彩色を始めたのは4月18日ころ。7個のお面に色を付ける作業だったが、せいぜい4月中には終えるはずだったものの、意外と時間がかかった。
「若女」や「小べし見」は、4月中にほぼ出来上がっていたから、それは報告済みだ。今回は、それ以外のお面を紹介しよう。
下は「帯喰い」だ。4月27日の段階だが、参考写真をみながら、それらしい色を付けたつもり。ただ、参考写真では白い部分に金色を施しているが、金色の手持ちが少ないので、他の色でごまかすことにした。そのため、参考写真やネット検索の写真とは違う色使いになってしまったのだが、ま、これもやむを得ないかな。
下はほぼ出来上がった「帯喰い」だ。上でも説明したように、顔の表面の金色を変更し、余っていた肌色っぽい色を使ったので、全体的な「凄み」が見られないのは残念である。まあ、これも単に趣味で彫っているお面だから、自分が納得できれば、それでOK・・という程度の適当な作業でもある。5月1日の結果だ。
下は「獅子口」だ。さすがにこのお面は金色でなければ具合が悪い。そのため、手持ちの金色で色を付けた。本来は帯喰いにも金色が必要なはずだったが、その分を、この獅子口に転用したので、これもしょうがないか。1日の作業結果だ。
下は出来上がったところ。金色を2度塗りしてきれいにしたところだ。これは3日の結果であり、この時点で獅子口の8個目が完成した。これで、今回の彩色作業は終了し、この時点で7個のお面が出来上がったところかな。いやー疲れたぞ・・・
今回の彩色はおよそ2週間ほどかかった。もともと彩色は、1個につき、おおむね数日程度で終わる。いや、終わっていた。ただ、今回の場合は、それぞれのお面に使った色が多く、それを作る段階から手間がかかっていた。更には「帯び喰い」や「獅子口」は、特に手間がかかり、毎日作業を行っていたにもかかわらず、2週間もかかってしまった・・と言う具合です。
今回、彩色をした7個のお面のうち、最初に彫った「鬼」は昨年の10月9日が作業開始だから、なんと7ヶ月以上もかかって完成したことになる。これは、単純計算では月1個の製作期間なのだが、実態はそう単純なものでもないのですけどね。
さて、次はどうしようと思っていたところ、実はもう次の課題の作業が、今日から始まっているのだ。
で、次の課題は? 「邯鄲男」だ。これは初めて彫るお面だ。しかも2個同時に作成をすることにした。