初回から一週間ほど過ぎている。この間はまじめに彫っているから、ずいぶんと進んでいるはず。もちろん慣れた女面と同じような細工でもあって、作業そのものは比較的簡単な部類にはいる。
上は14日の写真だが、顎に残っていた「節」部分を取り除いて修正を施したところ。作業そのものは2日ほど前には終わっている。乾燥も含めて14日と考えればOK。
もともとこの部分には最初から「節」があり、今回はそのまま使って見ようと考えてしばらく様子を見ていた。だが、やっぱり見た目も具合が悪く、やむを言えない事から修正作業に入ったところ。
節の部分を取り除いて、開いた穴へ例の「補修材」で埋め込んでみたのだが、今回は場所も良かった。そのため、単に浅い穴を開けて埋め込んで乾燥させたら、上のようになった。まあ、こんなものだろう。
で、全体像が上の通り。日にちは同じ14日だが、ここに至るまで毎日作業をしていたわけではない。実は、残った材料で他の面を彫っていたという具合。従って、この童子は数日間はこの状態で放置をしていたところだ。ま、作業開始が6日だったものの、ほんの5~6日で全体像が見える段階まできた。もちろん、裏彫りもほぼ出来上がっている。
というあたりで、次にやっていた能面の進み具合は、別のページで書こうかな。