goo blog サービス終了のお知らせ 

認知症の早期診断 介護並びに回復と予防のシステム

アルツハイマー型認知症は、廃用症候群に属する老化・廃用型の生活習慣病なので、発病を予防でき、早期治療により治せるのです

アルツハイマー型認知症の「最初の段階」と「末期の段階」Q/A Room(A-41)

2012-10-04 | 認知症に対する正しい知識のQ&A

Q: 世界に先駆けて「超高齢社会」を達成した喜びとは裏腹に、我が国では、認知症のお年寄りの数が300万人もいるそうです。この先高齢化が更に進展していく中で、認知症のお年寄りの数も増え続けていくと予想されているようです。認知症の人数の大多数90%以上を占めるとされる「アルツハイマー型認知症(以下、「AD型認知症」と略記する)」は、原因もわからないし、治すこともできないタイプの認知症と聞いています。打開策がないまま、「少子高齢化化」が予測を超えた急速なスピードで進む中での「AD型認知症を発病した高齢者」の数も、予想以上の速さで増加しているようですね。この先どうなるのか、(1,100兆円を超えるとされる巨額の我が国の累積債務の問題とも併せて)、子や孫たちのことを考えると、我が国の将来がとても心配なのです。

     

  夢もなければ、希望ももてない我が国の明日  意欲もなければ、することもない我が身の今日  時の流れに身を任せ、脳の老化と国の衰退が進んで行くだけ

 

A: (撰者 斉藤藻吉の講評) 厚生労働省がこの8月に発表したところによると、これまで200万人と予測されていた認知症の末期の段階である「重度認知症(大ボケ)」のお年寄りの数が一気に100万人も激増して、300万人に達しているのです。このブログは、いろんな種類に分けられる認知症の内の大多数、90%以上を占めていて、権威機関からは、「原因もわからないし、治すことも出来ない」タイプの認知症とされている「AD型認知症」について、出来るだけ分かりやすく世の中に、(特に、東日本大震災を被災された高齢者と地域予防活動の担い手となる市町村の保健師さん達に)、「AD型認知症」について、①真の正体、②発病/症状の重症化が進行するメカ、③三段階に区分される「類型的症状」、④早期発見と早期治療の方法、⑤発病自体の予防の仕方などについて、根拠となる「脳機能データ」による裏付けも行いつつ、「真の実態」を知らせたい知らせたいとの想いから、私たち(KinukoとTadの二人が主宰する)エイジングライフ研究所が開発した「二段階方式」の考え方の概要を、無料で、このグー・ブログ上に、公開して行く考えなのです。

「AD型認知症」の発病のメカ、早期発見と早期治療による「AD型認知症」からの「回復」及び/又は、症状の重症化の進行の抑制、そして地域単位での「住民参加型の地域予防活動」等について、順次/出来るだけ分かり易く、説明して行く予定です。マニュアル化され、システム化された「二段階方式」と呼ばれる『そのシステムの使用は、有償/有期の契約が必要となっていますが、(契約の対象は、市町村の健康・保健・福祉課など/在宅介護支援センター/地域包括支援センターだけに限定)されています。但し、このブログの中で、「考え方の概要を逐次みなさんに公開していく予定である「二段階方式の手技」の内容は、非公開なので、念のため

 

     

AD型認知症」の発病/症状の重症化が進行する原因(メカ)については、「AD型認知症」の正体を『重度の物忘れが特徴の神経変性疾患』だと誤解した権威機関の提示/主張内容であり、100%誤り/出鱈目な内容』である/米国精神医学会が策定した診断基準である(DSM-Ⅳ)の規定並びに(DSM-Ⅳ)の規定内容が正しいものであることを大前提とした仮説である、『①アミロイドβ仮説/ ② タウ蛋白仮説/ ③ アセチルコリン仮説』による/「① 老人斑やら/ ② 神経原線維変化やら/ ③アセチルコリンの不足やらが/「AD型認知症」の発病及び症状の重症化の進行をもたらす原因と憶測により想定しているだけの「3つの仮説が、提示されているだけなのです。猶、それら(3つの仮説)は、夫々が提示する発病/症状の重症化の進行を惹き起こす原因として提示する(① アミロイドβの蓄積/ ② 神経原線維変化/ ③ アセチルコリンの不足と言う提示原因と「AD型認知症」の発病/症状の重症化の進行と言う結果との間の 因果関係の存在については、その存在を/未だに実証出来ない儘なのです。                         

①『脳の働きと言う物差し』を使い、②人類最大の難問とされていて/正体が未だに解明されていない「意識」が覚醒した/目的的な世界に於ける/脳全体の司令塔の役割を担っている『前頭葉』機能を含む/脳全体の機能レベルと/その発現(アウト・プット)である「症状」とを/厳密にリンク」させた「脳機能データ」を集積し/解析して、「AD型認知症」の発病/症状の重症化が進行する(真のメカ)を突き止め、「AD型認知症」の発病の有無及び症状の段階の判定、或いは、早期発見と早期治療による「回復」及び/又は症状の重症化の進行の抑制、更には、『対象を、「AD型認知症」に特化した/発病自体の予防」を明確な目的とした活動』であり、『住民参加型の地域予防活動』の国策化に因る全国展開を提案する/私たち「二段階方式」の考え方は、世間一般のアプローチと比べて、根本的に異なる/異次元のものなのです!!

 エイジングライフ研究所では、独自に開発した「二段階方式」と呼ばれる/『前頭葉』機能を含む脳全体の機能レベルとそのアウト・プットである「症状」とを、厳密にリンクさせた「判定方法」により、「AD型認知症」の早期発見と早期治療に因る「回復」及び/又は、症状の重症化の進行の抑制、並びに、「発病自体の予防」を明確な目的とする「住民参加型の地域予防活動」を17年間に亘って、北海道から九州に跨る全国的規模、452の市町村との有償/有期の「使用許諾契約」を締結した上で、市町村で実践する中で、極めて顕著な成果を挙げると共に、極めて多数で精緻な「脳機能データ」を集積して来ました。

単なる憶測がベースの「DSM-Ⅳ」の規定や、「3つの仮説」とは、根本的に異次元のレベルの内容であり、『主張内容が正しいことが、疫学的方法により、実証済み』であるのが、私たち『二段階方式」の提示内容の特徴でもあるのです。これまで主流とされてきた学説の「根拠」が根底から覆され、「AD型認知症」の発病/症状の重症化が進行するメカについての私たち「二段階方式」の考え方が、『世界標準』となる日は近いと考えているのです。

kinukoとTad からの説明) ところで最近、「不活発病」という名称を冠された「病気」がマスコミでしばしば取り上げられるようになってきているのをご存知でしょうか。東日本大震災の被災地の高齢者の間に、流行しているとの報道が増えて来ているのです。「前頭葉」機能を含む「脳全体の働き具合」を、神経心理機能テストその他の方法で調べることもなく、「症状」だけから判定し、「不活発病」と言う名称を冠され/取り上げられているその病気は、実は、お年寄りの皆さんが最も恐れている、あの「AD型認知症」の発病の最初の段階である「軽度認知症(小ボケ)」のことなのです。このことについて、このブログで、世の中(研究者とマスコミ)に注意を喚起しておきたいと思うのです。 

 認知症の専門家たちから、原因不明の病気とされている「AD型認知症」は、 1①『第二の人生』を生きている/②(60歳を超えた年齢の)『高齢者だけを発病の対象(「老年発症」が特徴)としていて、③『(脳の使い方)と言う視点と意味で言う/ナイナイ尽くしの単調な「生活習慣」が継続されている「生活状況」』の下で、④「意識」が覚醒した/目的的な世界に於ける(脳全体の司令塔の役割を担っている)『前頭葉』機能を含む/脳全体の機能が、⑤廃用性の/加速度的で/異常な機能低下が進行して行く/その先に、⑥『AD型認知症」の発病』/(小ボケ)及び症状の重症化の進行【(必ず、中ボケ)を経由して、最後に、末期の段階である(大ボケ)へと至るのが特徴】なのです。即ち、廃用性の異常な機能低下により/加速度的に機能が衰えた『「前頭葉」機能を含む/脳全体の機能レベルに厳密にリンクした/三段階に区分される「類型的症状」が発現して来るのが、特徴なのです。即ち、「意識」が覚醒した/目的的な世界に於ける脳全体の司令塔の役割を担っている「前頭葉」機能を含む/脳全体の(機能レベル)の/アウトプットが、「三段階に区分される類型的症状」として、発現して来るものなのです(猶、「アミロイドβ」の蓄積とは、無関係であることに、注意して下さい)。

発病の最初の段階が、「前頭葉」機能(「前頭前野」の穹窿部に局在する/複合機能体を言うものとする)だけが、異常なレベルに衰えてきている「軽度認知症(小ボケ)」の段階なのです。

「不活発病」のレッテルを貼られたお年寄り達に、「二段階方式」による神経心理機能テストを実施して、前頭葉」機能を含む/脳全体の働き具合(脳の機能レベル)を判定すれば、(「高次機能」の左脳と右脳の機能は、未だ正常なレベルに在って、最高次機能の「前頭葉」の機能だけが、既に異常なレベルに衰えて来ている)ことが容易に分かる筈なのです。

 

このブログで何度も指摘しているように、「AD型認知症」研究/診断の専門家達(学者/精神科医//製薬会社の研究者達)は、「DSM-Ⅳ」という米国精神医学会が策定した「AD型認知症」の診断基準の内容が、「極めて重大な/誤った内容の規定であることに、気付かない儘、「(3つの仮説)のような/誤った内容の仮説を提示して見たり」/末期の段階である「重度認知症(大ボケ)」の前期/又は後期の段階で初めて、発病と診断する誤りを犯しているのです。

特に、「AD型認知症」の診断が専門の精神科医は、末期段階にならないと発現してこない、「極めて重度の物忘れの症状」(第一の要件)及び「失語紛い)、失認紛い)、失行紛い)と言う極めて重度の症状」(第二の要件)が、共に確認されないと「AD型式認知症」の発病であるとは、診断しないのです。その為回復及び/又は、症状の重症化の進行の抑制が可能な「軽度認知症(小ボケ)」も/症状の重症化の進行の抑制が、未だ可能な「中等度認知症(中ボケ)」も、見落とされ、(為す術が何も残されていなくて、介護の対象となる)末期段階の「重度認知症(大ボケ)」の段階で、初めて発病と診断している(「発病のレッテル貼り」をするだけの診断)のです。 

 

 

(コーヒー・ブレイク) 日本では、若年での発症が特徴の「狭義のアルツハイマー病(「若年性アルツハイマー病」とも言います)と老年での発症が特徴のアルツハイマー型認知症」とをまとめて「アルツハイマー病」と総称する人が多いのですが、これは誤解を生むものです。若年性アルツハイマー病(狭義のアルツハイマー病)は、「アルツハイマー型認知症」とは性質が根本的に異なるものなのです。

 狭義のアルツハイマー病=若年性アルツハイマー病」は、特定の遺伝子に/生まれつき異常が認められる人/にしか/認知症の症状が発症して来ないのです。然も、発病する年齢は、早いと/30代で、遅くても/50代どまりなのです。そして、発病後に症状が進行する速さも、「アルツハイマー型認知症」の場合の症状の進行度合いとは全く異なる、比べ物にならない速さで進行するのです。

その上、現在の医療レベルでは、症状の進行を抑制する方法も、症状を回復させる方法もありません。認知症全体に占める割合も、老年での発症を特徴とする「アルツハイマー型認知症」が90%を超えるのに対し、若年での発症を特徴とする狭義の「若年性アルツハイマー病」は、僅か1%程度なのです。

       

 

(まとめ) 「AD型認知症」は、一言で言えば、①廃用症候群に属する/②老化・廃用型の/③単なる「生活習慣病」に過ぎないのです。廃用性の異常な機能低下の進行(使われる機会が極端に少ない為に、働きが、徐々に、段階的に衰えて行く性質のもの)により、何年もかけて、「前頭葉機能を含む/脳全体の機能」が、徐々に/段階的に、衰えていく結果として、「症状」の重症化が/徐々に、段階的に/進行して行くのがなのです。発病して最初の段階が、私たち『二段階方式』の区分で言う「軽度認知症小ボケ)」であり、「小ボケ」の症状が進んで/「中等度認知症中ボケ)」となり、「中ボケ」の症状が進んで/最後に、「重度認知症大ボケ)」の段階へと至るのです。

世の中で認知症の専門家と言われている人達は、DSM-Ⅳ」の規定を金科玉条として信奉しているので、末期の段階である「重度認知症(大ボケ)」の段階になって初めて、「AD型認知症」の発病だと騒ぎ出すのです。重度認知症(大ボケ」の段階にまで重症化が進行してしまうと、(「前頭葉」機能を含む/脳全体の機能レベルのアウトプットが、脳全体の機能レベルに厳密にリンクした、三段階に区分される「類型的症状」として発現して来るものなので(脳の機能低下が進んだ結果として/症状が出てきているので)、末期の段階である「重度認知症(大ボケ)」の段階で/発病を見つけていたのでは、せっかく見つけても手遅れ、此処まで重症化が進行してしまうと、『為す術が何も残されていなくて、「介護」する以外に道はない』野であり、「発病のレッテル」を貼るだけであって/発病を見つける意味がないのです。

 

注)本著作物(このブログ A-41に記載され表現された内容)に係る著作権は、(有)エイジングライフ研究所に帰属しています。

     

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする