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怖い絵展(東京都台東区上野 上野の森美術館)

2017-11-11 23:34:30 | イベント
怖い絵展(東京都台東区上野 上野の森美術館)
会期:2017/10/7~12/17 入場料:一般1600円、大学・高校生1200円、中・小学生600円
★★★☆☆

テーマは「恐怖」。本展では、視覚的な怖さだけでなく、隠された背景を知ることで判明する恐怖を約80点の西洋絵画・版画の中で紐解いていく。
今までになかった新たな視点で作品に触れられる展覧会だ。
本展は、作家・ドイツ文学者の中野京子によるベストセラー『怖い絵』というシリーズ化された書籍の刊行10周年を記念して開催される。
∞∞∞∞∞

インパクトのある名前の展覧会で話題になってます。
私は金曜日の夜に行きましたが、それでも結構混雑してました(待つほどではなかったですが)。

全体の感想としては、「なるほどなぁ、こういう観せ方も面白いな」と思いました。
展覧会のネーミングもそうですが、絵の横に書かれている解説が興味深い。
絵画の題名より大きく「生存率1割以下」「言うことを聞かなければ死刑」「愛しい男の首」などキャッチーなタイトルが表記されています。
さらに、横に書いてある解説を読むと、神話の意味や、その絵画の書かれた時代背景、意味が書かれていて、これが面白い。

「怖い絵」

と言われるゆえんです。
絵画自体は特に衝撃的なものではないですが、まずキャッチーなタイトルで絵画を観る。次に解説を読みながらもう一度観る。
すると、なんとも不思議な怖さを覚えます。

極めつけは本展覧会呼び物の「レディ・ジェーン・グレイの処刑」(トップ写真)。
美しく若いジェーン。16歳。時代に翻弄された、というにはあまりに短い期間で処刑されてしまう悲劇のヒロイン。
斬首刑の直前のシーン。
美しく、自分の置かれている立場も、これから何が起こるのかも理解していない無垢な感じが、絵から伝わってきます。


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