認知症の早期診断 介護並びに回復と予防のシステム

アルツハイマー型認知症は、廃用症候群に属する老化・廃用型の生活習慣病なので、発病を予防でき、早期治療により治せるのです

認知症の90%以上がアルツハイマー型認知症なのです(B-27)

2015-01-01 | アルツハイマー型認知症に対する正しい知識

  信じれば 仏に見える 魚頭

      見れども見えず 聞けども聞こえず  By kinukototadao

 

        

&認知症の専門家とされる人達の誤りの数々

世の中には、認知症の専門家とか名医とかいうふれこみで、テレビに登場する人たちがたくさんいます。テレビに登場したとか、肩書とかだけで、皆さんは、その人達の言うことを信じてしまうのです。

アルツハイマー型認知症は、発病の原因もわからないし、治すことも出来ないし、ましてや予防することができるだなんて世迷い事だと言われて、信じ込んでしまっているのです。

 ノーベル賞の受賞者を抱える立派な組織が、アミロイドベータの血液中に含まれる量で、アルツハイマー型認知症の初期の段階を判定できるなどと新聞発表すると、疑うこともなく信じ込んでしまうのです。血税が無駄なことに費やされ、若く有為な青年たちが結果が出ることが無いテーマに何年間も従事させられて無駄に過ごしてしまうことになるとは考えもしないで。

    

「アルツハイマー型認知症」は、廃用症候群に属する単なる「生活習慣病」であって、「前頭葉」(前頭前野のことを言うものとする。以下、同じ)を含む脳全体の機能レベルの直接のアウト・プットそれ自体が、認知症の段階的な症状として発現してくるにすぎないからです。認知症の専門家とされる人達、脳科学者と称する人たちが、「意識的な世界」を支配しコントロールていて、脳全体の司令塔の役割を担っている「前頭葉」の働きについてよく知らないことが、「アルツハイマー型認知症」の発病のメカニズム(原因)に気づかないことや回復の可能性と言う視点からの3段階に区分される段階的症状の存在に気づかない最大の原因となっているのです。

「前頭葉」の個別機能の機能発揮度に関わる意欲、注意の集中力及び注意の分配力という「前頭葉の三本柱の機能」が抱える加齢による機能の老化の問題並びに使われる機会が極端に少ない「生活習慣」に起因する「前頭葉」の廃用性の機能低下の問題に目を向けない限り、迷路におけるラットの行動を追い掛け回したり、血液中のアミロイドベータの量を追跡している限り、「アルツハイマー型認知症」の発病のメカニズムに気づくことはないし、回復させることが可能な本当の意味での「早期の段階」を的確に検知し判定することはできるはずもないのです。

 そもそもそうした認知症の専門家としての権威があるとされている人達こそが、権威こそ世界一でも内容に重大な誤りがあるあの「DSM-4」の規定(アメリカ精神医学会が定める、「アルツハイマー型認知症」の診断規定)の要件(「記憶の障害」を「第一の要件」とし、「失語、失行又は失認のいづれかの症状の確認を「第二の要件」としている)を全く疑うこともなく、信じ込んでいるからなのです(ここを「クリック」してください)。

    

    

 これから先1年も経過すると、私たちが警告してきた「マグマ」が噴出してくることになります。生き甲斐なく、趣味なく、交遊なく、運動もせず、目標となるものもない、ナイナイ尽くしの「単調な生活」が継続されていると、使われる機会が極端に少ない「生活習慣」の下で、置かれている状況を判断し、状況判断に沿ったテーマを見つけて、その内容を計画し、脳の各部に実行の指令を出す役割、脳全体の司令塔の役割を担っている「前頭葉」が、廃用性の加速度的な機能低下を進行させていくことになり、その先に「アルツハイマー型認知症」の発病が待っているるからなのです。「加齢」による「正常老化」(私たちの発見と命名)の進行とナイナイ尽くしの「単調な生活」の継続と言う「生活習慣」による「廃用性の機能低下」との相乗効果による「前頭葉」を含む脳機能の加速度的な機能低下が発病の直接の原因なのです。アミロイドベータの蓄積やタウ蛋白の蓄積や脳の委縮が「アルツハイマー型認知症」発病の直接の原因ではないからです。それらは単に、症状進行の「副産物」に過ぎないのです。従って、「アルツハイマー型認知症」は、「前頭葉」を含む脳機能の低下に対応する形で、私たちが類型化した症状を基礎として区分する「三つの段階」、回復させることが容易な「小ボケ」、回復させることが未だ可能な「中ボケ」及び回復させることが困難な「大ボケ」の段階をたどることが特徴なのです(ここを「クリック」してください)。 

あの「東日本大震災」の被災地の60歳を超える年齢の「高齢者」たちの症状が進んできて、私たちの区分で言う「中ボケ」(中等度認知症)の後半から末期の段階である「大ボケ」(重度認知症)の段階の症状を呈する人たちが、日本中のどの地域と比較しても、異次元と言える発病の程度と規模とで発現してくることになるからです。「東日本大震災」の記憶が社会の中で次第に風化していく現象の中で、「アルツハイマー型認知症」の驚異的な発病の率と規模と言う形で、再び日本全国の皆さんの脚光を浴びることになってしまうのです。 ここまで症状が進んでくると、認知症の権威とされる人達も、不活発病とやらでもなくて、老化現象でもなくて、「アルツハイマー型認知症」そのものを発病していたこと及び現在も発病する人たちが増え続けていることに気づき、私たちの主張の正しいことを認めざるを得ないことになるのです(ここを「クリック」してください)。

    

我が国全体としての高齢化率は、25%を超えるところまで来ました。これを社会現象として言い換えると、認知症全体の90%以上の割合を占めている「アルツハイマー型認知症」の発病者達が、世の中にあふれかえることを意味しているのです。「アルツハイマー型認知症」の特徴は、「身体が持つのに、脳が持たない」ことなのです。私たちの区分で言う末期の段階である「大ボケ」(重度認知症)の段階の症状が発現してきても、身体が持つのです。何か別の病気が原因で死を迎えることになるまで、脳の機能レベルは低下し続けていく(「大ボケ」レベルの症状の中で、さらに症状が重いものになっていく)ことになるのです。脳の使い方としての生活習慣の違いから、人によっては、その進行度合いに差があるにしても。このまま発病の予防策を考えることもなく及び本当の意味での早期の段階(小ボケ及び中ボケまでの段階)で見つけて正常なレベルに回復させるための対策を打たないで、「蛇口を開き放し」にしたままで居ると、早晩「介護保険制度」が財政面から破綻してしまうことになるのです。私たちは何の為に生きるのか、特に高齢者と呼ばれる年齢の人達には、「第二の人生をどのようなテーマをもって、どのような日々を生きる」のか、「前頭葉」を含む脳の使い方としての「生活習慣」が問われているのです。我が国は、1000兆円を超える累積債務を負っているのです。子供達や孫達に何を残すのか、国民全体で深く真剣にこのことを議論すべき時に来ている、今や私たちは、「がけっぷち」に立っているのです。

      

「アルツハイマー型認知症」は、学説(因果関係の証明がなされていない、単なる仮説)が主張する、アミロイドベータやタウ蛋白や脳の委縮が原因で発病するわけではないのです。上述のように、廃用症候群に属する単なる「生活習慣病」であって、「前頭葉」を含む脳全体の機能レベルの直接のアウト・プットそれ自体が、認知症の段階的な症状として発現してくるにすぎないのです。発病自体の予防も出来るし、早期の段階で見つけて治すことも出来るのです。発病を「予防」する(「前頭葉」の機能レベルを正常なレベルに保ち続ける)上で不可欠で唯一の方法は、「前頭葉」を含む脳全体を活性化する生活習慣の構築とその実践なのです。早期の段階(私たちの区分で言う「小ボケ」及び「中ボケ」)で見つけて「治す」(「前頭葉」を含む脳の機能レベルを正常なレベルに回復させる)不可欠で唯一の方法は、「前頭葉」を含む脳全体を活性化させる「脳リハビリ」を実践する生活を継続することなのです。 

 但し、発病を「予防」することも早期の段階で見つけて「治す」ことも、その重要不可欠な役割を医療機関に期待することは出来ないのです。脳の使い方としての「生活習慣」を構築させる体験を目的とする集団による「地域予報活動」の指導も、早期の段階で見つけて「脳リハビリ」実践の個別指導により「治す」ことも、費用以上の収益を稼ぐことが必要不可欠の命題となる医療機関にとっては、とてもではないが担うことができない役割だからです。事業体としての必要な「事業収益」を稼ぎだすことができないので、「事業としては、全くペイしない」からです。「前頭葉」を含む脳全体の機能レベルを的確に判定するには、私たちが開発した「二段階方式」のような精緻な「神経心理機能テスト」を含む手技の活用が不可欠となるのに、その使用に伴う「保険点数」が低すぎるので、医療機関は関心を持たないのです。

医療機関は、その使用に伴う医療費が極めて高額なCTやらMRIやら、時にはPETまで使って、(最も重要で不可欠である「前頭葉」を含む脳の機能レベルを判定するのではなくて)何の関係もない脳の形(萎縮の度合い)とやらを判定して、その上、回復させることが困難な末期の段階(私たちの区分で言うところの「大ボケ」の段階)で見つけて、効能の直接の因果関係が実証されてもいないのに、症状の更なる進行を遅らせる効果が期待されるとかいう「お題目」で、何種類かの薬を飲ませるだけなのです。回復させることが可能な本当の意味での「早期の段階」(「小ボケ」及び「中ボケ」)を見つけるのではなくて、回復させることが困難な「末期の段階」(大ボケ)で見つけることにしか関心を示さないのです。 

      

認知症全体の90%以上の割合を占める「アルツハイマー型認知症」の「発病の予防」は、市町村が中核となって地域と協働して実践する「地域予防活動」を展開することでしか並びに回復させることが期待可能な段階である本当の意味での「早期の段階」で見つけて、治すために不可欠の方法である「脳リハビリ」の実践を家族に対し指導する活動を地域の「コンビニ」が担うことでしか、窮状を打開する方策は見つからないと私たちは考えているのです。手を打たないで、このまま放置していると、日本全国津々裏々、限界集落はもちろんのこと大都市でさえ、「アルツハイマー型認知症」を発病したお年寄りがあふれかえることになってしまうのです(ここを「クリック」してください)。

 2015年からは、伊豆高原における「エイジングライフ研究所」としての従来の活動と南箱根ダイヤランドにおける「脳活性化研究所」としての新規の活動とを「車の両輪」として頑張るつもりです。ただ私は、寒い冬がとても苦手なので、本格的な活動は春3月になってからになります(ここを「クリック」してください)。

 注)本著作物(このブログN0-127に記載され表現された内容)に係る著作権は、(有)エイジングライフ研究所に帰属しています。

   

&アルツハイマー型認知症の発病原因に関わる学説の問題

    

    ① 「エイジングライフ研究所のHP」は、この紫色の部分をリックしてください。

  ②もう一つのブログである、「 脳機能からみた認知症」は、この紫色の部分をリックしてください。

    

    

    

    

    

    

    

    

    

    

    

    

    

    

    

    

    

    

 

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