昭和60年から3年間、爺と職場を共にしたA氏は、保健婦だった家内から健診後の保健指導を受けていた、たまたま家内が手編みの製品を奥さんにプレゼントしたことから、気楽なお付き合いが始まった。
年の暮れには、自ら加工した塩引き鮭をいただいて30年になる、昨年は鮭が不漁だと言うので、A氏に電話で様子を尋ねたら、我が家の分は確保して加工中だと言うので、鮭が泳いで来る日を待ち続けた。
家内が包丁研ぎ、切り身、冷凍までの一切を処理してきたが、昨年の暮れは気配りして、切り身にして奥さんと一緒に持ってきてくれて、70代のA夫婦と80代の爺夫婦による元気の交換会になった。
家内から奥様への手土産は何時ものとおり自ら編んだ手編み製品、奥さんの喜ぶ様は何時ものように子供心に帰る、今も慕ってくれるA氏夫妻とは互いに余生の親友同士と言ったところ。