わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

能面製作の過去は

2022年09月04日 | 能面

いよいよ終わりに近づいてきたところ。

しからば過去はどんな具合だったのか・・と言うことを反省をかねて見てみよう。

前回は「彫ったお面が189個だ」と自慢をしていた。本当にそうなのか・・と反省を込めて実際に壁につり下げているお面を数えたのだが、現物はそのとおりだった。ただ、その証拠は!!・・と言われれば大変申し訳ないので、その証拠を写真に撮ってお知らせしますね

 

まずは下の写真。

これらのお面は単に「壁にぶら下げているだけ」であり、何かの基準で順序よくつり下げているわけではない。そのため、実際にお面を彫った時期や種類などの区分けが出来ているわけではないし、実に適当に取り付けている。また、これらは単に壁に「画鋲」を打ち込んで、そこにお面のヒモを引っかけているだけだ。なので、いとも簡単にそれぞれのお面の位置は変更が可能なり。

 

1 写真-1

下は作業をしている部屋(趣味の部屋と称している)の南側の壁だ。ただ、写真の右側には写っていないが、この部分にも数個のお面が飾ってある。

2 写真-2

下は部屋の南側の壁の一部と東側の壁の半分程度かな。結構な数だ。

3 写真-3

これも壁の東側。上の写真と同じ壁の面を見ている。

4 写真-4

下は部屋の北側の壁の一部と、西側の一部。ここでも北側の壁には、写真に写っていないお面が10数個ありあり、計20個以上が飾って(というよりはつり下げて)いるのだ。この場所にはここ数年間に彫った、比較的新しいお面を飾っている。特に左側には8月に仕上げたばかりの「小獅子」「帯喰い」もある。

と言うことから、まあ、おおむね200個近くが実際に部屋の四方の壁に「展示」している形になっていた。

これらのお面をわざわざ部屋中に飾っている理由は何か・・と言えば、特に理由はない。もっとも、しいて言えばこれらを大切に段ボール箱に収納して物置などに保管していた場合「いつどんなお面をどのぐらい彫っていたのか」という過去が見えてこないし、これはこれで寂しいだろう。やっぱり実際に自分が彫ったお面を毎日眺めて、あれこれ評価した方が楽しいし、励みにもなる・・と考えるのが趣味の世界なのかな。

もっとも、最初の頃はまだ彫り上げたお面の数も少なかったので、額縁に取り付けて壁に飾っていた。それもお面の数が増えてくると、額縁のスペースも邪魔になり、結局は能面本体だけを壁に飾るようになって、現在に至っている。

最後に、私の過去の作業の様子をお見せして、終わりにしたい。

上はもう6年も前の写真だが、恐らく20数年、ほぼ毎日のように同じこの姿勢で作業を行ってきた。そのため、腰痛や肩の痛みが発生したのは当然だろうし容易に想像がつくと思う。結果、かかりつけの整形外科医院も確保。

さて、9月に入り能面作業は事実上終了した。今後は今まで以上に体調管理を行い、日常生活に支障が出ないように日々精進をしていくことになりそう・・・かな。ただ、ブログそのもの何かのお知らせ的な動きがあれば、それなりに更新を続けていくつもりなので、たまには訪問して下さいね。

 

では、又の機会まで・・ごきげんよう・・・でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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最後の彩色かな

2022年09月01日 | 能面

さて、表題の通りの事態を迎えている。

前回にお知らせしたように、素彫りのままのお面「小獅子」「帯喰い」を壁に掛けたまま、しばらく眺めていた。が、この3週間余りを毎日のようにみていたところ、どうも気になって仕方がない。しからば「色を塗ろうかな」という結論に達したという話。

その対象のお面は下の通りだ。今回も写真をメインにお知らせします。

前回に色を塗った結果では、裏に塗る「黒色工芸うるし」がちょっとだけ残っていた。で、残量を確認したところ、どうも2個程度は色つけが出来そうな量はありそう・・と言う結論になり、作業開始だ!!

さて、8月の最後の土、日を使って最後の彩色を行い、これにておしまい。という計画から、8月26(金)から下準備の「裏側に工芸漆を塗る」作業を開始した。それが下の写真。

下は8月28日の結果。裏側の工芸漆を乾燥させる時間と1回目の下地塗りが終わったあたり。更には上塗りの一度目だ。似たような色だが「帯喰い」の方が若干赤みが強いかな。

これは28日に赤色を追加した「小獅子」だ。

下は29日の写真だが、帯悔いの彩色を更に進めたところ。

30日になった「小獅子」だが、ほぼ完成している姿。この後は煤(すす)で陰影を付けると完成である。

口にくわえた飾りも色が付いており、最終的な彩色が終わった姿だ。この後は若干の陰影を付けたら完成である。30日の姿なり。

下も30日の写真である。煤による陰影付けは若干弱い様に見えるが、現物を見る限りでは「まあこんなものかな」と納得しているなら、これも個人の趣味の範囲だろう。

彩色作業の最後の2個(?)を並べてみた。これで自分が彫った能面のすべてに色が付いたことになる。

で、これを記念して、この趣味を始めておよそ25年間で彫ったお面を数えてみたところ、全部でなんと「189」個だった。ただ、よく見たら色がないお面が2個あった。これは三光尉(さんこうじょう)だったが、素彫りの表面に大量の頭髪とヒゲがあり、これが邪魔になって色を付ける事が出来なかった・・と当時は感じていたはず。

さて、今回でとりあえずは能面製作の趣味はおしまいになる・・はず。

ただ、今後にお面の材料が手に入ったなら、もしかして「これが最後の一個」と言い訳をしながら、彫り始めるかも・・・

 

というところで、今回も終わりますが、もしかして次もあるかも。

 

 

 

 

 

 

 

 

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