認知症の早期診断 介護並びに回復と予防のシステム

アルツハイマー型認知症は、廃用症候群に属する老化・廃用型の生活習慣病なので、発病を予防でき、早期治療により治せるのです

「アルツハイマー型認知症」は、覚醒した「意識」が関わるタイプの認知症(I-03)

2024-01-17 | この先一週間-脳の活性化と私なりのテーマ


&1(脳の機能面からの主張と「脳機能データ」が根拠の「二段階方式」
(1)  人間だけに特有な世界である『意識的(目的的)な世界』は、左脳、右脳及び運動の脳という三頭の馬が牽引する「三頭建ての馬車」を御者が運航する世界が分かりやすい比喩となるのです。


(2)  降って沸いた『キッカケ』の発生と継続でそれまでの自身の生き方を支え/自分なりに納得が出来ていた生き方/暮らし方である『自分なりの脳の使い方としての生活習慣』を継続して生きていくことが出来なくなり、この先の状況が好転する道筋も見通しも持てない状況が継続していて、『心が折れてしまい/意欲を喪失する』ことになるのです(能登半島地震の被災高齢者達に対する、特段の注意が必要不可欠となるのです。災害関連死を報道の中心に据えたり、一部の学者が提示する「身体や/脳のフレイル」を問題視している程度では、肝心要の問題である『アルツハイマー型認知症の発病(小ボケ)』及び『アルツハイマー型認知症の症状の進行』(発病の最初の段階であり、社会生活面での支障が出てくる「小ボケ」の段階の発病者は「中ボケ」へ、家庭生活面にも支障が出てくる「中ボケ」の段階の発病者は、末期の段階でありセルフケアにも介護が必要となる「大ボケ」へと症状が進行)することによる混乱した言動が生じてくる問題の報道、被災高齢者やその家族に対する啓蒙となる報道を行うべきなのです。

    

(3) 「キッカケ」の継続を契機に、心が折れて、意欲を喪失してしまうと、『意欲』が、「注意の集中力」を下支えていて、「注意の集中力」が『注意の分配力』を下支える『三層の機能発揮の構造』のメカニズムが存在している為に、「三層の機能構造を基盤とした』意識の働きのメカニズム機能発揮上の二重構造の存在=By Tad)に因り、『注意の分配力』の機能が、「評価の物差し=意識の首座=自我」に因る評価/関心/注意に従い、「前頭葉の個別認知機能群」である『実行機能=Executive Function』を駆使して、メタ認知し、メタ認知に僅かに遅れて連動する認知、実体験認知するという『意識的/目的的』な世界の機能発揮上の二重構造が、きちんと働かなくなり、前頭葉を含む脳全体の機能レベルが原因となり、状況の理解と判断、思考、行為、発言、行動や言動に、重大な支障が出てくるようになり、混乱し、アルツハイマー型(AD型)認知症の発病/症状の更なる進行(重症化の進行)へと繋がっていくことになるのです。

(4) 機能発揮上の二重構造発揮度が、『正常なレベル⇒軽度に異常なレベル⇒中等度に異常なレベル⇒重度に/極めて異常なレベルに』へと、正常な機能低下の進行(「正常老化」による機能低下の閾値を遥かに超えた異常な機能
低下の進行)を惹き起こしている真犯人は、「DSM-Ⅳ」の第一要件の規定内容及び「アミロイドβ仮説」を筆頭とした(3つの仮説)が、『前頭葉』を含む脳全体の機能レベルの変化に関わる「脳機能データ」の裏付けも無しに、憶測に因り大前提とする「器質的な病変に因る記憶障害」という要因ではなくて、
キッカケを契機に開始され、継続されてきた『ナイナイ尽くしの単調な生活習慣(但し、食生活は無関係なのであり、仕事というテーマとは無縁の暮らし方となるのが特徴である「第二の人生」を生きる上で日々展開される脳の使い方としての意味と観点から言う生活習慣であることに留意する)、言い換えると、「自分なりに納得が出来ている特定のテーマ」」の追求が無い暮らし方、
『生き甲斐無く、趣味なく、交友無く、運動する機会も無く、地域社会に貢献する活動とも縁がない、自身が納得できる生活習慣上の目標も無い』日々の脳の使い方としての生活習慣のことなのです。
※「アルツハイマー型(AD型)認知症というタイプの認知症は、仕事とは無縁の日々の暮らし方となる「第二の人生を生きる高齢者だけ』が発病の対象となる「老年発症」が特徴なのです(アミロイドβ仮説の主張内容は、100%誤りの内容なのです)。

(5)  加齢による「正常老化の進行」という要因が、発病の基盤に在って(第一の要因)、キッカケの発生と継続を契機にして開始され/継続された「ナイナイ尽くしの単調な生活習慣」の継続による廃用性の異常な機能低下の進行要因が、発病の引き金となるのです(第二の要因)。
アルツハイマー型(AD型)認知症は、異なる二つの要因正常老化の進行の要因/廃用性の異常な機能低下の進行の要因)が、同時に存在し/充足されることに因る『相剰効果』に因って、『前頭葉』を含む脳全体の機能が、且つ、「前頭葉」/左脳/右脳/運動の脳の厳密な順番に(高度な機能から、其れよりも低次な機能の順番に)廃用性加速度的異常な機能低下が進行して行くことに因り発病するのが特徴なのです(他の種類の認知症とは全く異なる進行の順番を示すのが特徴=14689例に上るAD型認知症の発病患者の前頭葉を含む脳全体の機能レベル厳密にリンクした三段階に区分される類型的症状ともリンクした脳機能データが示す『事象の事実としての脳機能データ』が存在している)。

⇔ 権威達の間で、世界的に通説の地位を誇る『アミロイドβ仮説』を筆頭とする「3つの仮説」も、「3つの仮説」の大前提理論である『DSM-Ⅳ』の規定内容も、前記の「事象事実」としての『脳機能データ』を説明できないことに注意(=「3つの仮説」の主張内容も、「DSM-Ⅳ」の規定内容も、誤りの内容ということになるのです)。

(6)  以下に提示するのは、私たち「二段階方式」独自の脳機能データであり、世界に誇れる質と量とが自慢。
左脳と右脳の働き具合(機能レベル)を精緻に判定できる手技として世界的に評価され、使用されている『MMSE』の実施結果の脳機能データなのです。

11の下位項目で構成され、30点が満点である『MMSE』の手技の『下位項目について、極めて厳密な得点の低下順(「AD型認知症」の発病者が出来なくなっていく項目の順番』、私たち「二段階方式」の呼称で言う『MMSE下位項目の項目困難度』の脳機能データ、『事象の事実データ』)が存在しているのです【私たち「二段階方式」が世界で初めて確認し、解明し、提示して来た】。

⇒「アミロイドβ仮説」を含む「3つの仮説」も、「DSM-Ⅳ」の規定も、この事象事実の存在を説明できないのです(=アミロイドβ仮説を含む「3つの仮説」も、「DSM-Ⅳ」の規定内容も共に、重大な誤りの内容であるということになるのです。

 

(7)  下記は、長野県の或る村での「高齢者(60歳以上)」の全数調査の結果
前頭葉」を含む脳全体の機能レベルの散布図(前頭葉の機能レベルを「かなひろい」テストで、左脳と右脳の機能レベルを「MMSE」で判定した結果データのプロット図)

:正常、小ボケ、中ボケ、大ボケが存在する

(8)  私たち「二段階方式」は、『前頭葉』を含む脳全体の機能レベルに厳密にリンクした「三段階に区分される類型的症状」を指標化しています。
◎「小ボケ」:社会生活面重大な支障/脳のリハビリの実践に因り回復/症状の進行の抑制が可能

 

◎「中ボケ」:家庭生活面にも重大な支障/脳のリハビリの実践に因り症状の進行の抑制が、未だ可能

  

◎ 大ボケ:セルフ・ケアにも重大な支障/症状の進行の抑制は、最早困難(身体がもつ限り、症状が更に重くなっていくだけ)。



&2 『意識的な世界』を支配する脳全体の司令塔の「前頭葉」の役割り
(1) 私達人間だけに特有な世界である意識的目的的)な思索や思考や行為や行動や言動の世界で、何等かの「テーマ」を意識的(目的的)且つ適切に行おうとするに際しては、意識が覚醒した世界に於ける脳全体の司令塔の役割を担っている「前頭葉」(前頭前野の穹窿部に局在する複合機能体)の機能が、正常なレベルに在って機能していることが必要不可欠の条件となります(『前頭葉』の機能が複合機能体であることに気が付いて初めて、意識の機能構造の解明に繋がり、或いは、『前頭葉の機能レベル』を精緻に判定出来る「手技」の開発へと繋がるのです)。

※1 睡眠中や酒が進んで酔っているときは、「前頭葉の三本柱(意欲、注意の集中力及び注意の分配力の機能)」の機能が、正常なレベルでは機能し得ない状態にある為に、司令塔の役割を担っている複合機能体である『前頭葉』の機能が、司令塔の役割を果たすことが出来ない状態に在るのです(睡眠中は、脳を守るために、『前頭葉の三本柱』の機能を休ませている仕組みが、存在していることが理由であり、進化で獲得されたメカニズムが存在)休ませている。※2「記憶した中身を睡眠中に整理している」とかの仮説は、真っ赤な大ウソであり、『記憶は、記銘時の記銘度が高いほど、よく保持されて、よく想起されることになるだけ』なのです。

(2) 私達の意識的(目的的)な世界で、「脳全体の司令塔の役割り」を担っているその『前頭葉』は、左脳、右脳及び運動の脳という3頭の馬が牽引する「三頭建ての馬車」を操り、運航する『御者』の役割りを担っているのです。
 
◎脳は、機能分担している        ◎「二段階方式」に因る区分
  


※1 頭のてっぺんの所には、身体を動かす指令を出す「運動の脳」があります。脳卒中で、半身麻痺になる人がいます。運動の脳の左の部分が壊れると、右半身麻痺が起きます。右の部分が壊れると、左半身麻痺が起きます。運動の脳の左の部分が右半身を動かしていて、右の部分が左半身を動かしていることが分かるのです。

※2脳の後ろの左側部分には、勉強や仕事などをする為の「左脳」があります。左脳は、言葉や計算や論理や場合分けなど「デジタルな情報」を処理しているのです。
※3 脳の後ろの右側部分には、趣味や遊びや人付きあいなどを楽しむ為の「右脳」があります。右脳は、色や形や空間や感情など「アナログな情報」を処理しているのです。
※4 額のところ(前頭前野の穹窿部)には、脳全体の司令塔の役割を担っている複合機能体の「前頭葉」があります。

※5私達が意識的に何かの「テーマ」を実行しようとするとき、どのような「テーマ」をどのように実行するか、「運動の脳」をどのような目的の為にどのように働かせるか」(身体を意識的に動かす「テーマ」)、「左脳」をどのような目的の為にどのように働かせるか」(言葉や計算や論理や場合分けなどデジタル情報を処理する「テーマ」)、「右脳」をどのような目的の為にどのように働かせるか」(色や形や空間認知や感情などアナログ情報を処理する「テーマ」)は、複合機能体である「前頭葉」という脳機能が評価し、比較し、選択し、決めているのです〈⇒全てが、「無意識」ではなくて、「意識的/目的的」な自由意思に基づいた選択により、実行されているのです〉。

言い換えると、「左脳、右脳及び運動の脳」という「3頭建ての馬車」の御者である脳全体の司令塔の役割を担っている「前頭葉」が3頭の馬と協同しつつ周りの状況を分析し理解し判断して、「テーマ」とその内容の組立及び実行の仕方を決定し、且つ、それらに対し必要な指令を出して実行しているのです。

※6これが、意識的(目的的)な思考、発言、行為や言動或いは行動の実行における脳の働き方の全体像なのです。手足となる「三頭の馬」を十分に働かせられるのも、不十分にしか働かせられないのも、『全ては、「前頭葉」の働き方次第』ということになるのです。

(コーヒーブレイク) 或る時期Tadの相方のKinukoは、浜松医療センター脳外科で(当時、厚生省に指定された僅かな数の「老人性痴呆疾患センター」が、精神疾患と誤解されていたアルツハイマー型認知症』の診断は精神科の精神科医が行うものとされていたのですが、浜松医療センターだけが、脳外科の脳外科医であり、副院長でもあった金子医師が診断を行ったのです)に、患者の治療前と治療後の『脳の働き具合』の変化(前頭葉の働きが正常であるか否か/前頭葉がどの機能レベルに在るか)等を調べる仕事をしていました。
その関係で、様々な「神経心理機能テスト」を自ら開発する仕事に挑戦し、様々な神経心理機能テストを開発し、金子医師に因る診察に活用したのです。
複合機能体でもあるその「前頭葉」には、発想したり、計画したり、工夫したり、推理やら洞察をしたり、機転を効かせたりする為の様々な働きが詰まっています。
更には、自分の置かれている状況を判断し、種々ケースワークしたうえで、実行テーマの内容や実行の仕方を選別して、最終的に決定するために必要な「評価の物差し=自我=意識の首座」という大事な働きがあります。私たちが遭遇する様々な状況に対して、自分なりの適切な選択が行えるのは、この『評価の物差し』の働きがあるからなのです。

※7 意識の覚醒下、『評価の物差し』による評価、注意、関心に従い、『注意の分配力』の機能が、個別認知機能群であり、「実行機能」(Executive Function)と総称されている当該個別認知機能群を駆使して、分析、理解、判断、企画、計画、検索、洞察、推理、シミュレーション、比較、決断、忖度、選択、抑制、感動等の機能を発揮して、思索し、思考し、行為し、行動し、発言し、言動やら行動を行っているのです(人間だけに特有な世界なのです)。

 &3 意欲、注意集中力及び注意分配力の「加齢」に伴う衰え方
(1) 意識が覚醒した状態下では、脳全体の司令塔で、置かれている状況を判断したり、何かを思いついたり、計画を立てたり、工夫したり、洞察や推理をしたり、機転を利かせたり、感動したり、抑制を働かせたり、各種の高度な働きを担当している「前頭葉」の機能、中でも、その個別の認知機能を発揮する上でとりわけ重要な各種情報及び状況の「認知度」並びに発想、洞察、工夫、機転、評価及び決断など「前頭葉」の高度な各種個別の認知機能の「発揮度」を左右する機能である『前頭葉の三本柱』の機能、具体的には「意欲」、「注意の集中力」及び「注意の分配力」の働きには、「加齢と共に老化し衰えていく」という重要な性質があるのです(「正常老化の性質」)。

※1 「意欲」の機能が「注意の集中力」の機能の発揮度を下支え、「注意の集中力」の機能が『注意の分配力』の機能の発揮度を下支える「3層の段階的な機能構造」が存在していることに注意(By Tad)。
※2 意欲/注意の主注力/注意の分配力の段階的な機能構造の存在の下で、『注意の分配力』の機能が、「評価の物差し」の働きに因る評価/関心に従い、「実行機能」を駆使する『機能発揮上の二重構造』が存在しているのです(Tadが、世界で初めて解明し、問題提起)。

(2)(前頭葉の三本柱の機能、評価の物差しの機能及び実行機能からなる複合機能体である『前頭葉』の各種個別認知機能(Executive Function)の発揮度を左右している「前頭葉の三本柱の機能」には、18歳から20歳代の半ばまでがピークで、20歳代の半ばを過ぎるころから100歳に向かって緩やかではあるが、一直線に衰えていくという「加齢の進行に内在した性質」が存在しているのです(By 「二段階方式」)。 

※1アルツハイマー型認知症」を発病する人の割合が急に多くなってくる第二の人生が始まったばかりの60歳代後半にもなると、脳の使い方としての生活習慣の如何に関わらず、そうした性質を持つ「前頭葉の三本柱」の働き具合は、ピーク時の18歳から20歳代の半ば頃に比べて、半分以下のレベルにまで衰えてきているのです(NHKのチコちゃんに叱られるでも紹介された二段階方式が誇る「脳機能データ」)。

様々な種類が数ある認知症の大多数90%以上を占めていて、専門家達からは原因も分からないし治らないし、予防することもできないと言われている『アルツハイマー型認知症』の正体は、『加齢』による脳の老化という性質(正常老化の性質)が、基盤に存在するのです。この「加齢による脳の老化」という問題が基盤にあるからこそ、「アルツハイマー型認知症」は、若者には関係なくて、「60歳代以降の高齢者だけが発病の対象となる」(老年発症)のです。

(3)「アルツハイマー型認知症」は、「加齢に起因した脳の老化要因」が基盤に在る認知症なので、「第二の人生」を送る60歳を超える年齢の「高齢者」だけが発病の対象となる「老年発症」が特徴となるのです。
※1 権威が提示する「若年性アルツハイマー型認知症」という病名の認知症は、この世に実在していない架空の認知症』であり、『前頭葉』の機能レベルを精緻に判定出来る「手技」を持たないために、外観からの観測に基づいた「重度の記憶障害の症状」だけから憶測して作り出したもの。器質的な原因に基づいた『重度の記銘力障害』が原因で発現する『極めて重度の記憶障害』の症状を呈するものの、『前頭葉』の機能が正常なレベルに在る『側頭葉性健忘症』である病気を誤診して、「若年性アルツハイマー型認知症」という病名の下で、『診断しているだけ』なのです。

&4 廃用性の機能低下により、脳の機能が衰えていく順序
(1) 脳全体の司令塔の役割を担っていて、自分の置かれている状況を分析し、理解し、判断したり、実行すべき何かの「テーマ」を発想したり、実行の計画を立てたり、実行の仕方を工夫したり、実行結果を洞察し推理したり、状況の変化に対し咄嗟に機転を利かせたり、各種の高度な働きを担当しているのが「前頭葉」の機能なのです。

(2) 中でも、意識的に何かの「テーマ」を実行する場面で、「前頭葉」の各種の「個別認知機能」を正常に発揮するには、一定レベル以上での「認知度」が確保されていることが必要となります。その「認知度」を左右する機能である「前頭葉の三本柱」の機能(「意欲」、「注意の集中力」及び「注意の分配力」の機能を総称して、私たち「二段階方式」が命名した呼称)の働きなのです(「前頭葉」の各種個別認知機能であるExecutive Function発揮及び発揮度に関わる「機能発揮上の二重構造が、存在しているのです=By Tad)。
然もこの『前頭葉の三本柱』の機能には、上述したとおり、「加齢と共に徐々に老化し衰えていく」という重要な内在的な性質があるのです(この「前頭葉の機能についての「年齢別の機能低下のカーブブ」は、NHKの「チコちゃんに叱られる」の番組で、有限会社エイジングライフ研究所が有する独自のデータとして紹介され/取り上げられたのですが、その時、ハーバード大学提供のデータとして取り上げられたのが、「左脳と右脳のデータ」だったのです。

※1 仕事というテーマとは無縁の日々を送ることになる第二の人生を送る『高齢者』(老年発症が特徴である「アルツハイマー型認知症」の発病群)の日々の生活(『脳の使い方』としての生活習慣)にとって、追及する自分なりの特定の「テーマ」がなく、生き甲斐や目標もなく、趣味や遊びや人付きあいもなく、運動もせず、何らかの社会活動に参加する機会もない単調な生活振り、ナイナイ尽くしの「単調な生活習慣」が継続していると言うことは、脳の機能面から言うと、「前頭葉」の機能の中でも最も基本的で不可欠な機能であり、「認知度」を左右する働きをしている「前頭葉の三本柱」の機能の出番が極端に少ない生活習慣(実行機能の行使の場面が極端に少ない=前頭葉の出番が極端に少ない)を送っているということになるのです。

※2 言い換えると、内在する「正常老化」の性質により、もともと加齢により機能が衰えていく性質を持つ「前頭葉の三本柱」の働き(機能発揮上の二重構造から=実行機能が=前頭葉)が、ナイナイ尽くしの「単調な生活習慣」を継続して送っている中で、膝の筋肉と同じように、廃用性の加速度的で異常な機能低下の進行を惹き起こしてくることになるのです(ナイナイ尽くしの『単調な生活習慣』の継続という要因が、発病の引き金となる要因)。

この加齢により機能低下していく衰え方(衰えるカーブの角度)が予想以上に大きいので、それを下支えしてやる日々の生活、具体的には、自分なりに日々の生活を楽しむ「生活習慣」の構築が不可欠となるのです。
「意欲」が湧いてきて、「注意の集中力」や「注意の分配力」を発揮する場面が多い具体的な「テーマ」を、できる限りたくさん持ち、且つ蜜に/継続して実践することが、「仕事」という「テーマ」の遂行とは無縁の日々を送ることになる「第二の人生」では、廃用症候群に属する老化・廃用型の生活習慣病である「アルツハイマー型認知症発病を予防(発病時期の先送り)する為にも」、強く求められることになるのです。

&5  「意識が覚醒した状態下での機能発揮上の二重構造」の存在(ByTad)
(1) 意識的(目的的)に何かの「テーマ」を実行する場面で、分析、理解、判断、考察、洞察、推理、発想、企画、計画、創意、工夫、予見、シミュレーション、修正、整理、選択、機転、抑制及び感動等、「前頭葉」の個別認知機能群である「実行機能」(=Executive Function」)を構成している各種の高度な個別の認知機能を正常に発揮する為には、一定レベル以上での「認知度」が確保されていることが不可欠となるのです。認知度が一定レベル以下だと、「前頭葉」の各種個別の認知機能自体が必要なレベルで発揮されなくなる(不十分/不適切/不正確にしか発揮されない)のです。

(2) そうした「個別認知機能」の『認知度』の高さ或いは低さを左右しているのが、意欲、注意の集中力及び注意の分配力という「前頭葉の三本柱」の機能の役割なのです(「認知度」と「発揮度」とが共に、「前頭葉の三本柱」の機能の機能レベル及び発揮度と「リンク」していると言う『機能発揮上の二重構造』が存在しているのです=By Tad)。

(3)この「前頭葉の三本柱」の機能自体に、「加齢と共に老化し衰えていく」という重要な性質(正常な機能レベルの範囲内で、機能低下が進行して行く=正常老化の性質)が内在していることは、前述した通りなのです。
 意識が覚醒した世界、目的的な世界に於ける脳全体の司令塔は「前頭葉」であり、その「前頭葉の三本柱」の機能自体に『加齢と共に働きが衰えていく』という性質、「正常老化の性質」が内在していることが「アルツハイマー型認知症」発病/症状の更なる進行のメカニズムを理解/解明する上で、不可欠の重要な要因となるのです(私たち「二段階方式」独自の見解)。

&6 『アルツハイマー型認知症』は、『脳の使い方』という視点からの『生活習慣病』に過ぎない

(1) 正常な老化の過程とはいえ、加齢による老化の進行により「前頭葉」の機能が低空飛行状態に入ってきている60歳を超えた『高齢者』と呼ばれる年齢の「お年寄り」(年齢が発病の「第一の要因」=正常な機能低下=正常老化の進行)が、『前頭葉』を積極的には使わない生活、言い換えると、追及する「自分なりの特定のテーマ」がなく、生き甲斐や目標もなく、趣味や遊びや人付きあいもなく、運動もせず、何等かの社会活動に参加する機会もない、ナイナイ尽くしの「単調な生活習慣」を日々継続していると(脳の使い方としての視点で言う「単調な生活習慣」の継続が、発病の「第二の要因」廃用性の異常な機能低下)、出番が少ない為に使われる機会が極端に減った複合機能体である「前頭葉」が廃用性の異常な機能低下を起こしてきて、異なる二つの要因(第一の要因と第二の要因)とが、同時に存在し重なり合うことの相剰効果によって、「前頭葉」を含む脳全体の機能低下の進行(老化)が加速されていくことになるのです(廃用性加速度的異常な機能低下の進行=老化が加速されていくことになる結果、発病へとつながる老化・廃用型の『廃用症候群』=「二段階方式」独自の見解=住民参加型の地域予防活動の顕著な成果と脳機能データとに裏付けられていて、疫学的方法により、正しいことを実証済み)。

(2) 「加齢」要因(発病の基盤の要因/正常老化の進行)に加えられる加重要因としてのナイナイ尽くしの単調な『生活習慣』の継続に起因した、廃用性の異常な機能低下の進行(発病するか/しないかを区分けている要因)が引き金となり、『前頭葉』を含む脳全体の機能について、廃用性加速度的異常な機能低下が進行して行く先に、「アルツハイマー型認知症」(「晩発型アルツハイマー病」とも言います)の発病が待っている最初の段階が、『前頭葉』の機能だけが異常なレベルに衰えが進行してきている『小ボケ』の段階なのです(⇒世界中の権威機関は、小ボケも中ボケも、見落としている老化・廃用型の生活習慣病に過ぎないことに注意して下さい)。

※1 第一の要因と第二の要因が同時に存在し、充足されることに因る『相剰効果』により、廃用性加速度的で異常な機能低下が進む時は、直線的ではなくて放物線を描いて加速度的に脳の機能が衰えていくのが特徴であり、その場合、脳全体の司令塔の役割を担っている「前頭葉」の機能から真っ先に(最初に)異常なレベルに衰えていき、次いで、左脳や右脳や運動の脳がその順番で、異常なレベルに衰えていくのが特徴なのです{⇔頭で張り付けたデータ、長野県内の或る村での全数調査の脳機能データである「かなひろいー前頭葉の機能レベルとMMSE-左脳と右脳の機能レベルの散布図を参照」}。

※2更には、「アルツハイマー型認知症」の場合は、MMSEテストで判定される下位項目(「左脳及び右脳」の機能に関する項目)の衰え方にも、明確で、『厳密な規則性がある』ことが重要な特徴なのです(衰えていく厳密な順番とそのパターンがあるのです)。

※3 この事実一つをとってみても、世界的に『通説の地位』に在る{我が国では、東大、京大、理化学研究所ーMIT研究室(利根川進)が、アミロイドβ仮説の牙城であり=公明党の要求で、厚労省が推進する川下対策(ボケても安心な社会作り)の政策の根拠理論とされていて、23兆円超もの天文学的規模での血税を垂れ流している世紀の愚策)等が、社会に害悪を及ぼす牙城}とはいえ、私たち「二段階方式」は、3種類の精緻で膨大な「脳機能データ」により、「アミロイドβ仮説は、誤りだと実証できる」のです。

「前頭葉」と「左脳及び右脳」のそれぞれの衰え方が、他の種類の認知症或いは認知症と紛らわしい病気(若年性アルツハイマー型認知症という架空の病気にされている側頭葉性健忘症、感覚性失語症、一過性全健忘、老年期うつ病、緩徐進行性失行等)との鑑別の上で、極めて重要且つ客観的な指標としての役割を果たしてくれるのです。⇒この指標は、「二段階方式」による「アルツハイマー型認知症」の発病の有無の判定上の重要な一つの柱となっています。

※4「DSM-Ⅳ」の規定も、アミロイドβ仮説も、誤りの内容なのです

(3) 世界中の認知症の専門家達から原因不明と言われている「アルツハイマー型認知症」は、専門家達が憶測により誤解している(重度の物忘れの症状を特徴とする「神経変性疾患ではなく)、上述したように、「加齢とともに脳の老化が進む」という(「第一の要因」)と「キッカケ」の発生と継続により心が折れて、意欲を喪失した為に開始され、継続される『ナイナイ尽くしの単調な生活習慣の継続』に起因した廃用性の異常な機能低下の進行」という(「第二の要因」)、『異なる二つの要因の同時存在に因る相剰効果』による、廃用性加速度的異常な機能低下の進行というメカニズムにより、『前頭葉』を含む脳全体の機能が、廃用性の加速度的で異常な機能低下の進行(正常な老化が更に「加速」されること)により、発病/症状の重症化が進行するというのが、脳機能データと実践の成果に裏付けられ、452の市町村での「住民参加型の地域予防活動の実践の顕著な成果に因り、疫学的方法によって実証されている」、私たち「二段階方式」の主張内容なのです(アミロイドβ仮説が誤りだと実証できる3種類の脳機能データが存在し、何時でも提示できる)。

※ 『アルツハイマー型認知症』は、「前頭葉」を含む脳全体の機能レベル厳密にリンクした三段階に区分される類型的な症状が発現してくるのが特徴となるものであり、アミロイドベータが蓄積することにより生成される老人斑がもつ毒性に因り神経細胞の大量死に起因した記憶障害が惹き起こされることにより発病/症状が進行すると主張するアミロイド・ベータ仮説の主張内容は、単なる憶測の類であり、アミロイドβの蓄積〈老人斑の沈着〉と発病/症状の進行との間には、因果関係自体が存在していないのです。

(4) このメカニズムのもとでは、「第一の要因」は誰しも共通であり、「第二の要因」こそが「アルツハイマー型認知症」を、発病するか/しないかを決定づけ/区分けている要因(発病の引き金)ということになります。
脳の使い方」としての『生活習慣』であり、食生活は無関係なのです
言い換えると、認知症の大多数90%以上を占める「アルツハイマー型認知症」は、ナイナイ尽くしの「単調な生活習慣」の継続という、仕事とは無縁の日々の暮らし方が特徴となる第二の人生での「脳の使い方としての生活習慣」と密接不可分の関係がある病気なのです。

(5)「原因も分からないし、治せないし、発病を予防することが出来ない認知症」と言われ、放置されたままになっている「アルツハイマー型認知症」という病気は、廃用症候群に属する老化・廃用型の単なる「生活習慣病」に過ぎないというのが私たち「二段階方式」独自の見解(主張)であり、疫学的方法により実証済みなのです。

私たち「二段階方式」(KinukoとTadの二人だけのエイジングライフ研究所)は、『アルツハイマー型認知症』の発病自体の予防に特別な関心を抱いた特定の先駆的な市町村(北海道から九州に跨る452の市町村)での『住民参加型の地域予防活動』の実践展開による顕著な成果の裏付けの下に、「アルツハイマー型認知症は、早期発見(小ボケ/中ボケ)と早期治療(当の本人の「脳の機能レベル」に見合っていて/当の本人なりに前頭葉が活性化する生活習慣の改善と継続的な実践)により、治せる(小ボケ)及び/又は、症状の更なる進行を抑制出来る(小ボケと中ボケ)し、発病自体を予防することが出来る=発病時期を先送りすることが出来る」タイプの認知症であると確信し、認知症の専門家達や世間の人々に対して主張し、問題提起して来ているのです。

◎ヒルトン・グランドバケーションズ・クラブ(HGVC)のハワイ島の施設
 
&7 「アルツハイマー型認知症」の発病を予防するには、自分なりに日々の生活を楽しむ「生活習慣」の構築と継続的な実践が不可欠
(1) 新型コロナが流行する前は、毎年、2週間、ハワイ(オアフ島とハワイ島の2島)へ行っていましたが、コロナ以降行っていないので、そろそろハワイ詣でを復活するかなという心境。
これは、或る年、日頃密なお付き合いをしているお友達と4人で、常夏のハワイに行った時の写真です。

(2) その時は、ハワイ島7日間及びオアフ島7日間の行程でした。
宿泊は、私たちKinukoとTad が会員であり、ヒルトン・ホテルが運営しているリゾートのヒルトン・グランド・バケーションズ・クラブ(HGVC)でのステイです。

(3) ハワイ島では、ヒルトンのリゾートであるワイコロア・ビレッジのキングスランドにあるビラの部屋(3LDKで130㎡の広さ)に泊まりました。オアフ島では、ハワイアン・ビレッジのラグーン・タワーの部屋(2LKDプレミアのオーシャンフロント)に泊まりました。日本食用の食材はスーパーで何でも手に入ります。果物は、ファーマーズ・マーケットで朝採れの完熟物(主にパパイヤ等)を買ってくるのです。朝食は、ラナイで季節の果物と軽食を食べて、100%コナコーヒーを飲みながら、『ハワイの風を満喫』して過ごしました。女性陣が食事を作り、男性陣が皿洗いという役割分担です。

(4) ハワイ島では、ゆったりとしたリゾート・ライフを原則としつつも、レンタカー(6人乗りのSUV)で、ボルケーノやアカカの滝、ワイピオ渓谷等それなりに各地の観光スポットにも出かけました。
ハワイ島の一周も敢行しました。オアフ島では、ダイアモンドヘッド登山にも挑戦し、更にはオアフ島に住む友人のご好意により、オアフ島も、車で一周しました。

※ そうそう、ご存知のようにハワイに行くと日本人女性は、小柄でスリムで若く見られるので、リゾートの巨大なプールやあの有名なワイキキ・ビーチでも、その姿に自信を持って泳ぎました。
(5)  その時の、記念の写真をいくつかお見せしましょう。
◎ ハワイ島のワイコロア・ビレッジのキングス・ランドのビラとそのラナイでの一風景。

 



周りは、自前のゴルフ場(これは、キングス・コースの方)。
◎ 「ハワイ島の一景色」より;
  
左2枚は、ハプナ・ビーチ
 
◎ オアフ島ハワイアンビレッジのラグーン・タワーの部屋から見た景色と
フロント
  

◎ラグーン・タワー(21Fのオーシャン・フロントの部屋に宿泊)
  

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 意識が覚醒した世界が関わる... | トップ | アルツハイマー型認知症の発... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

この先一週間-脳の活性化と私なりのテーマ」カテゴリの最新記事