御上神社の、6月(水無月)30日に行われる「夏越大祓式」に行ってきました。
私たちが日常生活のなかで、知らず知らずに犯してしまった罪けがれを人形(ひとがた)に託して
身体を清め、心新たに生活を営むべく、大きな力を得る大切な行事が『大祓(おおはらえ)』です。
名越、六月祓(みなづきのはらえ)ともいい、古代宮中で旧暦6月・12月晦日に行われました。
それが民間に普及し、特に6月の大祓は盛大に行われました。
【茅の輪のくぐり方】
茅の輪のくぐり方は、 「水無月(みなつき)の夏越(なご)しの祓(はらえ)する人は
ちとせの命のぶというなり」 という古歌を唱えつつ、左まわり・右まわり・左まわりと
八の宇を書くように三度くぐり抜けます。
紙人形は、氏名・年齢を記入し頭から足を撫でて息を三度吹きかけて、ご祈祷して頂きます。
茅の輪の由来は 『備前風土記』 の蘇民将来(そみんしょうらい)の伝承によります。
善行をした蘇民将来(そみんしょうらい)が武塔神(むとうのかみ)(素盞鳴尊すさのおのみこと)
から 「もしも疫病が流行したら、悪疫除去のしるしとして、茅の輪を腰につけると免れることが
できる」 といわれ、疫病から免れることができたという伝承です。 (御上神社HPより)
夏越大祓式が終わると、和菓子「水無月」 が配られて冷たいお茶と一緒に頂いてきました。
今日で上半期が終わりですね・・・明日から下半期! 心機一転です。(^^ゞ
~~~~~~~ 今日の誕生花 日比谷花壇より ~~~~~~~
花名 : ヘリオトロープ 花言葉 : 献身的な愛
ペルー・エクアドル原産ですが、夏目漱石の「三四郎」の中にも出てくる様に
明治の中頃には日本に渡来し栽培されていました。
いつのころか、茅の輪のくぐりの方法も決められたようですが、本来は、茅に悪疫除去の霊力があるので、くぐるだけで悪疫を除去が出来たのでしょう。
「水無月」も氷の代用なのですが、今では、氷だけよりも「水無月」の方がいいです。
格式を守って当時と変わらぬ神聖な行事をされていますね。
とっつあんさんの「水無月」美味しそうでしたね。(^^♪