蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

三たて蕎麦 やじま  川越

2011-04-16 18:09:19 | 蕎麦
川越市の辺りは関東平野のど真ん中である。


お店の窓から見える風景も、実に広々と長閑である。


十割田舎せいろは太打ち。実に好みの太さ。


始めは、汁も何も付けないで味わう。噛みしめると香りが素晴らしく出てくる。
汁は江戸流とは異なり、甘み、辛みともに強すぎないもの。しかし、鰹節の味がよく出ていた。


御主人のお薦めで、そばがきも注文した。
素晴らしく滑らかな、独特のそばがきで、ざあらざらするような口当たりが全くない。

帰り際に、御主人と少し話をする事ができた。こちらの蕎麦はすべて御主人の自家栽培、自家製粉で、蕎麦粉を非常に上手にコントロールしているから、このような蕎麦が打てる、との事。
その作業の大変さは想像にあまりある。

ところで、最初の写真にあるように、ここは平野の真ん中でいわゆる蕎麦に適した標高の高い寒冷地ではない。蕎麦栽培について言われている常識は、果たして本当なのだろうか。
それとも、御主人はどこか、結構離れた土地で蕎麦を栽培されているのだろうか。そうだとしたら、さらに超人的に思われてくる。


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (j-garden)
2011-04-17 14:02:11
平野の真ん中の蕎麦畑は、
ちょっと違和感があるのかもしれませんね。
お店の近くで作られているのでしょうか。
でも蕎麦って、
他の野菜に比べると、
それほど小まめに手間をかけているイメージがないのですが…。
実際のところは、どうなんでしょう。
返信する
Unknown (kikouchi)
2011-04-17 22:36:42
>j-gardenさん
御主人が言われるには、蕎麦打ちも、蕎麦の栽培も全部自己流だそうです。と言う事は、常識では考えられないような、独自のノウハウもお持ちなのだろうと推測します。
長野の蕎麦屋さんも安定して美味しいし、お江戸の蕎麦屋さんも歴史の味を食べさせます。
こちらは、全く予測しなかった信じられない質の高い蕎麦です。
味と言うものは、思ったより確かなものではないかと感じました。
蕎麦栽培の実際は、次の機会に聞いてみるしかなさそうです。
返信する
Unknown (Z33)
2011-04-18 00:14:02
前に伺った時にご主人に尋ねてみたら、ソバ畑はお店の近くにあると仰ってました。
関越道の三芳PAの近くでも「みよしそばの里」が畑でソバを栽培していますので、
意外に平野部でも作付けできるものなのですね。
ちなみにもう十年以上前、まだ店舗がなかった頃にテレビで紹介された時の記事も見付けましたので
リンク張っておきますね。
返信する
Unknown (kikouchi)
2011-04-19 18:38:15
>Z33さん
流石です。大分前から、このお店を御存じの様子。
蕎麦畑はやはり、近くの平野にありましたか。
おそらく、蕎麦は山間部でも出来るけど、平地で手をかけてやる方が、良質の実が採れるということなのでしょう。
御主人の研究熱心により、独特のレベルの高い蕎麦が食べられるのですね。
返信する

コメントを投稿