今日のうた

思いつくままに書いています

傲慢 ここに極まれり (1)

2017-10-31 05:34:26 | ②一市民運動
衆院選挙から1週間以上が経つが、私には悪い夢を見ていたとしか思えない。
こんなことが民主国家で、本当にあっていいのだろうか?
選挙のためなら何でもする、選挙のための政治。政権維持をするための政治。
個人的な野望(憲法改悪)を成し遂げるためなら、どんなことでもする安倍氏。

(1)傲慢その1
  とってつけたような理由で、自分にとって一番都合がいい時に、一番勝てると思う時に
  奇襲をかけるように解散・総選挙を行う。
  こんなことが許されてよいのだろうか?
  国民が納得する理由なしには、解散・総選挙が行えないよう法を改正して、
  解散権を規制すべきだ。

①「衆院解散表明 解散権の制約、専門家が提案 9月25日 毎日新聞」

https://mainichi.jp/senkyo/articles/20170926/k00/00m/010/085000c 

(2)傲慢その2
  安倍氏の憲法違反
  ①の記事にもあったが、憲法学者で首都大学東京の木村草太教授は、
   次のように語っている。
  「臨時国会の冒頭解散は憲法違反という観点からも
   批判は免れない

   そもそも臨時国会の召集は憲法53条で決められている。

(日本国憲法)
五十三条 内閣は、国会の臨時会の召集を決定することができる。
いづれかの議院の総議員の四分の一以上の要求があれば、
内閣は、その召集を決定しなければならない。

自民党憲法改正草案では、さらに期限まで付記されているのだ。
(自民党憲法改正草案)
(臨時国会)
第五十三条 内閣は、臨時国会の召集を決定することができる。
いずれかの議院の総議員の四分の一以上の要求があったときは、
要求があった日から二十日以内に
臨時国会が召集されなければならない。


自分たちの草案には二十日以内と明記しながら、
 召集を3ヶ月も放置して、臨時国会が開かれるや冒頭解散とは!傲慢極まれり!
 これだけでも国民無視が甚だしいのに、これで終わらなかった。

①「自民・船田氏が身内批判『特別国会閉会なら言行不一致』10月30日 朝日新聞デジタル」

http://www.asahi.com/articles/ASKBZ66G5KBZUTFK01K.html

11月1日に召集する特別国会では
 実質審議を行わずに、8日に閉会するという。
 祭日や日曜日が入り、外遊がひかえているからと。ふざけるな!
 自分の頭の上の蠅も追えない人間に、外遊など任せられるのだろうか?
 憲法は国の最高法規である。
 それを国のトップが無視するのは、明らかに憲法違反である!

(日本国憲法)
第九十九条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、
この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。

 国の最高法規である憲法を守らない人に、総理大臣になる資格があるのだろうか?
 そして憲法改正を訴える資格があるのだろうか?
 安倍氏は直ちに臨時国会を召集して、
 森友・加計問題への国民の疑念に答えるべきだ。

 トランプとのゴルフ、外遊、年末年始の行事……なので、
 国民が忘れると思ったら、とんでもない!
 謙虚に真摯に丁寧に答えてください。
 野党は数に臆することなく、来年になっても追及し続けてください!

※国民の声に押されてか、あまりにもひどいと与党内でも声が上がったのか、
 臨時国会は開かず、特別国会を12月9日まで延長はするそうです。

②「臨時国会 謙虚な政治言うのなら 10月28日 信毎Web」

http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20171028/KT171027ETI090002000.php
 
(3)傲慢その3
   極めつけは野党の質問時間の削減だ。
   若手議員に活躍の場を、という取ってつけた口実で、実際は野党の口封じだ!
   野田内閣では与党の質問時間は14%だった。
   ところが当時野党だった自民党が民主党政権に、
   野党の質問権を確保すべきだと
   言って『2対8』に決めたのだ。

   野党・自民党はさらに上積みを要求。当時、国対委員長だった岸田文雄氏は
   12年2月、記者会見でこう語っていた。
   審議入りの条件として、昨年以上の審議時間数を
   野党に与えていただきたい。

   そして今回、衆院選で自民党が圧勝するや、議員数に応じて質疑時間を
   決めようとするものだ。
   与党は70%の審議時間、そして野党は30%の審議時間。

   国会に提出される前に、与党は法案を十分に議論し検討する場や時間が与えられる。
   だが野党は提出されて初めて、法案を目にするのだ。
   野党に十分な審議時間が与えられるのは当然のことなのだ。
   自民党に70%もの時間を与えたら、法案をよいしょするために使われるか、
   あるいは時間を持て余して、また以前のように般若心経を聴かされるのがオチだろう。
   それとも若手議員は、これほどまでにしてテレビに映りたいのだろうか?

①「カジノ審議中、『般若心経』唱え時間消費 自民党・谷川弥一氏 [モーニングCROSS]
  YOU TUBE(動画あり)」

https://www.youtube.com/watch?v=zyIIFDvTYL0

   こんなバカな話があるだろうか!!!!!
   こんなことを許したら、民主国家ではなく、独裁国家そのものだ!
   与党野党を問わず、国の形が変えられようとする時に、
   声を上げないでよいのだろうか!
   政治家として良心がとがめないのだろうか!
   
②「(時時刻刻)野党、質問削減を非難 議席数に応じて時間配分案
  首相の『謙虚さ』に疑問符 10月31日 朝日新聞デジタル

http://digital.asahi.com/articles/DA3S13206131.html





(4)傲慢その4
   選挙前のあの物々しい北朝鮮への警戒ぶりはなんだったのだろう!
   Jアラートを必要以上に使い、国民を不安にさせる。
   子どもたちが机の下に隠れる訓練をテレビで観ていて、痛々しかった
   子どもたちの心に傷を負わせなかっただろうか。
   「北朝鮮の脅威から国を守れるのは自民党だけです」
   「国を守れるのは自民党だけです」
   「国を守れるのは…・・」

   毎日、この言葉を聞かされて脅威を感じ、
   自民党に投票した人も多かったのでは?

   では北朝鮮に対して安倍氏が何をしたのか?
   秘密裡に交渉をしたようには見えない。
   国際社会に制裁強化を訴えただけではないのか?
   トランプに従属して事を構えようとする方が、よほど脅威だと思う。
   北朝鮮への対応と教育無償化を憲法に明記することが選挙の焦点だった。
   教育の無償化は、憲法ではなく法律で対処できることだ。
   また北朝鮮問題を選挙の焦点にすることには ?????
   麻生氏が語っているように、
   北朝鮮問題を選挙に利用したとしか思えない。

   何でも利用できるものは、目くらましのように選挙に利用する。
   ここからは何も生まれない。
   
①「麻生副総理『左翼勢力が2割切った。北朝鮮のお陰も』 10月26日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/ASKBV6JDNKBVUTFK014.html

(5)傲慢その5
   なんだ、そういうことだったのか! これでは国民の声が届かないはずだ!
   選挙制度そのものが傲慢だ!
   選挙制度を変えない限り、政治の劣化、政治家の劣化は防ぎようがない!
   直ちに検討すべきだ!

   
①「なぜ無党派層は目を覚まさないのか? 日本を動かす自民『組織票』の正体
  10月26日 MONEY VOICE」

http://www.mag2.com/p/money/323639



















(5)「【拡散希望】『安倍9条改憲NO!全国市民アクション』
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