信州別所温泉は、名のある観光地である。上田平という散歩に絶好の盆地の奥に有名な温泉があれば訪れてみようと思うのも、無理はない。
常楽寺までは大変な賑わいなのだが、そこから更に上に登る急坂は人気がない。たった、数百メートル登るだけなのだが、登る途中で心配になるような山道である。
しかし、しかるべき距離を登り切れば看板は大きく、蕎麦の魅力を一瞬で感じさせる。
さらに、お店としているのは相当に格の高い農家のようだ。
屋根の形を見るに、明治の初期に生糸(絹織物)で、相当な資産を稼いだ家を蕎麦屋さんとして解放しているのだろう。
玄関までの間、母屋との間に堀を設けるというほどではなかったようだが、母屋の壁にごく小さな窓しか設けられていないのは、余所者を警戒してののことだろう。
お店に上がり、一息つく。そう、別所温泉入口から回り込んだお店で、一時間半以上待ちますと言われて、いささか切れた感じでこちらへと移動したのだ。あきらめた店は、席を待つ客をお店の中にも入れず順番待ちの番号札を用意もしない。そうなると、隙をついて逆転入店組もあり得るので、お店の入り口で行列を作りひたすら待つしかない。そういう、混雑は日常的に経験されていないかもしれないが、北信地区の有名店でそれをやらないのははっきり、落ち度だと感じた。
それに比べ、このお店のリラックスできること、なんともたとえ難し。
蕎麦は大西流の発芽蕎麦。もう少し、主張が強いかと思っていたのだが、実にさっぱりとしている。確かに、豆類も、もやしとして発芽させてしまえば、栄養たっぷりの硬い実よりはさっぱりした感じになる。それを蕎麦に挽くのだから方向としては、雑味の少ない方へ向く。
おお西の創業者は、相当にアクの強い姿でお店におられるのだが、どうやら更科的な口当たりのよい蕎麦へと探究心を伸ばしているようだ。
常楽寺までは大変な賑わいなのだが、そこから更に上に登る急坂は人気がない。たった、数百メートル登るだけなのだが、登る途中で心配になるような山道である。
しかし、しかるべき距離を登り切れば看板は大きく、蕎麦の魅力を一瞬で感じさせる。
さらに、お店としているのは相当に格の高い農家のようだ。
屋根の形を見るに、明治の初期に生糸(絹織物)で、相当な資産を稼いだ家を蕎麦屋さんとして解放しているのだろう。
玄関までの間、母屋との間に堀を設けるというほどではなかったようだが、母屋の壁にごく小さな窓しか設けられていないのは、余所者を警戒してののことだろう。
お店に上がり、一息つく。そう、別所温泉入口から回り込んだお店で、一時間半以上待ちますと言われて、いささか切れた感じでこちらへと移動したのだ。あきらめた店は、席を待つ客をお店の中にも入れず順番待ちの番号札を用意もしない。そうなると、隙をついて逆転入店組もあり得るので、お店の入り口で行列を作りひたすら待つしかない。そういう、混雑は日常的に経験されていないかもしれないが、北信地区の有名店でそれをやらないのははっきり、落ち度だと感じた。
それに比べ、このお店のリラックスできること、なんともたとえ難し。
蕎麦は大西流の発芽蕎麦。もう少し、主張が強いかと思っていたのだが、実にさっぱりとしている。確かに、豆類も、もやしとして発芽させてしまえば、栄養たっぷりの硬い実よりはさっぱりした感じになる。それを蕎麦に挽くのだから方向としては、雑味の少ない方へ向く。
おお西の創業者は、相当にアクの強い姿でお店におられるのだが、どうやら更科的な口当たりのよい蕎麦へと探究心を伸ばしているようだ。
美味しいお蕎麦が味あえましたね。
このお店は、
知りませんでした。。
本当にのんびりとしたお店です。入店しても、なかなか認識してもらえず、調理場へ声をかけに行きました。しかし、それで問題は解決。
どっしりとした館の中に展示されているものも、また蕎麦を供するのに使われている器も、どちらも高い趣味性のある判断のもとにあるの感じされます。
さて、肝心な発芽蕎麦ですが実にアクがないので少し拍子抜けです。蕎麦の実にある少しのエグさは日本人お舌を引きつけてやまないように思うのですが。
別所温泉で食べたことのある蕎麦屋は
そば久のみ
こんな蕎麦を出す店があったとは
上田は柳町に本拠地を構える大西さんの弟子筋のお店です。ということは、比較的最近に立ち上げられたお店なのでしょう。
お店の雰囲気はのんびり、に尽きます。客が来たから尻に火がついたような浅ましい対応は期待できません。座敷に上がり込んで、ゆっくりお待ち下さい、というのがこのお店の本音なのでしょう。
その、のんびりさに較べて、見事に一本通った蕎麦が心地よいお店です。