再開 私の色（３３５２）

　横綱日馬富士の傷害事件について。２０１７年１１月１８日現在で、いろいろな報道を見たり聴いたりすると、日馬富士と貴ノ岩の双方の親方にも、事件のとらえ方が違うようだ。そして日本相撲協会の理事らも、「自分の利益」のために、この事件を処理しようとする意向があるようだ。

　この事件を起こした日馬富士に大きな責任がある。しかし、幕内貴ノ岩は先輩からのけいこなどつけてもらうように、親方同士で同意していたという。親方同士は以前は蜜月だったというが現在はそうでないことも報道されていた。

　協会の対応も不手際が目立つ。結局、この事件をどう対処し、終えるのであろうか。

　過去にも同様な事件があり、賭博、力士の死亡事件などがあった。協会は根本的な問題を解決せず、ただ時間経過をまっただけで、その後、ファンの人気が戻った。１５日間満員御礼がいい例である。

　力士の世界の古い体質が、現在まで続いていることが問題ではないか、と思う。上下関係が厳しい世界であり、簡単には是正されないだろう。問題が発生している以上、その理由を探り、改めていく必要がある。