蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

朴念仁  修善寺

2010-10-10 22:56:10 | 蕎麦
伊豆修善寺の名前のいわれは、文字通り修禅寺なるお寺にある。


有名旅館はお寺の並びに軒を連ねるが、こちらは桂川を渡った先の、竹林に接する古民家を店とする。開け払った窓を抜ける風を感じる、居心地のよさは格別。




まだ寒いと言うほどの天気でもなく、上り坂を少し歩けば汗が出てビールを頼めば、バイ貝のお通し。
その先は、御自慢の山葵漬に生湯葉。生臭ものは頼まず、蕎麦に配慮した、




蕎麦は本当の細打ち。マッチ棒の2/3位の仕上がり。それでも茹であがりの具合を外さないのは、秒単位の仕事と思う。
蕎麦汁の入った片口を始めとして、器に対する意識は高い。


短い時間でしたが、実に和ませていただいた。
よろず、気配りのあるお店はありがたい。


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Z33)
2010-10-11 05:14:55
だいぶ以前に何度か伺ったものの、すっかりご無沙汰です、このお店。
木曽の時香忘さん同様、接客の印象が宜しくなかったもので。
ですので、最後の2行は正直意外でした。
しかしその2行を拝見し、客が少なくなると思われる冬場、開店時刻に合わせて一人で再訪してみようかな、
と思いました。
返信する
Unknown (kikouchi)
2010-10-11 17:55:25
>Z33さん
このお店は、蕎麦屋界の仕掛け人とも言える石井さんが開いたという事で、数年前は話題になったように記憶しています。現在は角谷さんが店を仕切り、大分落ち着いたのでしょう。
竹林から吹き寄せる涼しい風を直に感じられる席に座り、実に落ち着く事ができました。出がけには、女将さんが次の目的地までの道順を丁寧に教えてくれ、本当に助かりました。
私が接客をあまり気にしないせいなのか、時香忘さんでも芳しくない印象はありません。
最初に訪れたのは真冬の夕方近く、道は凍りついていました。店内に他に客は無く、2人で入店して1人しか蕎麦を食べなかったのにもかかわらず、とても暖かいもてなしを受けました。次に行った時は夏でお客も多かったのですが、オーナーの娘さんと笑い溢れる会話をしながら、注文をしたのを覚えています。
まあ、タイミングの問題で、接客の印象はガラッと変わるように思います。
返信する
私も・・・・・・ (シャレード)
2010-10-13 00:36:12
神田の「いし井」が修善寺に移って・・・・・
私が行きたいと思いながら訪ねたのは・・・銀座に出店準備の頃。

蕎麦も接客も・・・もう論外でした・・・
ですが・・今はお弟子さんが受け継がれて中々の様子ですね♪

ガッカリした覚えが有りますが・・・また訪れてみたくなりました。
裏の竹林の景色は捨て難いものが・・・・
ただ・・・あの座布団柄が・・・・気になりましたが・・・

あさば・・・なる旅館・・・新内流しを小舟で・・・
梅見新内の頃・・・・・修善寺にと思っています。
その時に・・・・・もう一度と・・・思わせる・・・
この日記の記述でした・・・再度手繰ってみたくなった私です。
返信する
Unknown (kikouchi)
2010-10-14 18:51:00
>シャレードさん
ビールのつき出しにバイ貝がでてきたのは、ちょっとガク!でしたが、蕎麦も湯葉もレベルの高いものでした。
ちょうど、あさばさんの斜め向かいですよね。あの辺りの様子は、京都の東山辺りの雰囲気が漂いますね。
返信する

コメントを投稿