さてさて、次はFirenze。
4日目にお昼をRomaで食べてさっくりFirenzeに移動の予定。
が、ここでもRomaスパイラルに巻き込まれる事に...
車に乗り込み、Firenze方面の高速道路に向かう途中にあるRoma郊外の小さな町のレストランでお昼にしようと、電話で予約。
「今、もう車で向かっているので20分もしないで着きます~」
と、夫も私も楽勝気分だった。
というか、やっとRomaとおさらばね~って感じ。
なのに。
その直後、渋滞の気配...
『やべ...』
Roma4日目にしても未だにこの街の事情を把握し切れていなかった...
もぉ~
たった、30km程度の距離が1時間半かかるってどういう事よ。
しかも、別に事故があったとかじゃなくて、自然渋滞。
さらに、もう怒りを通り越して笑かしてくれるのが、やっとRomaを抜けて、目的の小さな町にたどり着いたところで、また渋滞。
「こんなちっさい町で渋滞って、考えられんんん~」
レストランには滑り込みで間に合い、何とか腹ごしらえ。
もうあとはFirenzeに向けて一直線。
夕方5時半には着いて(早っ)、ホテルにチェックイン。
そこから徒歩でDuomoのある街の中心へ。
やっぱりいいわぁ~、Firenze。
落ち着いてるし、街中は徒歩だし。
友達2組と久々の再開をし、Wine Barで夕ご飯。
街の中心で夜9時にごはんが食べれるところということで、ここを選んだので、特別美味しいってワケではなかったけど、そこそこ食べれたし、とぉ~っても感じのいいソムリエのお兄ちゃんの楽しい話を聞いて、Firenzeに到着してから数時間なのにココロは完全にリラックスぅ~。
Romaの4日間がなんだったのか。
どうせなら、Firenzzeに4~5泊したかったなぁ。
ホテルもすごい良かったし。
なにせ、前日にネットで予約したので、普段は180ユーロの部屋が、なんと70ユーロ!!
Duomoまで10分ちょいのSan Marco周辺で、とっても静か。
友達に言ったら、「えっ?!それ部屋にトイレついてんの?」と、ほんとに目をまん丸くさせてました。
さて、2日目にして最終日のFirenze。
ホテルで朝ご飯を食べた直後に、こちら。
『Caffè Latte』(あれ?Latteriaだったかな?)というBarで、なみなみと注がれたCaffè Latteにでっかいケーキ。
底にプルーンがしいてある、プリンのようだけど、もっとしっかりしているケーキ。
生クリームもとろ~ん。
ほんとにちっこいお店です。
店内は昔の雰囲気がそのまま。
ガラスケースには大きなホールケーキがずらり。
こんなかわいい店でも、フツーにおじいさんがコーヒーとケーキ食べてたり。
日本じゃ考えられないよなぁ...
さて、お次ぎは、昼ご飯。
『ino』という食材屋さんでパニーノ。
夫の知り合いでもあるし、パニーノもすごく美味しいという事で、勇み足でここへ。
中身はもう何だか忘れましたが。
これは夫のなので、ハム系と(臭い)チーズだったと思います。
私のは確かドライトマとアンチョビと...パプリカだったかなぁ。
1泊2日、時間にして24時間程。
こんな短い滞在でも超満喫のFirenze。
いままでも好きだったけど、今回でずいぶんポイントが上がりました。
そんなFirenzeを後にし、夫の実家のあるPadovaへ。
クリスマスは夫と私で魚料理を作る中、子供はプレゼントを物色中。
26日はVeneziaの友人宅で夕食。
私の友達Eちゃんがお仕事だったので、旦那さんが作ってくれた夕ご飯。
いろいろおまけも加わって、すごい品数がテーブルに。
旦那さん、料理上手だなぁ~。
27日は朝から市場で美味しいものを買い込み、Padovaの友人宅で夕食。
こちらも夫と友人(彼の方)の男料理。
夫が料理する間、私は子供の面倒を見るハメに。
料理するより疲れるんだなー。
そんなこんなでいろんな人に会えたPadova滞在を終えて、家に帰ると思いきや。
ここからBergamoへ。・
たまたまBergamoにいる夫の友人に会うために、最初はVerona辺りでなんて言ってたのにどうせなら前々から行きたかったBergamoまで行っちゃおう!という事になり、念願のBergamo散策。
Bergamoは丘の上のAlta(旧市街)と丘の麓のBassa(新市街)の二つの街からなっていて、まずはBassaに車を止めて、ケーブルカーでAltaまで。
ケーブルカーの駅から降りたとたんに、何だか中世の匂いが感じられる雰囲気。
街の中心のPiazza Vecchia(ヴェッキア広場)。
車がいないのをいいことに走りまくる白ずきんちゃん。
広場奥にあるCappella Colleonia(コッレオーニ礼拝堂)。
昔の洗濯場?
道一本裏に入ると、ひっそりと雰囲気のいい道が。
どの店も、古いたたずまいの時が止まったような店構え。
もちろん、新装はしているものの、古き良きものが残っていて、歩いているだけで落ち着く街。
ちょっと遠回りして寄ってみて良かったわぁ。
子供も走り回ってさすがに疲れたのか、ベビーカーでぐっすり。
じゃあ、ちょっとCioccolata Calda(ホットチョコレート)でも飲んでいこうか、と入った古めかしいBar。
レジのBarの主のおばちゃん。
「あれだから、こうよね、Amore mio」
「あっちはああだから、こっちはこうよね、Amore mio」
「・・・Amore mio,・・・Amre mio」
普通、旦那さんとか、恋人とか、家族とかを親しみや愛情を込めて呼ぶ時に使う『Amore mio』。
それを連発しているので、私はすっかりバリスタのおっちゃんは旦那だと思っていた。
でも、どうやら違うらしい。
私がトイレから帰って来るとおばちゃん、でっかい声で誰かと電話中。
「Amore mio~、 Amore mio~、 Tesoro... Amore mio~、 Tesoro...」
「Sei bravissimo! Aomore~、Sei Bravissimo」
無言でおばちゃんの電話の会話を聞きつつ、目はまん丸。
Barから出た瞬間、夫に「Tesoro! Sei bravissimo!!!」とまねてみた。
会話の一部始終を聞いていた夫。
「あれ、会計士の人と電話してたんだよ」
「えええっ!!」
『Tesoro(宝物)』なんてイタリア人は孫や子供によく使う。(のを良く耳にする。)
まあ、わたしもどっかのおばちゃんに言われた事あるけど、日本人からするとちょっと気持ち悪い。
宝物って、ねぇ。
それを、赤の他人の会計士にこんだけ連発するってどういうことよ?
イタリア人の夫でさえ爆笑。
旅の最後の最後でおもしろいもの、聞かせて頂きました。
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