自信ありげに、
「ブルーベリーだよぉ~、いっぱいあるからたんとお食べ~

「んっ

なんか手の動きが鈍いんですけど。

ひとつ私もつまんでみると。

すっぱぁ~

コレじゃ食べないよなぁ~。
このブルーベリーどうしようか、となり、レシピ探し。
その結果、こんなの出来ました。


ブルーベリーマフィンでございます。

しっとり、でもふわっと軽く、ブルーベリーの酸味も程よい甘みに変わり、Good
夫にも好評で、最後の1コもいつもなら「半分つしようか?」って聞くのに、あっさり消えた...
ラム酒がちょっと効いてたので、子供には沢山はあげられないけど、ちょこっと味見。

わざわざブルーベリーを買ってでも、また食べたい味です


そして、もうひとつ。


桃のコンポート入り、チーズケーキ。
大量の白桃を消費しようと思ってまずはコンポートに。
中身は白いけど、皮が真っ赤だったので、剥いた皮を一緒に似たらかなり濃いピンク色に。
それを、チーズケーキの中にも混ぜ、上にものせて焼き上がり。
甘さ控えめで、甘酸っぱい桃がかなりいいアクセントになり、サイコー。
写真のは初めて焼いた物だけど、実は、あまりにもおいしくて、まだ残っていた桃を全部コンポートにして、2度目のチーズケーキも焼きました。
やっぱり、1度目よりきれいに、しかも改良した分もっと美味しく出来ました。

このチーズケーキ、誰が一番虜になったかと言うと。

それは、夫。

「ほんとにおいしい、ほんとにおいしい」
って何度も何度も、繰り返してました。

でも、あんまり何度も言われると、言葉の重みが薄れるんですけど...ね。



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