わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

孫次郎3 その1

2017年07月15日 | 能面

孫次郎だ。これを見本に孫次郎の3個目を彫っていく。

手持ちの材料も最後になったので、女面を彫ろうと思っていた。当初は「小面」にしようかと思っていたものの、これまでに、すでに6個も彫っている。従ってちょっと多いから、それでは次の可愛い女面となれば「若女」か「孫次郎」だろう。ただ、若女は手持ちの材料より若干サイズが大きいので、小柄な孫次郎に決めたという具合。

今回は写真をメインに作用過程を紹介したい。

1 作業開始は11日だ。材料に図面を載せているところ。

2 これも11日だが、丸鋸で表面を45度に切り取った。

3 12日では、顔の輪郭を切り取って、ノコで切り取る切れ目の位置を書き込んでいる。

4 13日では、印に沿って切り込みを入れ、そこを切り取った。更には周囲をある程度丸く彫り、形を整える。もちろん、13日もここから幾らかは作業が進んでいるのだが。

5 14日の作業終了時頃。上の状態から2日で約4時間ほどかかっているが、このぐらいになれば表情も見えてくるから、一安心だ。

6 下の写真は、今日15日の作業終了段階だ。上の写真から更に進んでおり、かなりの表情が分かるようになっている。この段階では裏彫りも第一段階を終えているから、材料も幾らか軽くなり、具合がよろしい。

 

と言う具合に、童子の作業段階程度まではこの孫次郎も進めて、そこまで進んだなら、次からは「童子」と「孫次郎」の2個を同時進行で作業を進めることになる。この2個は、双方とも似たような大きさ、形だから、それらを比較しながら作業を進めて行けば、更に彫りやすいのでは・・・なんて考えているところだ。

今後は恐らく、あと数日で2個共に素彫りがほぼ終わるとは思うし、遅くても来週には出来上がりそうだ。けど、せめて今月いっぱい程度はあれこれと手を加えて、この2個で暇をつぶしたいな・・・

である。

それにしても今年の夏は暑い!!  しかもまだ梅雨明け前だ。なんと言っても昨日は作業部屋が35度にもなり、さすがにクーラーのある部屋に避難したよ!!

高齢者の室内熱中症予防だが、まあ、こんな事は初めてだ・・・・

 

 

 

 

 


童子 その2

2017年07月15日 | 能面

初回から一週間ほど過ぎている。この間はまじめに彫っているから、ずいぶんと進んでいるはず。もちろん慣れた女面と同じような細工でもあって、作業そのものは比較的簡単な部類にはいる。

上は14日の写真だが、顎に残っていた「節」部分を取り除いて修正を施したところ。作業そのものは2日ほど前には終わっている。乾燥も含めて14日と考えればOK。

もともとこの部分には最初から「節」があり、今回はそのまま使って見ようと考えてしばらく様子を見ていた。だが、やっぱり見た目も具合が悪く、やむを言えない事から修正作業に入ったところ。

節の部分を取り除いて、開いた穴へ例の「補修材」で埋め込んでみたのだが、今回は場所も良かった。そのため、単に浅い穴を開けて埋め込んで乾燥させたら、上のようになった。まあ、こんなものだろう。

で、全体像が上の通り。日にちは同じ14日だが、ここに至るまで毎日作業をしていたわけではない。実は、残った材料で他の面を彫っていたという具合。従って、この童子は数日間はこの状態で放置をしていたところだ。ま、作業開始が6日だったものの、ほんの5~6日で全体像が見える段階まできた。もちろん、裏彫りもほぼ出来上がっている。

というあたりで、次にやっていた能面の進み具合は、別のページで書こうかな。