kintyre's Diary 新館

野球(西武ファン)や映画観賞記等を書き綴っています。野球のオフ期には関心の高いニュース等も取り上げています。

映画『ハンガー・ゲーム2』を観て

2013-12-31 18:03:45 | 映画・ドラマ、アクション

13-110.ハンガー・ゲーム2
■原題:The Hunger Games:Catching Fire
■製作年、国:2013年、アメリカ
■上映時間:146分
■料金:0円(1カ月FP6本目)
■観賞日:12月30日、TOHOシネマズみゆき座(日比谷)



□監督:フランシス・ローレンス
◆ジェニファー・ローレンス
◆ドナルド・サザーランド
◆ジョシュ・ハッチャーソン
◆フィリップ・シーモア・ホフマン
◆ジェフリー・ライト
◆リアム・ヘムズワース
◆レニー・クラヴィッツ
◆ウディ・ハレルソン
◆エリザベス・バンクス
◆スタンリー・トゥッチ
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
スーザン・コリンズのヒット小説を原作にした、サバイバルスリラーのシリーズ第2弾。12の地区より12歳から18歳までの男女一組を選出し、最後の1人になるまで戦わせる独裁国家パネムが実施する「ハンガー・ゲーム」。
男女ペアで勝者となったカットニスとピータは、凱旋(がいせん)ツアーで各地区を回る中で、用意されたスピーチ原稿を読むのだが、民衆は二人の「本音」が聞きたかったのだったが、それが許されるようなことは無い。自分たちを反国家の象徴として捉える民衆の思い、静かに広がっている革命への動きを感じる。同様に国民の変化を悟ったスノー大統領は、二人が反国家のシンボルになることを警戒しカットニス抹殺をひそかな目的にした歴代勝者結集の新ゲームを開催させ、プルタークにゲームプランを練るように指示する。

アメリカでは大ヒットした前作に続いての2作目で、3作目も既に決まっていて前後篇に分けての公開で都合4作となる中での2作目がこれだった。1作目からは監督も俳優陣にも顔触れの変更がありアカデミー賞受賞歴のあるフィリップ・シーモア・ホフマンやジェフリー・ライトらが新たに加わった。
今回の2作目は1作目ほどの緊張感は薄かった。それはやはり1作目で必死に家族と自分の身を守ろうと必死だったカットニスの姿に共感を覚えたが、2作目で彼女が果てる訳が無いのでそういう意味で緊張感が1作目には及ばなかった。その分、幼馴染で恋人のゲールとピータとの共闘部分に多くが割かれていた。
ゲーム内容も再び彼女が弓を取って戦うスタイルなので新鮮味には欠けていたが、最後は流れて来る稲妻を逆利用して電線を矢に括りつけて稲光と共に高く矢を放つと大爆発が起こりゲームを行っていたドームは崩壊するシーンが一番印象に残ったかな?

最後のシーンでは失神したカットニスがホバークラフトに引き上げられ目が覚めたらそばには体制側と見られていたプルタークとヘイミッチの姿がそこにはあった。プルタークはヘイミッチと組んでキャピタルに反抗するようでここで2作目は終了。
やはりフィリップ・シーモア・ホフマンが大事な役だった訳で、これで前後篇からなる3作目はプルタークがどのようにしてスノー大統領を追追い詰めるのかと、果たしてカットニスとピータの運命はどうなるかが焦点だろうか?

2作目はこうして観ると確かに物足りなかったが、あくまでも4部から構成されるストーリーの橋渡し的なのが2作目みたいなので、2作目を単独で評価するのは難しいでしょう。
ジェニファー・ローレンスの現時点では代表作がこのシリーズなので、進化する彼女の演技がこれからも楽しみだ。


2013年、映画観賞履歴~1年の観賞を振り返る

2013-12-31 16:44:09 | 映画全般

013年も残すところ今日が最後となりました。そこで、今年観た映画を振り返ります。

まずは1~6月の上半期で54本、7月以降が56本を観賞。ごく平均的な本数(月8~9本)ですが、年間本数としては昨年の107本を僅かに抜いて過去最多の110本を記録しました。

【製作国内訳】
アメリカ(単独)61本 55.5%
ヨーロッパ(ヨーロッパ同士の合作含む)15本 13.6%
日本 23本 20.9%
アメリカ・ヨーロッパ合作 5本 4.5%
その他の合作等 6本 5.5%

ここで観た映画の製作国の内訳を見るとアメリカ単独製作が半数を超えていますね。邦画の割合は今年は多かったようで、その反面、ヨーロッパ映画の割合が減っていたのは残念です。
因みに110本は全て劇場観賞でDVDやTV観賞は皆無です。そして、観賞に要した1本あたりの単価は1,212円から1,327円と上昇しました。
これは現在利用中のTOHO1カ月フリーパス、毎月1日やその他の1,000円の日、TOHOシネマイレージカードの特典(6本観ると1本無料)などを利用しましたが、3D観賞も11本と丁度1割を占めているのと観賞日はどうしても週末に集中するので、この割合が下がれば多少違っていたでしょう。

【年間総合】
1.レ・ミゼラブル(イギリス)
2.愛、アムール(フランス・ドイツ・オーストリア)
3.鑑定士と顔のない依頼人(イタリア)
4.アンナ・カレーニナ(イギリス)
5.ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日 3D(アメリカ)
6.ゼロ・グラビティ 3D(アメリカ)
7.マリーゴールド・ホテルで会いましょう(イギリス・アメリカ・アラブ首長国連邦)
8.アンコール(イギリス)
9.マン・オブ・スティール 3D(アメリカ)
10.そして父になる(日本)
次.リンカーン(アメリカ)
次.ゼロ・ダーク・サーティー(アメリカ)
次.許されざる者(日本)
次.ジャンゴ 繋がれざる者(アメリカ)
次.ウォーム・ボディーズ(アメリカ)

年間ランキングに関しては昨年もそうでしたが「敢えて」順位を付けただけで、作品の善し悪しを判断するものでは無くあくまでも私自身の好みです。1~10位の順番に関しても何度か修正をした上でこの順位となりました。

1位は「レ・ミゼラブル」でこれは観終わった瞬間にすんなりと決まりました。仮に、この作品を公開直後の年末に観たら2012年の1位でした。
自分が過去に観賞した全作品の中でも1位かも、それほど文句の付けどころが無い作品でした。と言う事は、以下の順位の作品は1ランク下がってしまっただけにアンラッキーだった?
2位と3位は迷いました。「愛、アムール」は1位でも文句ない内容でした、理由は上記の通りです。老老介護の難しさは日本だけではありません、ラストで主人公の夫が取った行動を誰が責めることが出来るでしょうか。ハネケ監督作品の質の高さが証明された一作でした。
3位は2位とどうするか迷った挙げ区の3位。1位が2013年1本目の観賞で、本作は110本観賞の109本目でした。名匠トルナトーレ監督が紡ぎ出す映像、ストーリー展開はどれをとっても無駄が無く、素晴らしかったです。公開館が少なく何時行っても混んでいる理由が分かるような気がします。

以上、1~3位は迷いませんでした。3作ともヨーロッパ映画でしたね。


4位以下はかなり迷った末でのランキングで4位は何度もリメイクされているロシアの文豪トルストイの名作で、アカデミー賞では衣装賞を受賞した。舞台劇と実写を交えたミュージカルの要素をふんだんに取りいれた構成でジュード・ロウ、キーラ・ナイトレイの演技も光っていました。
5位で始めてアメリカ映画が登場。これは主人公がトラと漂流した無名の少年が中心で進む話で、3D観賞でしたが映像の美しさは際立っていました。
6位も5位同様に主人公は女性宇宙飛行士を演じたサンドラ・ブロックと男性宇宙飛行士を演じたジョージ・クルーニーの2人だけ、と言うより中盤以降はサンドラ・ブロックの独演と化していた。これも宇宙映像の美しさと工夫をこらしたセットやCGは凄かった。
7位は英国の老人たちが第2の人生を送る為にインドへと旅立ったものの、想像していたのとは別世界の様な場所でのドタバタ劇。でも、ジュディ・デンチなど名優たちの演技は流石でしたね。

以上、4~7位の中では7位の作品を何位にするかで悩みましたが、結局はこの順位に落ち着きました。

8位は現役を退いた年金暮らしの老人たちがコーラス活動を通じて活気を得て行くお話。シンディ・ローパーやビリー・ジョエルの曲が効果的に使用されていました。
9位はスーパーマンの誕生秘話とでも言うべき作品。彼が異星で生まれて地球に来て育った経緯がこれで始めて分かった。
10位はアメリカ映画に次ぐ23本を観た邦画からのエントリー、まあ、邦画代表決定戦とでも言えば良いかな。次点に挙げた「許されざる者」との争いになったが、個人的には「奇跡のリンゴ」も予定調和的な内容だったが面白かった。福山雅治はこれと「真夏の方程式」の2本で主演を務めたが、やはり是枝監督作品のこちらに軍配が無条件で上がった。

以上、8~10位は8位の作品は7位でも良かったかなって迷ったが、9~10位は順当です。

次点では5本記したが順位は関係ありません。中でも「リンカーン」「ジャンゴ 繋がれざる者」はトップ10入りしていても不思議では無かったが、敢えて次点扱いとした。「ウォーム・ボディーズ」はゾンビ映画の中では出色のストーリー構成が良かったです。

来年はどんな作品と巡る会えるのか、今からワクワクしますね。

【ワースト・期待外れ】※順番は観賞日順で順位ではありません
1.クラウド・アトラス (アメリカ)
2.ジャッキー・コーガン(アメリカ)
3.リアル~完全なる首長竜の日~(日本)
4.アフター・アース(アメリカ)
5.ダイアナ(イギリス)
6.The Iceman-氷の処刑人-(アメリカ)
7.ルームメイト(日本)
8.悪の法則(アメリカ)
9.謝罪の王様(日本)
10.ブリングリング(アメリカ)

この部門は余計かも知れませんが、その性格上順位はありませんし、数も偶然10本でした。何故かアメリカ映画と邦画が多いですが、観た本数も多いので外れも当然あります。ワーストというと多少語弊があるので「期待外れとか退屈だった」という意味も込められていますが、2と8はブラピが出演しているのは偶然だと思いますが、8は出演陣の顔触れから期待が高かっただけにその反動もあってのランクインで1も同様です。
邦画の3本は敢えてコメントはしませんが3はこういうタイプの映画が好きな人もいますが私には合わなかった、前半と後半では別々の映画のように感じました。5はヨーロッパ映画ですが、単に生前の映像やエピソードをなぞっただけで折角ナオミ・ワッツ主演なのに彼女のカラーが活かされていなかったし、話題にも上らなかった気がします。


映画『鑑定士と顔のない依頼人』を観て

2013-12-30 12:45:44 | ヨーロッパ映画

13-109.鑑定士と顔のない依頼人
■原題:La Migliore Offerta(英題:The Best Offer)
■製作年、国:2013年、イタリア
■上映時間:131分
■料金:0円(1カ月FP5本目)
■観賞日:12月30日、TOHOシネマズシャンテ(日比谷)



□監督・脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ
□音楽:エンニオ・モリコーネ
◆ジェフリー・ラッシュ
◆ジム・ズタージェス
◆ドナルド・ザザーランド
◆シルヴィア・フークス
◆キルナ・スタメル
◆リヤ・ケベデ
◆ダーモット・クロウリー
◆フィリップ・ジャクソン
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
名匠ジュゼッペ・トルナトーレ監督が、刺激的な謎をちりばめて紡ぐミステリー。天才鑑定士が姿を見せない女性からの謎めいた鑑定依頼に翻弄(ほんろう)されていくさまを、映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネの音楽に乗せて描く。

ヴァージル・オールドマンは、世界中のオークションで活躍する一流オークショニア。早くに親を亡くし、結婚もせず、友人もいない人間嫌いの彼の楽しみは、自宅の隠し部屋の壁一面に飾った女性の肖像画鑑賞だった。
自分が仕切るオークションで、パートナーのビリーが名画を格安で落札するよう仕向け、自分のコレクションに加えていたのだ。そんな彼の元に、クレア・イベットソンと名乗る女性から電話が入る。1年前に亡くなった両親が遺した家具や絵画を鑑定してほしいという依頼だった。
指示された邸宅に向かったものの、彼女は姿を見せず、後日再び訪問したところ、使用人のフレッドが現れる。やむなく1人で家の中を見て回ったヴァージルは、地下室の床に転がった何かの部品に気付き、密かに持ち帰る。だが、鑑定が進んでもクレアは一向に姿を見せない。フレッドによると、歳は27だが、奇妙な病気を患っており、11年の勤務中に一度も会ったことがないとの事。
やがて、修理屋のロバートに調査を依頼していた謎の部品が、18世紀に作られた機械人形の一部である可能性が出てきた。数日後、“広場恐怖症”と呼ばれる病気により、“15歳から外へ出ていない”と告白したクレアに同情したヴァージルは、壁越しのやり取りに同意する。自由な出入りを許され、彼女が屋敷の隠し部屋で暮らしていることに気付くと、影に隠れて彼女の姿を目撃。美しいその素顔に、恋に落ちてしまう。

再度の覗き見を彼女に見つかった時、ヴァージルは全てを打ち明け、遂に対面を果たす。互いに心を許してゆく2人。ところが、外出に強い拒絶反応を示していたクレアが、ある日忽然と姿を消す。果たして、鑑定依頼の本当の目的は?そして、クレアの過去に隠された秘密とは?謎はまだ、入り口に過ぎなかった……。

この映画ってラストを知ってから、自分の頭の中でシーンを振り返ると、どんなに小さなシーンにも全て意味があったというか繋がりがあったことが改めて判り、トルナトーレ監督の脚本の素晴らしさを認識させられた。

『ヴァージルのハマった罠』
①本プロジェクトのプロデューサー的な役割を果たしたのは、オークションの相棒ビリーだった。ビリーは彼に自分の画を酷評され続けていた。
修復家のロバートは、ディレクター的な役割を担う。プレイボーイの彼はクレアを利用してヴァージルが恋の盲目状態に陥るように数々の仕掛けを施す。古びた歯車の鑑定、オートマタの活用。特に後者はヴァージルが卒論に選んだテーマであることまで調査済みだった。
③クレアの住む古ぼけた屋敷、これはロバートが2年かけて完璧なセットを施す。クレアが12年間外出していないことになっていたが、それを見破っている謎の女性が向かいのカフェに居た。その女性の名前は...。何と驚きだった。
④ヴァージルはクレアと一緒になる。ヴァージルの自慢のコレクションである女性の肖像画が秘密の隠し部屋に所蔵されているシーンが登場。その視線は全てヴァージルに向けられている、全てオークションでセコイ手段を講じて手に入れた逸品揃いだ。だが、クレアと一緒になったことで安心したのか?それとも何時の間にか秘密部屋の暗証番号が流出したのか、クレア共々全て消えて無くなった。
ということは屋敷の使用人までグルだった?

女性との交際経験の無かったヴァージルが得た束の間の恋。消えたクララが以前語っていたプラハのカフェへと向かったヴァージル。
そこには無数の時計が。呆然とするオールドマンにウェイターが「おひとりですか?」と尋ねるも、一瞬、つまって…「あ、いや、人を待っている」と力無く返事するも、待ち人が現れることは無いだろう。美術品の鑑定眼力は超一流だったが、生身の人間の鑑定は素人だった。余生をどう過ごすのだろうか?

トルナトーレ監督は当初からジェフリー・ラッシュにヴァージルを想定して脚本を書いたそうだ。従って、彼の演技は実によくハマっているし、彼の個性も充分に活きている。オークションで仕切るシーンなどは素晴らしいし、クレアに徐々に惹かれて行く心境の変化も見事に表現している。それと相棒ビリー役のドナルド・サザーランド、やはり彼がこの罠の全てを仕切っていた。ただ者では無いね。
「アクロス・ザ・ユニヴァース」でブレークしたジム・スタージェスは、この罠の進行役?をこれも見事に疑われること無くこなしていたのは立派。彼が恋の指南役を務めなければこの罠は完成しなかっただけに良い味だしていた。


安倍首相が靖国神社参拝…第1次内閣含め初

2013-12-26 22:48:07 | 時事ニュース・国内

安倍首相は本日午前11時半頃、急遽、靖国神社を参拝した。

 首相在任中の参拝は、第1次内閣を含めて初めてで、現職首相としては2006年8月15日の小泉首相以来7年4か月ぶりの参拝となる。
首相は参拝後、戦争の惨禍を繰り返さないという「不戦の誓い」のために参拝したと記者団に語った。第2次内閣発足以来、首相は、外交問題化を避けるために参拝を自重してきたが、日中、日韓関係の改善が見通せないことから、政権発足から1年の26日、参拝に踏み切ったとみられる。中国、韓国が強く反発している。


安倍首相は、10月の秋の例大祭の際、参拝するかどうかぎりぎりまで検討していたが、台風で伊豆大島に大きな被害が出たことなどもあり参拝を見送っていた。政府関係者の1人は、「今回は、数日前に、安倍首相から参拝することを伝えられた」と明らかにした。ただ、外務省幹部からは、「これでは外交にならない。中国や韓国との摩擦拡大の要因は、日本にあるということになりかねない」と、今後を懸念する声も上がっている。



韓国政府の報道官を務める劉震龍(ユ・ジンリョン)文化体育観光部長官は、靖国神社は許されない戦争犯罪者たちを合祀している反歴史的な施設」と指摘。「安倍首相が神社を参拝したのは誤った歴史認識をあらわにしたもので、韓日関係はもちろん、北東アジアの安定と協力を根本から傷つける時代錯誤的な行為」と述べた。その上で、「いわゆる積極的平和主義という名の下で、国際社会に寄与するとしているが、こうした誤った歴史観を持ち、平和増進に寄与できると考えているのか問い返したい」と強調した。

安倍首相の参拝については、10月の秋の例大祭の際に、噂されていたが大島での台風被害の影響で断念された。今日を選んだのは、安倍首相曰く、政権発足一周年が経ったことから、区切りの意味もあったようだし、公約にも掲げていたのもあるようだ。
安倍首相の本音の部分ではもっと早く参拝に踏み切りたかったのだろうが、そこは、グッと我慢して玉串料を収めるなどの「配慮」を中国と韓国にだけしていたものの、相変わらず批判的な態度を取り続けてきたことから、参拝もやむを得ないと決断されたのだろう。ただ、アメリカの「失望」発言には失望した。

中韓はA級戦犯の合祀を問題視しているが、この2国以外から目立った反発は現時点では(過去にもそうだが)聞こえてこない。


「餃子の王将」大東社長、本社前で銃撃され死亡

2013-12-19 18:34:36 | 時事ニュース・国内

今日の午前7時ごろ、京都市山科区西野山射庭ノ上(いばのうえ)町の王将フードサービス本社ビル前駐車場で、大東(おおひがし)隆行社長が拳銃のようなもので撃たれ、うつぶせで倒れているのを従業員が見つけ119番した。大東社長は市内の病院に運ばれたが、死亡が確認された。京都府警は殺人事件とみて捜査を始め、山科署に捜査本部を設置する。現場では複数の薬きょうが見つかっており、犯人は逃走中。同社はギョーザを中心とした中華料理店「餃子の王将」を全国展開している。
大東社長の衣服にはにじむ程度の出血があり、救急隊員らが駆け付けると従業員が人工呼吸していた。同署は、社長へのストーカーや嫌がらせなどの情報は現在のところ把握していないといい、犯人は拳銃のようなものを持って逃げているとみられ、府警は、社長の周囲にトラブルがなかったか会社関係者から事情を聴く。

大東社長は大阪市出身で、関西経理専門学校を中退。中京区の四条大宮で義兄が1967年に創業した「王将」に1969年に入店。1974年の会社設立を経て、1984年に取締役就任。専務、副社長などを経て2000年から社長。

王将を巡っては、金沢市の餃子の王将金沢片町店では昨年12月、客がカウンター席に裸で座って写真を撮影。画像がネット上で公開され、王将側は今年9月、客10人を刑事告訴。石川県警が威力業務妨害と公然わいせつの疑いで7人を書類送検している。今年2月には、京都府内の店舗に勤務していた男性が長時間労働で鬱病となり、休職を余儀なくされたとして損害賠償を求め京都地裁に提訴した。

いや~驚いた。王将と言えば自分も普段からよく利用し、今年度は会員証をゲットしたばかりだった。2000年代に急成長したのは大東社長の強烈な個性とリーダーシップの賜物だが、一部では、その厳しすぎる軍隊式の新人教育などがネット上で話題になっていた。犯人が逃走中であることから犯行原因は不明だが①社長の行動パターンを熟知した者の犯行であること②待ち伏せされた上に銃で狙撃されたこと。この2点からもプロの犯行との見方が出来る。
警察の捜査が待たれるが、果たして店舗拡大にあたってトラブルは無かったのか?社内にトラブルは無かったのか?一刻も早い犯人逮捕が望まれる。

因みに、私の今日のランチは「餃子の王将」で頂きました。


北朝鮮が張成沢氏を死刑、反逆罪で即日執行「人間のクズ」と張氏を罵倒

2013-12-14 21:22:32 | 時事ニュース・海外

 北朝鮮国営の朝鮮中央放送(ラジオ)は13日早朝、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の叔父で後見人とされた前国防委員会副委員長の張成沢(チャン・ソンテク)氏に対して、12日の国家安全保衛部特別軍事裁判で死刑判決が下され、即時執行されたと報じた。
ラヂオプレス(RP)が伝えた。張氏は解任されるまで国防委員会副委員長を務めていたほか、労働党政治局員だった。故金正日総書記の妹の金慶喜氏の夫で、金第1書記の後見役として金氏の権力基盤構築を支援するとみられてきたが、同時に実力者だった張氏は金氏にとって最大の脅威でもあった。張氏の妻である金慶喜氏とは執行直前に金正恩の指令により離婚していたとの報道もあるが、一部では今年になってから体調不良が伝えられていた金慶喜氏は、実は認知症を患っているとの情報もあるようで、既に、人物の見分けもつかないほど進んでいるとも言われている。

中央放送は、同裁判所が張氏に対し「敵らと思想的に同調し、わが共和国の人民主権を転覆する目的で敢行した国家転覆陰謀行為が共和国刑法第60条に当たる犯罪を構成することを確証した」と指摘。「凶悪な政治的野心家、陰謀家であり、万古の逆賊である張成沢を革命の名の下に人民の名の下に厳しく断罪、糾弾し刑法第60条により、死刑に処すものと判決を下し、即時執行された」と伝えた。

張氏の動向については秋頃から急に側近が粛清されているとの報道が度々なされていて、本人の動向にも注目されていたなかで、アントニオ猪木参議院議員の訪朝時に面会した写真が公開されてから間もなくの失脚だったので、既に、その頃には今回のシナリオが反張派から描かれていて金正恩第1書記に進言されたのだろう。
従来は親族が粛清されることは無かったのだが、張氏の処刑後は、張氏が密かに担ぎ出そうと画策していた長男の金正男(キム・ジョンナム)氏の身辺にも危険が及ぶ可能性があるかも。金正男については中国当局の監視下にあるとされ、日本のTV局が何度か直撃インタビューを試みている人物というより、かつてドミニカ旅券で不法入国を試みて日本当局に身柄を拘束された人物でもあるあの人だ。

張氏は故金正日総書記時代からの側近中の側近というよりは身内であった人物で、日朝間の拉致問題にも深く関わっていた人物とされていたことから、拉致問題の解決に何らかの影響が出るのは間違い無いだろう。


FA片岡、読売移籍を表明

2013-12-01 20:33:02 | 野球全般

【片岡、FA移籍表明】
埼玉西武からフリーエージェント(FA)宣言した片岡治大内野手、読売への移籍を表明した。「小さいころからのファンであるし、後悔しない選択自分でした」と語った。午前中に読売に連絡を入れたという。古巣、オリ、楽天には断念の気持ちを伝えたそうだ。
片岡は「最後まで悩みましたし、西武のみんなと一緒にやりたい気持ちが強かったので本当に複雑な気持ち。どこに行っても不安はあると思いますし、本当に勝負していかないといけない」と語っているようだ。白々しいね、今更さ~。

今季のFA戦線では埼玉西武から涌井、片岡の2選手がFA宣言、球団は宣言後の残留も認めていたが移籍を選んだ。涌井はまだ態度を保留しているが、既に千葉ロッテと面談しており移籍表明は時間の問題だろう。
片岡がFAするか否か迷っているとシーズン終了直後のコメントにあったが、個人的には「何を迷っている?」だって残留するんでしょ?って西武ファンなら皆が思っていた筈ですから。それが、日が経つに従って、彼のコメントから西武愛を感じさせるものはなく移籍に心が傾いているとの記事を読んで信じられない気持で一杯だった。あれだけファンとの交流を大事にし、明るいキャラで親しまれていたのに、あれは何だったの?てね。

FA宣言後、球団は現状維持の9500万円、単年契約を提示したとの報道。ここ3年の出場試合平均が70位で、今季も夏場に長期離脱があったので、現状維持でも事実上「アップ」とも解釈出来る提示額。仮にFAでなければダウン提示でも文句言えないよね1位になれなかったし。
単年契約については残留するなら単年は基本だろうけど、宣言残留したことでトレードさえなければ西武で現役を終える路線まっしぐら?だったので引退後の生活も保証されたでしょう。

その球団の提示が妥当か否かは別として、オリックスや東北楽天とも面談した片岡だったが、この2球団へ行くくらいなら最初から残留でしょう。一時は中日が名乗り上げるとの憶測記事もあったが、ここで後出しジャンケン的に本命の「読売(これからYGと書きます)」が井端獲得表明後に名乗り上げます。
ところがYGが表明する前にスポーツ紙には「片岡、YG入団決意」のような記事が。そこには「YGが憧れだった」彼自身も両親もYG入りを勧めているとのこと。当初は西武のみんなと一緒にやりたい云々との記事もあったけど、あれは何だったの?カムフラージュか?

そして、今日、まるで12月に入るのを待ってましたと言わんばかりに「YG入り決意」の記事が出ました。やっぱり、そうか!西武ファンの落胆は大きいです、彼の残した数字以上だけでは判断出来ない、それ以上の衝撃は図り知れません。
寄りによって...西武ファンが一番嫌っているのはパではSB,セではYGですからね。FAでこの2球団に移籍するとは!「西武の片岡を応援」していたので、どこに行っても応援する訳ではありませんからね。

【球団編成はもっと引留め交渉を】
その怒りを選手一人だけに向けるのは気の毒な気もしますが、球団編成部の責任、特に鈴木部長の責任問題にも発展しかねませんよ。片岡、涌井に加えてヘルマン、サファテの外国人選手の退団も決定的で、入団が決まっているのは横浜DeNAを不振で解雇された「ひちょりとラミレス」では戦力ダウン著しいです。奮発してバルディリスとかモーガンでも獲得するなら話は別ですがね。閑話休題。

【FA移籍選手の末路】
さて、片岡ですが「YG移籍=裏切り」と西武ファンは判断するでしょう。ファンの多かった片岡ですが、そのファンの今までの応援に感謝するどころか、ファンに唾を吐く様な移籍はオープン戦や交流戦での対戦では全観衆から激しいブーイングを浴びるでしょう、それは和田の比では無いですね。
今日の彼のコメントを見ても分かるように「小さいころからの(YG)ファンであるし、後悔しない選択を自分でした」と言っていますからね。これは西武ファンの心情を逆撫でするだけです。「YGファンだったので我慢して西武でプレイしてきた。このまま西武でプレイすると後悔するので移籍する」これが彼の本音だったのでしょう。豊田はFAでYG移籍を決めた時に「残留は甘えに繋がる」と、これまた西武ファンを逆上させるコメントを発して去りました。

ハムの小笠原はYG移籍を決めるとき、ハムのフロントと何度も会談を重ねて決してハムファンを悲しませるようなコメントは発しませんでした。だから、交流戦で札幌Dに戻って来てもブーイングは無かった(少なかった?)と記憶しています。そんな彼でさえ、今季YGを不本意な形で去ることになりました。

片岡も豊田も本音では西武でのプレイが嫌だったことになります。西武よりYGの方が金銭的にも恵まれているし、退団しても一生「元YG」の肩書を得ることが出来ます。だが、果たしてそうでしょうか?確かに目先の年俸は西武より格段に良いのは事実、だが、YGにFA移籍した選手の末路は悲惨です。最近、あれだけ憧れてYG移籍した清原がYGは富士山のように、遠くから見ると美しく輝いているが実際は逆だったと語っているのが良い例です。
落合は清原入団で追われ、江藤は小久保入団で追われ、工藤は門倉入団で追われ、藤井は村田入団で追われ、小笠原は中日移籍、広沢は阪神移籍、豊田は広島移籍、清原はオリックス移籍で現役を終え、まともに現役を全うしコーチ就任まで果たした川口は異例中の異例。杉内、村田がどうなるかは分かりませんが、ここ3年で70試合平均の出場で3割未到達の片岡では余程頑張らないと2年契約全うしたら戦力外かも。

西武からはFAで移籍した選手が12球団で最多ですが移籍した選手の末路は本当に哀れです。その代表例は石毛でしょう。
石毛は黄金期にプリンスHからドラ1で入団、新人王を獲得(セはYGの原だった)し主将としてチームを牽引し、誰もが幹部候補と考えていた。だが、私生活の乱れから現役の晩年に根本氏に請われてFAで弱小球団だったダイエー移籍を敢行。ポスト王として迎えられたが、ここでも球団幹部と衝突して退団、オリックス監督就任もアマチュア感覚が抜けない采配でチームをボロボロにして1年で解雇。
こうなったら戻る所はありません。FA移籍した選手は基本的に監督、コーチ、球団職員、チームスタッフ全ての可能性が無くなることを意味します。工藤は後輩監督の希望で1年だけ戻りましたが、これは異例中の異例ですが監督・コーチの可能性は別問題です。彼もFA移籍時に球団ともめましたから。
石毛その後、四国ILを立ち上げたもののここも辞めてしまい、今は何をしているかって?何度か球場で息子らしき人とひっそりと観戦している姿をみかけました。何年か前のライオンズ・クラシックでアドバイザー?的な仕事を単発でしていたけど、伊原監督が就任しても声は掛りませんでした。これがFA選手の末路ですし、清原も球団に戻る事は困難です。

片岡のFA移籍決断は、こうして石毛や清原と同じ運命を辿ります。勿論、自分だけは一生「元YG選手」として悠々自適の生活を加藤綾子アナと過ごそうと考えているでしょうが「甘い!」です。現役引退しても西武の息のかかった放送局の仕事も無いでしょうし、西武OBとしても二度と行事に呼ばれる事(単発以外は)も無いでしょう。それが現実です。

原から「ヤス」と呼ばれて「背番号8」を提示されて嬉しかった?森脇オリ監督も「ヤス」と呼んでいるそうですが...。


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