浜崎ヒカル交通館ブログ

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女性専用車について

2006年10月21日 07時45分25秒 | 公共交通
女性専用車の導入・拡大に熱心な××党(ここでは政党名は、敢えて伏せておきます)が仙台地区でも、専用車導入を目的をした街頭アンケートを実施した。
痴漢の被害や混雑の少ない札幌でも、女性専用車を導入を検討するためのアンケートが実施されたことがあり、それも××党が関与していた。
××党にとって、専用車導入は、「専用車導入によって犯罪被害を減らす」のではなく、「専用車の導入・拡大」そのものが目的であることは、有名になっている。
建前は「痴漢対策」といわれているが、疑問の声も少なくない。
神戸や大阪の地下鉄では、混雑のない日中を含めた終日導入をしている点、神戸の地下鉄では、土日休日も実施している点、つくばエクスプレスでは、痴漢の被害のない開業前から専用車導入を決めていた点など、疑問点も多い。
また、専用車を導入していても、専用車を利用しない女性客(利用する駅の階段や改札口の位置の関係だと思われる)も多く、より混雑した一般車ではトラブル増加につながりやすいということや、痴漢する輩は男性客全体から見ると、多く見積もっても0.1%にも満たないはずであるが、良識ある男性客を含めた大半の男性を犯罪者扱いして、乗車可能場所を制限している点などから、私は、専用車には賛同できない。
賛成派の中には、「とにかくどうあろうが、専用車を導入するに越したことはない」と、専用車をいいことずくめのように言っているのがいるが、私は、理解できない。
専用車導入には、「高齢男性を含む大半の男性が、乗降や乗換えに便利な車両に乗れなくなる」「男性=悪人という偏見を助長させる」「他の車両の混雑が増す」「輸送力のロスが生じる」「列車の定時運行安定性の低下」「家族連れや男女混合グループの乗車できる場所を不当に制限する」などのデメリットが数多くある。いや、デメリットのほうが多いといっても良いだろう。
私は、「痴漢対策をするな」とは一言も言っていない。ただ、痴漢対策とは建前だけで、不当な男女差別の助長につながりかねない専用車導入には、断固反対である。

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