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映画『ハッシュパピー、バスタブ島の少女』を観て

2013-05-02 22:25:40 | 映画・ドラマ、アクション

13-37.ハッシュパピー、バスタブ島の少女
■原題:Beasts Of The Southern Wild
■製作年、国:2012年、アメリカ
■上映時間:93分
■観賞日:5月1日、シネマライズ(渋谷)
■料金:1,000円



□監督・脚本:ベン・ザイトリン
□脚本:ルーシー・アリバー
◆クゥヴェンジャネ・ウォリス(ハッシュパピー)
◆ドゥワイト・ヘンリー(ウィンク)
◆リービ・イースタリー(ジーン・バッティステ)
◆ローウェル・ランデス(ウォーラス)
◆パメラ・ハーパー(リトル・ジョー)
◆ジーナ・モンタナ(ミス・パスシバ)
【この映画について】
新人監督のベン・ザイトリンが弱冠29歳で手がけ、低予算のインディペンデント作品ながらも、サンダンス映画祭やカンヌ映画祭で受賞を果たして脚光を浴び、第85回アカデミー賞で作品賞ほか4部門にノミネートされたドラマ。
米ルイジアナ州の湿地帯に、世間から隔絶された「バスタブ」と呼ばれる小さなコミュニティーがあった。少女ハッシュパピーは毎日がお祭り騒ぎのようなバスタブで気ままに生きていたが、ある日、大嵐が襲来したことをきっかけにバスタブは崩壊。さらに、父親のウィンクが重い病気にかかっていることを知ったハッシュパピーは、音信不通になって久しい母親を探しに外の世界へ足を踏み出していく。
ハッシュパピー役はオーディションで選ばれた撮影時6歳の少女クワベンジャネ・ウォレスが務め、史上最年少でのアカデミー主演女優賞ノミネートを果たした。(この項、映画.comより転載しました)
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
6歳の少女ハッシュパピーは、“バスタブ”と呼ばれるコミュニティーで、父親のウィンクと暮らしている。彼らは、閉鎖的な場所であったものの穏やかな日々を送っていたが、ある晩、嵐が全てを奪い去る。突然大好きな場所や仲間を失ったハッシュパピー。途方に暮れる状況の中、ウィンクが重病であることを彼女は察知し……。

この映画には一人も有名な俳優さんが出演していないどころか、ハッシュパピーを演じている少女(名前が難解なので省略します)も当然素人ながら、ここでの演技が認められてアカデミー賞主演女優賞部門で最年少ノミネートを果たすなど、「作品賞」「監督賞」「脚色賞」と4部門それも主要部門でのノミネートはお見事の一言に尽きる。
南部の沿岸沿いに、文明の進化に取り残された様に「バスタブ」と呼ばれる、まさにその名の通りの小島で生活する父娘。二人の生活環境は文明人の尺度からは「劣悪」と映るだろうが、行方知れずの母を心の中で慕いながらも健康に不安のあるアル中の父との生活は彼女に取って決して恵まれていない訳では無く、同じ肌の色を持つ仲間達との交流も含めて子供ながら力強く生きている。
所がその父の健康が優れず、また嵐に見舞われた事で生活が困難な小島から出て行くことも考えなければならず、仲間と共に母を探しに行くが観光船に拾われて大人の世界を垣間見、そこで母らしき?女性との出会いを経験。だが、やはり病床の父を捨てる訳には行かず、島に戻るがやがて父は亡くなる。それでも父は生前に娘に、近い内に自分が亡くなることを想定して、魚を手掴みで取る方法などを教えたりして、子供であっても一人で生きるすべを身に着けさせようとしていた。果たしてハッシュパピーはこの先、世間の荒波を如何に泳いで渡るのか?そんな思いを観客に投げ掛けて来るような余韻を残して行った。

このストーリーはアフリカ大陸のどこかの話では無くて、アメリカの南部である。古代牛が出てきて彼女の前に立ちはだかるシーンは何かを暗示しているようで、彼女の将来は彼女自身が力強く切り開いて行くでしょう。

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