kintyre's Diary 新館

野球(西武ファン)や映画観賞記等を書き綴っています。野球のオフ期には関心の高いニュース等も取り上げています。

2012年、映画観賞履歴~1年の観賞を振り返る

2012-12-31 10:46:44 | 映画全般

012年も残すところ今日が最後となりました。そこで、備忘録的に今年観た映画を振り返ります。

まずは1~6月の上半期で52本、7月以降が55本を観賞。ごく平均的な本数(月8~9本)ですが、年間本数としては過去最多を記録しましたが、これは12月にTOHOの1カ月フリーパスを利用しているので本数が多くなったのが要因でしょう。

【製作国内訳】(%は小数点1ケタ表示であり全てを足しても100%にはなりません)
アメリカ(単独)52本 48.6%
ヨーロッパ(ヨーロッパ同士の合作含む)23本 21.5%
日本 18本 16.8%
オーストラリア 3本 2.8%
アメリカ・ヨーロッパ合作 7本 6.5%
その他の合作 4本 3.6%

ここで観た映画の製作国の内訳を見るとアメリカ単独製作がほぼ半数を占めていますね。従来このような統計を出していませんでしたが、何となくこのくらいの数字かな?って思っていました。邦画の割合は大体毎年10~12%前後と記憶していたので、今年は多少多かったようです。

因みに107本は全て劇場観賞でDVDやTV観賞はありません。そして、観賞に要した1本あたりの単価は1,212円でした。2011年が1,478円だったので266円減らすことに成功。これは現在利用中のフリーパスの効果もありますが、毎月1日やその他の1,000円の日、TOHOシネマイレージカードの特典(6本観ると1本無料)などを上手く利用で来たからだと思いますが、出来れば1,100円台を目指していたので目標にはあと一息でした。

【1月】
1.ポール・マッカートニー The Love We Make~9.11からコンサート・フォー・ニューヨーク・シティ
2.ロンドン・ブールバード
3.パーフェクト・センス
4.恋の罪
5.デビルズ・ダブル~ある影武者の物語
6.ロボジー
7.ダーク・フェアリー
8.グッド・ドクター~禁断のカルテ
9.アニマル・キングダム
【2月】
10.善き人
11.マシンガン・プリーチャー
12.ハンター
13.ドラゴン・タトゥーの女
14.ALWAYS三丁目の夕日'64
15.麒麟の翼
16.ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
17.J.エドガー
18.人生はビギナーズ
19.おとなのけんか
【3月】
20.ヤング≒アダルト
21.顔のないスパイ
22.ザ・レッジ 12時の死刑台
23.タイム
24.シャーロック・ホームズ シャドウ・ゲーム
25.戦火の馬
26.英雄の証明
27.テイク・シェルター
28.ヒューゴの不思議な発見 3D
【4月】
29.スーパー・チューズデイ 正義を売った日
30.ヘルプ 心がつなぐストーリー
31.バトルシップ
32.マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙
33.マンク✛破戒僧✛
34.マリリン7日間の恋
35.ドライブ
【5月】
36.アーティスト
37.貞子 3D
38.裏切りのサーカス
39.タクシー・ドライバー
40.ル・アーヴルの靴みがき
41.キラー・エリート
42.幸せの教室
43.テルマエ・ロマエ
44.ファミリー・ツリー
【6月】
45.MIB3 3D
46.極秘指令ドッグ×ドッグ
47.君への誓い
48.ダーク・シャドウ
49.スノーホワイト
50.ディヴァイド
51.私が、生きる肌
52.ジェーン・エア
【7月】
53.それでも、愛している
54.幸せへのキセキ
55.ラム・ダイアリー
56.ワン・デイ
57.少年は残酷な弓を射る
58.崖っぷちの男
59.リンカーン弁護士
60.プリンセス・カイウラニ
61.Brave Hearts 海猿
【8月】
62.アウンサンスーチー引き裂かれた愛
63.ピラニア・リターンズ 3D
64.ローマ法王の休日
65.アメイジング・スパイダーマン 3D
66.アナザー
67.ヘルター・スケルター
68.1/2デイズ
69.トータル・リコール
【9月】
70.The Grey凍える太陽
71.プロメテウス 3D
72.アヴェンジャーズ 3D
73.あなたへ
74.最強の二人
75.デンジャラス・ラン
76.バイオハザード5リトリビューション3D
77.踊る大捜査線The Final 新たなる希望
【10月】
78.ハンガー・ゲーム
79.鍵泥棒のメソッド
80.ボーン・レガシー
81.エクスペンダブルズ2
82.ツナグ
83.危険なメソッド
84.ソハの地下水道
【11月】
85.アルゴ
86.推理作家ポー最期の5日間
87.シャドー・チェイサー
88.リンカーン/秘密の書 3D
89.トールマン
90.終りの信託
91.ロックアウト
92.ボディ・ハント
93.情熱のピアニズム
94.悪の教典
【12月】
95.カラスの親指
96.007スカイフォール
97.HICK ルリ13歳の旅
98.ホビット 思いがけない冒険 3D
99.人生の特等席
100.綱引いちゃった
101.ウーマン・イン・ブラック
102.恋のロンドン狂騒曲
103.もうひとりのシェークスピア
104.砂漠でサーモン・フィッシング
105.恋愛だけじゃダメかしら?
106.マリー・アントワネットに別れをつげて
107.今日、恋をはじめます

【年間総合】
1.私が、生きる肌(スペイン)
2.最強の二人(フランス)
3.ヘルプ 心がつなぐストーリー(アメリカ)
4.ル・アーヴルの靴みがき(フィンランド・フランス・ドイツ)
5.アーティスト(フランス)
6.アルゴ(アメリカ)
7.アヴェンジャーズ 3D(アメリカ)
8.砂漠でサーモン・フィッシング(イギリス)
9.ソハの地下水道(ドイツ・ポーランド)
10.ツナグ(日本)
次.デンジャラス・ラン(アメリカ)
次.カラスの親指(日本)
次.ハンター(オーストラリア)

年間ランキングに関しては昨年もそうでしたが「敢えて」順位を付けただけで、作品の善し悪しを判断するものでは無くあくまでも私自身の好みです。1~10位の順番に関しても何度か修正をした上でこの順位となりました。

1位は「私が、生きる肌」でこれはすんなりと決まりました。最初から最後まで目が離せない展開で、一切の無駄なシーンは無く全てのシーンがどこかで繋がる布石として表現されているのは流石としか言いようがありません。
2位の「最強の二人」は1位とは僅差での2位で1位でも文句ない内容でした。
3位はアメリカ映画の中では一番印象的だった作品で黒人のメイド達の話でした。ここまでの上位3本は順当で迷いもありませんでした。

4位以下はかなり迷った末でのランキングで4位はフィンランド出身のアナ・カウリスマキ監督の独特の雰囲気がここでも良く出ていて私好みの作品でした。
5位はアカデミー賞で話題をさらった無声映画で、これがフランス製作の映画であると言うことでその着眼点が良かった。
6位はベン・アフレック主演・監督作でテヘランでのアメリカ大使館占拠事件の裏側を真実に基づいた映画化作品で、最初から最後まで緊迫感あふれる展開が印象に残った。
7位は今回のランクインで一番娯楽色の強い作品で、これぞまさにアメコミの映画化でストーリーとか細かい点の論評は抜きにして純粋に楽しめた作品。マーヴェル・コミックスのキャラが一堂に集まり、またそれを演じる俳優陣の顔触れも良かった。
8位は最近観たばかりの作品でユワン・マクレガーがアラビア半島のイエメンで英国外務省主導のもとでアラブの富豪の夢である「砂漠でサーモン・フィシング」をするという荒唐無稽なアイデア実現に奔走する話。
9位はポーランドで実際にあった話である、ユダヤ人を下水道に匿うもので、最近のヨーロッパ映画で度々取り上げられ題材だ。
10位は日本映画代表のような形でこれがランクイン。これはいくつかのストーリーが一本に纏まっている話で、悔いを残して亡くなった人へ一度だけ会う事を仲介する霊能者とその孫の話。佐藤隆夫が生死不明の彼女をあきらめきれないで会う話は泣けてきた。

次点では3本記したが、この3本はトップ10では迷うが次点としては推薦できる作品だ。惜しむらくは年末に観ることがスケジュール的に無理だった「レ・ミゼラブル」は恐らく来年のランキング入りが期待出来そうな作品だ。

来年はどんな作品と巡る会えるのか、今からワクワクしている。

【ワースト】
1.ヘルター・スケルター(日本)
2.ディヴァイド (アメリカ)
3.極秘指令ドッグ×ドッグ(アメリカ)
4.アナザー(日本)
5.HICK ルリ13歳の旅(アメリカ)

今回は「おまけ」としてワースト作品も作成した。ここでの1位は断トツで文句なく「ヘルター・スケルター」でこちらも一切迷いは無かった。4位の作品と併せて邦画が2本ランクイン。2,3位は分けの分からない展開がワースト入り要因で、5位は期待の子役クロエ・グレース=モレッツ出演ということで期待値が高かった分だけ、ここに入ってしまった。


映画『マリー・アントワネットに別れを告げて』を観て

2012-12-30 18:02:24 | ヨーロッパ映画

12-106.マリー・アントワネットに別れを告げて
■原題:Les Adieux  A La Reine(英題:Farewell My Queen)
■製作年、国:2012年、フランス・スペイン
■上映時間:100分
■観賞日:12月30日、TOHOシネマズシャンテ(日比谷)
■料金:0円(1カ月フリーパス)

 

□監督・脚本:ブノワ・ジャコー
□脚本:ジル・トーラン
◆レア・セドゥ(シドニー・ラボルド)
◆ダイアン・クルーガー(マリー・アントワネット)
◆ヴィルジニー・ルドワイヤン(ガブリエル・ド・ポリニャック)
◆グザヴィエ・ボーボワ(ルイ16世)
◆ノエミ・ルヴォフスキー(カンパン夫人)
◆ミシェル・ロバン(ジャコブ・ニコラ・モロー)
【この映画について】
フランス革命が勃発し、揺れるベルサイユ宮殿内で、身代わりでギロチン刑を受けるように命ぜられた、宮廷朗読係の少女の運命を描く、衝撃の物語。原作はフランスで最も権威あるフェミナ賞に輝いた、シャンタル・トマのベストセラー小説。マリー・アントワネットを演じるのは『イングロリアス・バスターズ』のダイアン・クルーガー。(この項、Movie Walkerより転載しました)
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
1789年7月14日。バスティーユが陥落し、フランス革命が勃発したその日、ヴェルサイユの人々はまだ何も知らず、いつもと変わらぬ華やかな一日を送っていた。王妃マリー・アントワネットだけは、予知したかのように悪夢に目覚め、早朝からお気に入りの朗読係、シドニー・ラボルドを呼び出す。

自分に心酔するシドニーと話すうちに落ち着きを取り戻す王妃。7月15日。バスティーユ陥落の報と286人の処刑リストが出回り、騒然となるヴェルサイユ。
筆頭は王妃、3番目は王妃に最も愛され、有り余る富と特権を享受しているポリニャック夫人だった。深夜。王妃からポリニャックへの情熱的な恋心を打ち明けられたシドニーは、王妃のために、呼び出しに応じないポリニャックを説得して連れてくると申し出る。しかし、自宅で睡眠薬を飲んで熟睡するポリニャックの寝姿を、嫉妬と羨望の眼差しで眺め、諦めて引き返す。

取り乱しながら逃亡の準備をする王妃だったが、その姿を見て涙ぐむシドニーに“あなたを見捨てないわ”と告げる。7月16日。ヴェルサイユは激しく混乱していたが、王は逃亡せずに留まることを決定。王家の運命は新政府に委ねられた。絶望のあまり立ちすくむ王妃に歩み寄ったのは、光り輝く緑のドレスを纏ったポリニャックだった。しっかりと肩を抱き合って部屋へ向かう2人の背中に、シドニーは燃えるような視線を投げかける。
ところが、王妃が逃亡を勧めると、ポリニャックは素直に応じてしまう。その一部始終を見守るシドニー。自殺者まで出し、更なる混乱の一夜が明けた翌朝、シドニーは王妃に改めて忠誠を誓うが、王妃からは、召使いに変装してスイスに逃げるポリニャックの身代わりとして彼女に同行するよう言い渡される。王妃の残酷な命令と冷たい視線。引き裂かれた思い、死の恐怖。シドニーに待ち受ける運命は……?

マリー・アントワネットに関する映画は多いし、最近でもキルステン・ダンストが演じていたが、今回は「朗読係」の女性にスポットを当てているのがミソ。その朗読係シドニーを演じているのがレア・セドゥはタランティーノ作品の「イングロリアス・バスターズ」に出演していた女優。一方でマリー・アントワネット役はドイツ出身のダイアン・クルーガーで、実際のアントワネットはオーストリア出身なので配役的に違和感は無い。
気品高く「ツンッ」とした表情など成りきっていた。
ストーリー展開としては既に歴史的事実として多くの人が知っているので、目新しさや意外性は無く、「朗読係」の視点で語られている点だけが敢えて言えば目新しさだろう。その「朗読係」は王妃に気にいられていたが、最後は、王妃のお気に入りだったポリニャック夫人の身代わりとしてスイスまで同行するように命じられ、途中で検問に引っかかるが何とか無事だったというのがオチだった。
となるとこの映画の最大のウリは、やはりヴェルサイユ宮殿を実際に使用したロケ映像に尽きるだろう。通常だと外観だけ撮って、室内とか重要な部分は他の宮殿やセットでの撮影だろうが、有名な「鏡の間」や王妃の部屋、中庭、プチ・トリアノン離宮の入り口などはそのまま撮影されたそうだ。自分は2度行ったが、やはりこの本物のヴェルサイユ宮殿を映画で観れたのは得した気分だ。


松井秀喜が引退表明「寂しい気持ちはあるが、ほっとした気持ち」

2012-12-28 12:41:04 | 野球全般

タンパベイ・レイズ(ア・リーグ東地区)からFAとなっていた松井秀喜外野手(38)が現役引退を表明した。ニューヨーク市内で会見し、「本日をもちまして、20年間に及ぶプロ野球人生に区切りをつけたい」と語った。日米通算507本塁打、平成最強のスラッガーは日米通算20年間のプロ生活に終止符を打ち、バットを置くことを決断した。

1992年夏の甲子園、星稜(石川県)の4番だった松井は明徳義塾戦で5打席連続敬遠され、伝説となった。ドラフト会議では4球団からの指名を受け、抽選で当時の長嶋監督が引き当てて憧れだった阪神では無く読売へ入団した。読売の4番は落合がFA移籍して君臨していたが、長嶋監督は「1000日構想」を打ち立てて、徹底的にマンツーマン指導をした結果、落合退団後の4番を任された。
読売では10年間プレーし2002年オフにFA権を行使し、2003年ニューヨーク・ヤンキース(ア・リーグ東地区)入り。2009年ワールドシリーズでは日本選手初のMVPを獲得するなど活躍した。
だが、故障歴などが原因で契約更新はされず2010年はアナハイム・エンゼルス(ナ・リーグ東地区)、2011年はオークランド・アスレチックス(ア・リーグ西地区)でプレーし、メジャー10年目の今季は開幕までに所属先が決まらず、シーズン途中で故障者が続出したタンパベイ・レイズとマイナー契約を結び、マイナーでのプレーを経てメジャー昇格を果たしたものの、34試合で打率・147、2本塁打、7打点に終わり、7月25日に戦力外通告を受けた。

【会見での主な発言】
Q.引退決断の理由は?

松井:「チャンスをもらいながら結果が振るわなかったことが一番大きい。5、6年くらい前から両膝の状態も良くない時期があって手術も受け、体力的に多少下り坂の中で、だましだましやってきた。結果が出なくなって命懸けのプレーも終わりを迎えた

Q.今の心境は。

松井: 「寂しい気持ちはあるが、ほっとした気持ちもある。非常に複雑。引退という言葉はあまり使いたくない。まだ草野球の予定も入っているしね」

Q.一番の思い出は。

松井:「長嶋監督と二人で素振りした時間。それが一番印象に残っているかもしれない。ジャイアンツで毎日のように二人きりで指導していただいた日々がその後の野球人生の大きな礎になった。感謝してもし尽くせない


自民・安倍総裁、第96代首相に就任 第2次安倍「危機突破内閣」が誕生!

2012-12-26 23:49:04 | 時事ニュース・国内

安倍内閣の菅義偉(すが・よしひで)官房長官は、麻生元首相が副総理と財務相、金融担当相を兼務し、経済財政諮問会議を担当する経済再生担当相に甘利前政調会長を充てる新内閣の閣僚名簿を発表した。
第2次安倍内閣はデフレ脱却への強い決意を示す重厚な布陣を敷いた。経済財政政策を担う要になるのは麻生副総理・財務・金融担当相、甘利明経済再生・経済財政・一体改革担当相、茂木敏充経済産業相の3人で、実績と実務能力重視の起用だ。

 

第2次安倍内閣の閣僚名簿
▼総理 安倍晋三(元首相)
▼副総理・財務・金融 麻生太郎(元首相)
▼総務 新藤義孝
▼法務 谷垣禎一(前総裁)
▼外務 岸田文雄
▼文部科学・教育再生 下村博文
▼厚生労働 田村憲久
▼農林水産 林芳正(参議院)(総裁選出馬)
▼経済産業 茂木敏充
▼国土交通 太田昭宏(公明党前代表)
▼環境・原子力防災 石原伸晃(総裁選出馬)
▼防衛 小野寺五典
▼官房 菅義偉
▼復興・原発事故再生 根本匠
▼国家公安・拉致問題・防災 古屋圭司
▼沖縄・北方・科学技術 山本一太(参議院)
▼消費者・少子化 森雅子(参議院)
▼経済再生・経済財政 甘利明
▼行政改革・公務員改革 稲田朋美

第1次安倍内閣時代はマスコミに「お友達内閣」等と揶揄されていたが、今回は「お友達」にプラスして元首相であり盟友でもある麻生氏と前総裁の谷垣氏と安倍さんも含めて首相・総裁経験者が3名も入閣しているのは珍しい。更に、総裁選を安倍さんと共に戦った石原氏、林氏(参議院)も入閣を果たしているにのにも注目だ。
森氏と稲田氏の2名の女性閣僚起用も珍しいが、自民党の3役ポストにも野田氏と高市氏が就くなど安倍氏は女性の登用に積極的なようだが、小池百合子氏の入閣及び党3役への起用を石破幹事長は進言した(小池氏は総裁選で石破氏を支持)が今回は見送られた。

従来の派閥均衡型の古い自民党スタイルは敬遠されて、安倍氏の側近+重鎮に中堅議員と女性2名を起用したバランスの良い人事ではないだろうか?民主党(+国民新党)政権で停滞した政治が自公連立政権でどこまで活気のある日本が取り戻せるのか、それと安倍さんの健康問題、実はこれが一番の心配の種だったりして。でも、本人は大丈夫と言っているから信じましょう。


映画『恋愛だけじゃダメかしら?』を観て

2012-12-25 13:07:40 | 映画・恋愛、ファンタジー、コメディー

12-105.恋愛だけじゃダメかしら?
■原題:What to Expect When You're Expecting
■製作年・国:2012年、アメリカ
■上映時間:110分
■観賞日:12月23日、ヒューマントラストシネマ渋谷(渋谷)
■料金:1,800円

 

□監督:カーク・ジョーンズ
◆キャメロン・ディアス(ジュールズ)
◆ジェニファー・ロペス(ホリー)
◆エリザベス・バンクス(ウェンディ)
◆チェイス・クロフォード(マルコ)
◆ブルックリン・デッカー(スカイラー)
◆アナ・ケンドリック(ロージー)
◆マシュー・モリソン(エヴァン)
◆デニス・クエイド(ラムジー)
【この映画について】
妊娠中の女性が抱える悩みや不安に応え、妊婦のバイブルとして世界中の人々から支持される、ハイディ・マーコフの実用書「すべてがわかる妊娠と出産の本」。同書を、キャメロン・ディアス、ジェニファー・ロペスら豪華スターの出演で映画化したラブ・コメディ。親になるという難題に直面した5組のカップルの悲喜こもごもを描く。(この項、MovieWalkerより転載しました)
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
ダイエット番組で人気のフィットネスの女王ジュールズはダンサーのエヴァンとリアリティ番組で3ヶ月一緒に生活を始め、エヴァンの子を妊娠する。
二人は真のパートナーになることを決意するが、出産や育児に関して対立するようになり……。絵本作家兼ベビー用品店のオーナー、ウェンディは、夫・ゲイリーと緻密な計画で励んだ結果2年をかけて念願の妊娠。しかし段々と体調を崩しストレスがたまり、絶不調に陥っていく。

一方、ゲイリーの父親で何事も“1位”にこだわる元レーサーのラムジーは、息子よりも年下の妻を妊娠させることに成功。しかも双子で、またこれで息子に自慢できると意気揚々であった……。
フリーカメラマンのホリーは、広告代理店に勤める夫・アレックスと二人暮らし。ホリーは養子を迎えることを計画、夫婦で斡旋団体の面接を受けるが、先走るホリーにアレックスは戸惑うばかり。彼は父親になる不安を隠しきれず、同僚から紹介された“パパ教室”に通い始める……。高校時代の同級生で、今はホットサンド店のライバルとして火花を散らすロージーとマルコ。ある夏の夜、二人は軽い気持ちで一夜を共にするが、ロージーの妊娠が発覚。予期せぬ出来事に若い二人は動揺し、一時は中絶も考えるのだが……。

5組のカップルが子作り、子育てに奮闘する様子を描いた作品だが、1組のカップルはエチオピアで養子を迎えることになるので、全てのカップルがめでたく子供を授かった訳でないのがミソ。
日本ではアメリカのように養子を発展途上国から迎えると言う習慣は無いので違和感を多少感じるが、それは映画の中でも夫の方が踏み切れないのは判るような気がする。また、あるカップルは親子で同時妊娠という事実に直面するが、これは父親の若い後妻が妊娠すると言う設定。更には、若気の過ち?のようなカップルの妊娠も発覚するなど、それぞれが抱える育児の悩みもあって、アメリカならではの男の「育くメン会?」のような集団まで登場して、育児経験のない私には現実感の無い設定ばかりの映画だった。

出演陣では女優陣の方が地名の高いメンツばかりでJ-Loの出演作ってあまり観ていないが、キャメロン・ディアスが大きなお腹を抱えて登場したりでそれなりに楽しめました。


映画『砂漠でサーモン・フィッシング』を観て

2012-12-24 23:16:03 | ヨーロッパ映画

12-104.砂漠でサーモン・フィッシング
■原題:Salmon Fishing In The Yemen
■製作年、国:2011年、イギリス
■上映時間:108分
■観賞日:12月23日、ヒューマントラストシネマ渋谷(渋谷)



□監督:ラッセ・ハルストレム
◆ユワン・マグレガー(アルフレッド・ジョーンズ博士)
◆エミリー・ブラント(ハリエット・チェトウッド=タルボット)
◆クリステン・スコット・トーマス(パトリシア・マクスウェル)
◆アマール・ワケド(シャイフ・ムハンマド)
◆トム・マイソン(ロバート・マイヤーズ)
◆コンリース・ヒル(バーナード・サグデン)
◆レイチェル・スターリング(メアリー・ジョーンズ)
【この映画について】
英国でベストセラーとなったポール・トーディの小説を『親愛なるきみへ』のラッセ・ハルストレム監督が映画化したヒューマンドラマ。砂漠の国で鮭釣りがしたいと英国の水産学者へ依頼された大富豪の願いが、やがて、彼に取り入って中東との緊張緩和をしようとする首相を巻き込んでの国家プロジェクトへと発展していく様が描かれる。(この項、MovieWalkerより転載しました)
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
砂漠の国イエメンに、鮭を泳がせて釣りをするというプロジェクトの顧問を頼まれ、水産学者のアルフレッド・ジョーンズ博士は呆れていた。依頼人は、イエメンの大富豪シャイフ。
英国外務省の支持も得ているが、荒唐無稽であることに違いはない。だが実は、中東情勢が悪化し、首相広報担当官のマクスウェルが、英国への批判をかわすための話題作りに“イエメンでの鮭釣り”を選んだのだ。しかも、雨季の水を蓄えた地層を見つけたシャイフは、人々の生活のために砂漠に水を引く長期計画を実行、既にイエメンにはダムが完成していた。

プロジェクトに専念しないとクビだと迫られたジョーンズは、科学者としてのプライドと家のローンとの間で揺れるが、給料が倍になると聞いて承諾。北海で鮭を1万匹捕まえ、世界最大の輸送機で生きたまま運ぶ。費用は5000万ポンド……どうせ実現不可能だからと、思いつきのホラ計画をペラペラと話すジョーンズだったが、窓口であるフィッツハリス&プライス投資コンサルタントのハリエット・チェトウォド=タルボットは「さっそく取りかかりましょう」と微笑む。
だが新チームを組むことになったこの二人には、私生活に心配事があった。ジョーンズの妻は以前から仕事にしか関心がなく、夫婦は機械的な結婚生活を送っていた。一方、ハリエットは、つき合い始めてまだ数週間の軍人のロバートが中東に派兵。それぞれの悩みを胸に秘め、シャイフと面会するためにスコットランドの城へ二人は向かう。

金で買えないものはないと考える不遜な男と思いきや、シャイフは大富豪である前に人間味に溢れた一人の釣り人だった。竿を手に共に川へ入り、率直に語り合ううちにジョーンズは彼に共感と敬意を抱くようになる。だがそんな時、ロバートが戦闘中に行方不明になったという報せが届く。会社を休み、家に閉じこもり、ただひたすら安否の情報を待つハリエット。何度も電話して出社を求めるジョーンズのメッセージにハリエットは傷つきイラ立ち、突然、訪ねてきたジョーンズに怒りをぶつける。
ところがジョーンズは心配して手作りのサンドイッチとワインを持ってきただけであった。ジョーンズの冷たく聞こえる言葉の陰に隠れた不器用な真心に気付くハリエット。そしてジョーンズは、彼女へのビジネスパートナー以上の想いに気付き始めていた……。

元々は政治的な思惑でスタートした「イェメンで鮭釣り」のアイデア。乗り気でなかったジョーンズ博士と推進するハリエットとの関係に、資金提供する側のイェメン人富豪シャイフが絡み合うストーリー。
既婚者のジョーンズは海外出張が多い妻との関係は微妙、ハリエットはアフガンに赴任中の恋人の安否が気になる。一方で言い出しっぺの富豪は豊富な資金を背景に自らの夢でもある一大プロジェクトをドンドン勧めるが、宗教的な思惑も絡んで反対勢力の存在も気になる。
こう言った背景を巧に織り込み、一度は成功したかと思われたプロジェクトは土壇場でテロリストの攻撃にあり頓挫してしまう。

これで終わりとなったら暗い気分になるが、その土壇場の現場で再会していたハリエットと恋人の軍人の劇的な帰還が果たされていたが、プロジェクトを通じてお互いの絆が強固になっていたハリエットとジョーンズ博士は、僅かに残った鮭を希望の灯として二人でこのプロジェクトの続きを担う決心をしたのだった。
ジョーンズ博士とハリエットが新たなパートナーを得て再出発をすることで、ハッピーエンドへと導かれた展開は見事だった。


映画『もうひとりのシェイクスピア』を観て

2012-12-23 19:08:38 | ヨーロッパ映画

12-103.もうひとりのシェイクスピア
■原題:Anonymous
■製作年、国:2011年、ドイツ・イギリス
■上映時間:129分
■観賞日:12月22日、TOHOシネマズシャンテ
■料金:0円(1カ月フリーパス)

 

□監督・製作:ローランド・エメリッヒ
◆リス・エヴァンス(オックスフォード伯エドワード・ヴィア)
◆ヴァネッサ・レッドグレイヴ(エリザベス1世)
◆ジョエリー・リチャードソン(若き日のエリザベス1世)
◆デヴィッド・シューリス(ウィリアム・セシル)
◆セイヴィア・サミュエル(サウサンプトン伯ヘンリー・リズリー)
◆セバスチャン・アルメストロ(ベン・ジョンソン)
◆レイフ・スポール(ウィリアム・シェイクスピア)
◆エドワード・ホッグ(ロバート・セシル)
◆ジェイミー・キャンベル・バウアー(若き日のエドワード・ヴィア)
【この映画について】
史上最高の劇作家と呼ばれながら、その生涯が謎に包まれているウィリアム・シェイクスピア。彼の手による名作の数々は、実は別の人物が手がけていたともいわれる、文学史上最大の謎に迫る歴史ミステリー。数々のスペクタクル作で知られるローランド・エメリッヒ監督が、16世紀末のロンドンを舞台に、時代に翻弄された男の運命を描く。(この項、MovieWalkerより転載しました)
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
16世紀末。エリザベス一世統治下のロンドンの街では演劇が盛んになり、市民も貴族も芝居に熱狂していた。ある日、オックスフォード伯エドワード・ド・ヴィアが、サウサンプトン伯に連れられ、評判の芝居を見にやってくる。作者はベン・ジョンソン。
鮮やかな芝居に感心するエドワードだったが、芝居の途中でエリザベス一世の宰相、ウィリアム・セシル卿の兵が現れて上演を中止させ、劇場は大混乱となる。セシルは、老いたエリザベスの後継にスコットランド王ジェームスを据えようとしていた。エドワードにとってセシルは義父だが、彼はチューダー朝の王たるべき者が後継であるべきと考えていた。エドワードが庇護するサウサンプトン伯とともに“エリザベスの隠し子”と噂されるエセックス伯も強力なチューダー朝派で、セシルは彼らをエリザベスから遠ざけようしていた……。

16世紀半ば、若きエリザベスは、オックスフォード家に招かれ、エドワードによって書かれた芝居を見る。それから間もなく父を亡くしたエドワードは、ある密かな理由からセシル卿に引き取られて英才教育を受け、文武に秀でた美しい青年へと成長。やがてエリザベスはエドワードを男性として愛するようになる。女王とエドワードの恋愛に危険を感じたセシルは、エドワードを宮廷から追放。だがエリザベスはエドワードの子を身ごもっていた。
エドワードはセシルの娘と結婚を強いられ、以来彼は望みを失い、屋敷の書斎に篭ってばかりいる生活を送るようになった……。牢に捕われていたベンを助けたエドワードは彼を自分の屋敷の書斎に招くと、自分が書いた戯曲を君の名で上演して欲しいと申し出る。エドワードが渡した戯曲は「ヘンリー5世」。半信半疑で役者たちに戯曲を渡したベンだったが、ローズ座での上演は大好評。興奮した観客は作者の登場を要求するが、その時、ベンの機を先んじて、芝居に出ていた役者ウィリアム・シェイクスピアが舞台に進み出て自身が作者であると名乗り出る……。

この作品、原題は「匿名」という意味だが邦題ではシェイクスピア自身のストーリーのような錯覚を覚えるが、原題にあるようにオックスフォード伯が書いた作品を無名の役者兼作家だったシェイクスピアを利用して発表させていたという内容。だからか、シェイクスピアの話ではなくて「オックスフォード伯」の話なのだ。
そのオックスフォード伯に絡む当時の時代背景とエリザベス1世の関係を巧に絡めた展開で、ヴァネッサ・レッドグレイヴ演じる女王は貫録あるが、彼女の若い頃だけを演じている訳ではないのでレッドグレイヴが配役されたのだろう。

この「シェイクスピア」別人説は以前からある説で、彼の自筆の原稿が無いとかいきなり表舞台に登場したとか、有名な肖像画にも別人説がある。中にはエリザベス1世説まで囁かれている。
そういう歴史を探るのは面白いが、私自身は別人説はどうでも良いのだ。これでも私の大学での専攻は「英語英文学」だし、卒論もシェイクスピア関連だから、別人だとしたら大学での勉強は何だったのか?って感じ。更には、卒業後、何度も英国に行って生誕地のストラスフォード・アポン・エイヴォンにまで行って来たのだから...。


映画『恋のロンドン狂騒曲』を観て

2012-12-22 23:08:37 | 映画・恋愛、ファンタジー、コメディー

12-102.恋のロンドン狂騒曲
■原題:You Will Meet A Tall Dark Stranger
■製作年・国:2010年、アメリカ・スペイン
■上映時間:98分
■観賞日:12月22日、TOHOシネマズシャンテ(日比谷)
■料金:0円(1カ月フリーパス)



□監督・脚本:ウディ・アレン
◆アントニオ・バンデラス(グレッグ)
◆ジョシュ・ブローリン(ロイ)
◆アンソニー・ホプキンス(アルフィー)
◆ポーリーン・コリンズ(クリスタル)
◆ロジャー・アンソニー=グリフィス(ジョナサン)
◆ジェマ・ジョーンズ(ヘレナ)
◆フリーダ・ピント(ディア)
◆ナオミ・ワッツ(サリー)
◆ルーシー・パンチ(シャーメイン)
【この映画について】
ロンドンを舞台に2組の夫婦が巻き起こす恋愛騒動をユニークかつ滑稽に描く、ウディ・アレン監督によるラブ・コメディ。騒動の発端となる老人をアンソニー・ホプキンスが演じるほか、その妻役をジェマ・ジョーンズ、2人の娘役にナオミ・ワッツが扮するなど、豪華キャストによる演技合戦が見ものだ。(この項、MovieWalkerより転載しました)
【ストーリー&感想】
アルフィーとヘレナはおしどり夫婦だった。しかし、ある夜、ベッドで死の恐怖に襲われたアルフィーが若さを取り戻そうと猛特訓に励み、ついに家を出て行ってしまう。ショックで憔悴したヘレナは睡眠薬で自殺未遂を起こし、一人娘サリーの世話に。さらにクリスタルという怪しい占い師の元に通い始める。
サリーの夫ロイは小説家だが、デビュー作以降スランプに陥っていた。子作りにも消極的なロイにサリーの苛立ちは募る。やむなくロンドン市内のアートギャラリーで働き始めたサリーは、オーナーで既婚者のグレッグに惹かれ、彼と歩む未来を妄想し始める。

ロイは友人ヘンリーから初めて書いた小説を読んでほしいと頼まれるが、それは並外れた才能がみなぎるものだった。ロイは、向かいのアパートに引っ越してきたエキゾチックな美女ディアを、窓越しに眺めることを心の慰めにするようになる。
そんなある日、アルフィーが自称・女優のシャーメインという若い女性と再婚すると言い出す。実はシャーメインの正体はコールガールで、彼女を買ったアルフィーが抜群のベッド・テクニックで骨抜きにされたのだった。

ある雨の日、ロイはディアをランチに誘い出すことに成功し、恋人との結婚に不安を抱く彼女を口説く。仕事帰りにグレッグとオペラを鑑賞したサリーは、彼が妻と上手くいっていないことを打ち明けられる。クリスタルのインチキ予言に心酔するヘレナは、オカルト系ショップを営むジョナサンと出会い、意気投合。やがて、シャーメインの浪費癖のためにアルフィーは困窮し、グレッグが妻を捨てるというのはサリーの思い違いであることがわかる。また、ディアの結婚を阻止したロイは、交通事故に遭ったヘンリーの小説を自分のものにしようとして泥沼にはまり……。

個人的にはウディ・アレン監督作品は苦手なのですが、俳優陣の名前を見ると苦手であっても見てしまうパターンがここ数年続いています。
今作はアレン監督最近のお気に入りスカーレット・ヨハンソンが出演していないのは残念ですが、今回の作品は男優陣が作品を牽引しているとの印象が残りました。
芸達者なアンソニー・ホプキンスがコールガール上がりのシャーメインに骨抜きにされる様子は観ていて哀れさを感じさせましたが、彼の俳優としての持ち味と異なる役柄だったと思います。


映画『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』を観て

2012-12-18 22:44:01 | 映画・ホラー,サスペンス,スリラー

12-101.ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館
■原題:The Woman In Black
■製作年・国:2012年、イギリス・カナダ・スウェーデン
■上映時間:95分
■観賞日:12月15日、新宿ピカデリー(新宿)
■料金:1,800円

 

□監督:ジェームズ・ワトキンス
◆ダニエル・ラドクリフ(アーサー・キップス)
◆キアラン・ハインズ(サム・デイリー)
◆ジャネット・マクティーア(エリザベス・デイリー)
◆リズ・ホワイト(ジェネット)
【この映画について】
「ハリー・ポッター」シリーズで主人公ハリー・ポッターを演じたしたダニエル・ラドクリフが、シリーズ終了後、初の主演映画に選んだゴシックホラー。黒衣に身を包んだ女の霊が徘徊する呪われた屋敷。この霊は訪れる人ばかりか、町の子供たちの命を狙う。ラドクリフは“ハリー”以降の再スタートとして、「妻を失い、子供を守らなければならない父親」という、それまでのイメージを払拭する役を演じている。
本作はドラキュラなど怪奇映画で有名なイギリスのハマープロ製作によるものだが、欧米のゴシックホラーだけでなく、日本のホラー映画『リング』などの中田秀夫テイストがかなり強く感じられる。
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
19世紀末のロンドン。若手弁護士アーサー・キップスは事務所所長から、田舎町クライシン・ギフォードにある“イールマーシュ(鰻沼)の館”で、他界したアリス・ドラブロウ夫人の遺産整理に必要な遺言書の捜索を指示される。さらに所長は、4年前に最愛の妻を亡くしてから仕事に身が入らないアーサーに、この仕事をやり遂げないと解雇すると通告。

アーサーは火曜日にロンドンを発ち、仕事が終わった週末は息子ジョセフを現地に呼び寄せ、一緒に過ごす計画で旅立つ。列車内で紳士のサム・デイリーと知り合い、町に到着するが、宿の主人や地元弁護士の態度には歓迎せざる空気が漂っていた。
翌日、人里離れた沼地で陰鬱に佇む館に出向いた彼は、文書整理を進めるうちにナサニエルという7歳の少年の死亡証明書を発見。沼地で溺死したこの少年の遺体は未発見だった。やがて、森の中に立つ黒衣の女を目撃するアーサー。その報告に訪れた警察では、真っ青な顔をした少女が現れ、目の前で息絶える。

木曜日。少女が警察で亡くなったのは、館への訪問が原因だと主張する村人たちの制止を振り切って出かけたアーサーは、再び黒衣の女を目撃。その部屋で、ナサニエルの死の真相と、その母ジェネットが、息子の命を守れなかった姉のアリス宛てに呪いの言葉を記した手紙を発見する。
ジェネットが自殺した事実を知ったアーサーは、怪奇現象に遭遇し、一連の事件原因が彼女の呪いだと確信。町の住人を憎むジェネットが、子どもたちの命を奪い続けていたのだ。“あの女の姿を見ると、必ずその人の子どもは死ぬ”。デイリーの妻エリザベスの警告に、アーサーは戦慄する。今日は金曜日。夜には家政婦とともにジョセフがやってくる。息子の命を救うには、ナサニエルの遺体をジェネットに返すしかないと考えたアーサーは、デイリーとともに遺体が眠る沼地へ向かうが……。

ハリー・ポッター・シリーズで子役から一気にスターダムを駈け上ったダニエル・ラドクリフ主演のゴシック・スリラー作品。日本映画の「リング」の影響を受けているとのことだが、Jホラーはじわじわと真綿で首を絞めるような目に見えない恐怖感を観客に与えるのが特徴で、アメリカのは「13金」シリーズのようにモンスターが暴れまくって殺人の限りを尽くすのだが、本作はイギリスが舞台だけあって前者のスタイルを踏襲している。
「ハリポタのダニエル・ラドクリフが出演している」からとの理由だけで観に行った彼のファンには残念な作品だろう。彼としても今後のキャリア展開を考えた上でこの作品への出演を選んだと思う。主な登場人物が少ないので彼の出演シーンにスポットがあたるが、ストーリーの中身からも彼が前面に出て何かを解決する展開は無く、終始感情を押し殺したかのような暗い表情で演技する。

ストーリー的には自らの立場が危ういアーサーが人里離れた田舎町での仕事に内心気乗りしないまま乗り込み、彼なりに頑張るのだが、閉鎖的な田舎町で協力者もデイリー氏位で苦労する。町からポツンと離れた場所にある古屋敷での調査は不気味さ満点で、映像的にもイギリス的な雰囲気が漂い、いかにも何かがありそう。そして、古屋敷での出来事を解くのとそこで彼が調査依頼されている仕事がマッチするので、アーサーも自分のクビが掛かっているので古屋敷にデイリー氏の反対を押し切って泊り込みで調査に没頭する。
このストーリー、冒頭でアーサーが息子との父子家庭であり乳母が息子の面倒を見ている事が示されているのだが、これがラストの伏線にもなっている。アーサーは調査地に息子と乳母を呼び寄せて過ごす計画があるのだが、黒衣の女が駅のホームに現れ、デイリー氏とアーサーが別れの挨拶を交わしている僅かな隙に乳母が目を離していた瞬間、ホームに迫り来る列車に息子は気付かずに向かっていた。アーサーが気付いて線路に飛び込み...。あ~良かった、父子は間一髪無事だった。と思ったのも束の間、息子が近付いてくる白い服を纏った女性の方を振り向き、アーサーがその姿を確認した。それは、息子を出産した直後に亡くなった妻だった。


映画『綱引いちゃった!』を観て

2012-12-17 23:38:52 | 映画・邦画

12-100.綱引いちゃった!
■配給:東宝
■製作年、国:2012年、日本
■上映時間:111分
■観賞日:12月15日、TOHOシネマズ渋谷(渋谷)
■料金:0円(1カ月フリーパス利用)

 

□監督:水田伸生
◆井上真央(西川千晶)
◆玉山鉄二(熊田公雄)
◆浅茅陽子(大林和枝)
◆西田尚美(中山絵美)
◆渡辺直美(藤代美香)
◆ソニン(伊藤麗子)
◆松坂慶子(西川容子)
◆風間杜夫(花宮健一郎)
【この映画について】
1チーム8人が力を合わせて綱を引く競技綱引。この誰もが経験はあるが、マイナー競技である“綱引”にスポットを当てた映画が登場した。大分市のPRのために結成された綱引チームで、井上真央、松坂慶子、浅茅陽子、渡辺直美らが演じる綱娘たちが力を合わせ競技に挑む姿を描く。綱娘のメンバーたちはそれぞれに夫の失業、父の痴呆、息子の反抗など、様々な事情を抱えているが、それらを明るく笑い飛ばし、賑やかにたくましく生きている。九州女性の明るさ、力強さに元気をもらえるような作品だ。
大分市の各地でロケが行われているので、大分市民にとっては必見の一作。『フラガール』の羽原大介が脚本、『舞妓Haaaan!!!』の水田伸生が監督を務める。(この項、gooより転載しました)
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
真面目な性格の大分市役所広報課職員・西川千晶は、市長から“市のPRのために、女子綱引きチームを結成するように”との無理難題を課されてしまう。マイナースポーツゆえ人集めに頭を痛めた千晶は、勤務先の給食センター廃止に反対して、仲間とともに市役所に直談判に乗り込んだ母、容子の姿を見て、市長との取引を思いつく。給食センターの職員を綱引きメンバーにして、全国大会出場まで勝ち抜いたら廃止を取り消そうというのだ。

こうして集まった“綱娘”メンバーは個性豊かな7人の女性。“デートがある”と練習をサボりがちの和枝。反抗期の息子に手を焼く主婦の絵美。麗子はペットショップ店員に恋い焦がれ、食欲旺盛な美香は認知症の父の介護に追われる毎日。さらに、競輪に夢中のかおるとタバコがやめられない沙織。
競技綱引きには8人が必要ということで、必然的にメンバーになった千晶はキャプテンまで押し付けられ、コーチには、イケメンだが空気の読めないシイタケ農家の公雄を抜擢する有様。前途多難なチームは小学生との練習試合にも完敗。この敗戦を全く意に介さないメンバーの態度に怒った千晶は、チーム脱退を宣言する。

だが、容子と話し合った千晶は、様々な女性たちの姿を知る。なぜ和枝は練習をサボっていたのか?なぜ絵美の息子は母に反抗していたのか?それまで見えていなかったものが見えた時、千晶はたった1本のロープを8人で引き合うという単純な競技が、どれほどみんなの心を一つにしてゆくものであるかを理解する。“女に生まれてよかった。”心からそう思う千晶と気持ちを新たに結束した綱娘たち。しかし、市長の暗躍により、給食センターは再び廃止の危機に。果たして、このピンチに千晶たちはどう立ち向かうのか……?

予告編は観ていたが過大な期待を持たずに観に行ったが意外と面白かった?配役の妙というか井上真央はCMでしかみたことのない女優だったが、彼女の奮闘ぶりと渡辺直美の個性的な体型?を活かした脚本も面白かった。舞台が大分という田舎(地元の方には失礼ですが)なのがかえってよかったのかも都会より。
メンバーの家族構成や家庭事情に加えて恋愛事情や市の都合などが適度に盛り込まれていて、給食センターが廃止になりそうというもっともらしい社会情勢まで反映されている点にも注目。やる気のなさそうなセンター職員を何とかやる気にさせようと自らが主将に収まって牽引する千晶の健気さに観ている方も「頑張れ!」って応援したくなる展開が続いた。
最後は結果がどうなったかが明確に示されずにジ・エンドとなったが、出来れば大会で優勝してメデタシメデタシで終わるのかと思ったが、監督の意図はメンバーが結束して大会に臨んだことが大事だったのだろう。そんな感じがしました。


映画『人生の特等席』を観て

2012-12-16 18:39:30 | アメリカ映画 2012

12-99.人生の特等席
■原題:Trouble With The Curve
■製作年、国:2012年、アメリカ
■上映時間:111分
■観賞日:12月14日、TOHOシネマズ六本木ヒルズ
■料金:0円(1カ月フリーパス)

 

□監督・製作:ロバート・ロレンツ
◆クリント・イーストウッド(ガス)
◆エイミー・アダムス(ミッキー)
◆ジャスティン・ティンバーレイク(ジョニー)
◆ジョン・グッドマン(ピート・クライン)
◆マシュー・リラード(フィリップ・サンダーソン)
◆ロバート・パトリック(ヴィンス)
◆ジョー・マッシンギル(ボー・ジェントリー)
【この映画について】
クリント・イーストウッドの『グラン・トリノ』以来4年ぶりの主演作となるハートウォーミング・ストーリー。年老いたメジャーリーグのスカウトマンと、わだかまりを感じつつも父親の最後の旅に同行することになったひとり娘との絆を描く。娘役を演じるのは、アカデミー賞で3度のノミネート歴があるエイミー・アダムス。(この項、MovieWalkerより転載しました)
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
家庭を顧みず、メジャーリーグ・アトランタ・ブレーブスのスカウトマンとして生きてきたガスは長年大リーグの名スカウトとして腕を振るってきたが、ここのところ年のせいで視力が衰えてきていた。
彼の最後のスカウトの旅に手を貸したのは、父との間にわだかまりを感じ続けてきたひとり娘のミッキーだった。妻を亡くし、男手ひとつで育てようとして育てられなかった父娘の旅の最後にそれぞれが見つけた人生の特等席とは……。

一方の娘は法律事務所で多忙を極め実績も上げて共同経営者への道を進み、現在の仕事を成功に導けば大きく前進するのだった。ミッキーはスカウト仲間のクラインからの要請もあって、多忙な時間を割いてガスの様子を見ることになる。ガスは球団から、ドラフトの有望株で高校生強打者のボー・ジェントリーの獲得の為の調査をしている。
年老いてきたガスは、あくまでもPCを使わずに自ら球場に足を運んでプレイを観察するスタイルを頑固なまでに貫くが、球団上層部の中にはそんな彼のスタイルに疑問を呈する視線がある。
視力の衰えを感じているガスだが、彼には長年のスカウト活動で培った彼独自の視点がある。そんな父を幼少時に一緒に球場巡りをしていたミッキーは今でも野球オタクで、選手を見る目も女性ながらしっかりしている。
肝心のジェントリーだが、相変わらず強打者ぶりを発揮しているが、メジャー入りして大金を稼ぐことを信じて疑わないその尊大な態度がガスには気になっている。だがドラフトが近付くにつれ彼の人気は高まり、球団内部でも指名が検討されている。

そのジェントリーを巡っては、ガスがかつて目にかけて指名したジョニーが今ではレッドソックスのスカウトとして活動していて、こちらもジェントリー指名に向けて調査に熱が入っている。そのジョニーとミッキーが何時の間にか良い仲になり...。
いよいよ球団本部で指名選手を選定する段階になり、ガスは球団が推すボー・ジェントリー指名を回避するべきだと主張するが受け入れられない。逆にレッドソックスはガスがジョニーに進言したとおりボー・ジェントリー指名を回避する。

ボー・ジェントリー指名に成功したブレーブスだったがこれで終わらなかった。ミッキーがモーテルで偶然に見つけた長身の左腕投手を連れて来て、ボー・ジェントリーの打撃投手として対決させた。そこで、この長身投手が投げたカーブを全く打てなかった(Trouble with the Curve)。
この投手こそ、ボー・ジェントリーが球場で尊大な態度を取っていたピーナッツ売りだった。そう、ガスは打球の音でこの高校生打者がカーブを打てないことを見抜いていたのだった。球団幹部の前での打撃練習で醜態を晒したことで、ボー・ジェントリーを進言したスカウトは解雇された。

ミッキーは仕事に戻り、彼女の代わりをその間務めていた男性は降格となり、彼女が再び最前線に戻った。そして、父と娘の絆も戻った。

この作品ではC・イーストウッドが愛弟子の監督デビュー作品に主演として出演した。メジャーリーグの老スカウトであり、一人娘ミッキーとの交流について描かれている。ミッキーは子供の頃に母を亡くしており、スカウト活動で多忙だった父とは疎遠だったことで気持ちもすれ違ったままだった。そんな父娘の心の交流の復活に一役買ったのが「野球」だった。
男性も叶わない豊富な野球知識、父がマウンドから投げる投球をいとも簡単に弾き返すセンス、父譲りの選手を観察する能力はずば抜けていた。野球がアメリカでは生活の一部として定着している姿を改めて感じさせた、サッカーではなくてね!そのミッキーを演じたエイミー・アダムスの演技も良かったが、そもそも「ミッキー」という名前は名選手ミッキー・マントル(男ですよ)に因んで名づけたそうだ。


映画『ホビット 思いがけない冒険 3D』を観て

2012-12-15 10:04:25 | 映画・恋愛、ファンタジー、コメディー

12-98.ホビット、思いがけない冒険 3D
■原題:Hobitt,An Expected Journey
■製作年、国:2012年、アメリカ
■上映時間:170分
■観賞日:12月14日、TOHOシネマズ六本木ヒルズ
■料金:300円(1カ月フリーパスポート)



□監督・製作・脚本:ピーター・ジャクソン
□製作・脚本:フラン・ウォルシュ
□脚本・共同制作:フィリッパ・ボーエンズ
□脚本:ギレルモ・デル・トロ
◆イアン・マッケラン(ガンダルフ)
◆マーティン・フリーマン(ビルボ・バギンズ)
◆イアン・ホルム(老いたビルボ)
◆リチャード・アーミテイジ(トーリン・オーケンシールド)
◆ジェイムズ・ネスビット(ボフール)
◆ケン・ストット(バーリン)
◆クリストファー・リー(サルマン)
◆ケイト・ブランシェット(ガラドリエル)
◆ヒューゴ・ウィーヴィング(エルロンド卿)
◆イライジャ・ウッド(フロド)
◆ゴラム(アンディ・サーキス)
【この映画について】
「ロード・オブ・ザ・リング」3部作のピーター・ジャクソン監督が、同シリーズの60年前を舞台にした小説を映画化するファンタジー3部作第1弾。トールキンが「指輪物語」の前に書いた「ホビットの冒険」を原作に、三部作として映画化。本作はその第1部で、今後、1年1作のペースで残りの2作が公開される予定だ。
主人公は、ホビットのビルボの若かりし頃。その彼が、ひょんなことから大冒険に加わることになる。ピーター・ジャクソンが監督を続投していることからもわかるように、美術、音楽、キャラクターなど、世界観は丁寧に『ロード・オブ・ザ・リング』と合わせられており、もうひとつの『ロード・オブ・ザ・リング』を観ているといっても過言ではない。随所に、前シリーズを観た観客への目配せがあり、3時間近い長さも忘れるほどの、濃密な時間がここにはある。期待を裏切らない作品だ。(この項、gooより転載しました)
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
ある日、ホビット族のビルボ・バギンズは魔法使いガンダルフから、スマウグという恐ろしいドラゴンに奪われたエレボールのドワーフ王国を取り戻すための壮大な冒険に誘われる。伝説的な戦士トーリン・オーケンシールド率いる13人のドワーフたちとともに旅に出た彼の行く手には、ゴブリンやオーク、凶暴なワーグや魔術師たちが跋扈する危険な荒野が待ち構えていた。

目指すは東にある“はなれ山”の荒れ地。険しい山々を越え、エルフ族のエルロンドやガラドリエルとの出会いを経て旅は続き、ゴブリンのトンネルで、ビルボは自分の人生を永遠に変えることになるゴラムと遭遇する。
もともと控え目な性格のビルボだったが、地下の湖畔でゴラムと2人きりになったとき、自分にも知恵や勇気があったことに気付く。さらに、そこで彼が手に入れたのは、ゴラムが“いとしいしと”と呼びかけていた指輪だった。そのシンプルな金の指輪は、見かけからは想像できない大きな力を持ち、それはビルボが想像もできない形で、中つ国すべての運命に結びついていた……。

「ロード・オブ・ザ・リング」が3部作だったのと同様、「ホビット」はその前日譚についての3部作との位置付け。早い話、「スター・ウォーズ」シリーズと同じ展開で、あちらも最初の3作品は全体では4~6作目との位置付けだったと思えば判るだろうか?
この「ホビット」オープニングであの「庄」が出てきた瞬間に「TLOTR」シリーズの光景が頭に浮かんだ。ビルボは以前のシリーズで、その壮大なストーリーをフロドに全て話すことなく終わっていたのだが、この3部作はガンダルフに誘われて、半ば強引に旅の仲間の一員としてドワーフ達に同行。だが、何の術もないビルボはガンダルフ以外のドワーフから足手まとい的な扱いしかされなかったのが、旅を重ねるうちに仲間の一員として認められて行く。
この1作目はいかにしてビルボが仲間に認められ旅の欠かせぬ一員となったかと指輪を手に入れた場面の描写が主題だったので、ドワーフ王国を取り戻す旅へは2作目以降に描かれるようだ。一行と途中ではぐれてしまったビルボだが、指輪の力をこの時始めて体験し、やがて、一行と再会してこの1作目は終わる。2作目は1年後の予定だ。あ~、早く観たい。

P・ジャクソン監督以下のスタッフや出演者、例えばガンダルフやガラドリエルやゴラムまでもが同じキャストで演じられるのが嬉しい。やはり、世界的規模の大ヒット作だから、違う俳優が演じたら興醒めだからね。


今日は...誕生日

2012-12-14 19:02:38 | 管理人のつぶやき

今日は管理人の○○歳の誕生日です。昨年、大台を突破したと書きました。そうですね、織田信長の年齢を越え、亡くなったばかりの中村勘三郎よりは若い、まあ、そんな歳です。
この歳というか年代になると、若いころとは違って無理は出来ないので、健康には留意していますね。最近買った歩数計を常時身に付けて毎日歩数を記録するようになりました。今のところ、1万6千歩弱位が最多歩数日ですが、平日の勤務日は大体1万歩を越えます。

40歳代までは毎晩のように夕食時にビールを飲んでいましたが、今では週1回か10日に1回程度しか飲みませんね。本当は飲みたいのですが、やはり若い時の様に無理は出来ませんので、この位のペースで充分です。



さて、誕生日に関連する曲と言えば、昨年のブログではスティーヴィー・ワンダーの「Happy Birthday」を取り上げましたが、今年はThe Beatlesの「Birthday」です。この曲は主にポール・マッカートニーが作った曲で、1968年発表になった通称「ホワイト・アルバム」に収録されています。今ではポールのライヴでチョクチョク取り上げられています。
この映像はポールがネブワースでのライヴで演奏した映像です。


角田美代子容疑者、布団の中で首絞め自殺 留置場でまさか

2012-12-13 22:09:56 | 時事ニュース・国内

12日午前6時21分ごろ、尼崎連続変死事件で殺人容疑などで再逮捕された角田(すみだ)美代子容疑者(64)が兵庫県警本部(神戸市中央区)の留置場で、布団の中で首に衣類を巻き動かなくなっているのを、巡回中の留置管理課員が発見した。病院に運ばれたが、死亡が確認された。
遺書はないが自殺とみられ、司法解剖の結果、死因は窒息死と分かった。事件の首謀者の死亡という“失態”で真相解明が困難になったばかりか、県警の管理責任への批判も避けられない状況だ。



死亡前日の11日は運動の際にたばこを2本吸い、昼食を完食。夕食もご飯を少し残しただけだった。ただ、取り調べの途中の午後6時ごろ、精神安定剤を希望して服用。弁護士との面会や再度取り調べがあった後の午後8時前、部屋に戻る際にふらついて倒れそうになった。体調を確認した際には「大丈夫です」と笑顔で応じたという。
弁護士が差し入れたLLサイズの黒い長袖シャツは、就寝時はいつも脱いで枕元に置いていた。しかし、巡回担当者の交代の際には「特異事項なし」と引き継がれただけだった。

昨日はこのニュースと北朝鮮のミサイル発射と2つの大きなニュースが飛び込んできた。尼崎連続変死事件では連日ワイドショーで事件の背景など詳しく報道されていたが、主犯格の美代子容疑者の自殺で真相解明は極めて困難になってきた。美代子容疑者の死亡を他の関係者が知れば、彼女に罪を転嫁する可能性が出て来るだろうから、そうなると不明者の捜索にも影響が出そうだ。それにしても兵庫県警の大失態は免れない。


北朝鮮ミサイル発射! 「重大な挑発行為」

2012-12-12 22:59:51 | 時事ニュース・海外

藤村官房長官は、北朝鮮が人工衛星と称するミサイルを発射したことを受けて開催された安全保障会議の後、記者会見し、北朝鮮のミサイル発射は安全保障上の重大な挑発行為だと非難した。また、野田首相から、米韓中ロなど関係諸国と連携し対処するよう指示があったことを明らかにした。



藤村官房長官によると、北朝鮮のミサイル発射を受けて、野田首相から、1)ミサイルが通過したと判断される地域に重点をおき落下物などによる被害がないか確認、2)北朝鮮の今後の動向を含めた情報収集を一層徹底、3)米韓中ロはじめ関係諸国と連携しつつ対処すること──について指示があった。

今朝の朝刊ではミサイルに何らかの不具合が生じて解体中との見出しが躍っていただけに、虚をついた形での発射には日本政府もそうだが、米国や韓国も慌てたのではないだろうか?
特に韓国は記者会見で記者からの厳しい追及を受けていたが、わが国では民間閣僚の森本防衛相が予想の範囲内だったようなニュアンスを会見で語っていたが、果たしてどこまでよそうしていたのかは疑わしい。

結局、ミサイルは搭載した衛星が軌道に乗ったとされていることから、4月に失敗した打ち上げの今回の成功の裏にはイランからの技術協力があったと噂されているが、イラン側は国際社会の批判を恐れてか否定している。

4月の連絡体制の不備を反省したのか、政府は今回の発射から発表まで5分という短い時間で行われたことで前回の失敗を教訓と出来たようだが、米国の監視衛星頼みの情報収集だけに頼らない体制作りが今後の課題だろうか?


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