わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

RHD2-U500

2007年07月30日 | 日記・エッセイ・コラム

Rhd2 これは今回購入した外付けHDDだ。容量は500GBある。1TBの容量のもあるが、そこまで必要はないと考えて、1ランク下のものを購入した。また、6cmのファンがついており、冷却に有利なので、それも購入の理由になった。これを選ぶときに、ファンのついてない500GBHDDが1台内蔵されている、安めの外付けHDDも候補に入れていたが、色々検討した結果、値段が若干高いものの、データが2台のHDDに分散されて、しかも冷却ファンが付いており、より安定した動作が予想されたので、これに決めた。

インターフェイスはUSBだから、接続は簡単なはず。実際、繋いだらそのまま500GBが認識した。で、早速メインPCのデータをバックアップしたら、意外と早くに完了した。うんいいぞ。転送速度も普通に使う分にはまあまあであろう。

一応FAT32フォーマットをNTFSにフォーマットし直して、再起動した後にファイルの転送を実施したから、うまくいったようだ。しかし、まだ4GB以上のファイルの転送まで試していないので、そのあたりの転送具合を確認するまで、何とも言えないが・・・

このHDDは、実は250GBが2台入っている。合計で500GBなのだが、本当はRAID構成で使うのが良いらしい。RAID0と1が切り替えで使えるようになっている。RAID0ならまだしも、RAID1にした場合、HDDの容量は250GBになってしまう。ミラーリングだ。これはこれでいいけど、自分のパソコンの容量が640GBあり、これのバックアップとして使うう場合、250GBでは若干不足する気がしたから、もう一つのモードである「自由なモード」を使うことにした。

これは2台のHDDを単独で利用するモードだ。これを使うことで計500GBが有効になるから、パソコン本体のバックアップとしては十分だろう。RAID0でも500GBになるが、2台のうち1台がパーになれば500GB全部のデータがパーになる。これはいただけない。

実はパソコンがRAID0で構成されているのだ。これについては諸説があり、通常の使用であればわざわざ危険なRAID0を構成するよりも、普通の接続でも十分に速く安全だと言う連中も多い。1台故障したら、640GB全部がパーになる位なら、半分でもデータが生きた方が良いというのがその言い分。

まあ、その通りだ。でも、すでにやってしまったから、使用中のHDDを今更普通の接続に変更できない。HDDは精密機械であり、必ず故障することを考えて、そのためにバックアップを取っているので、故障したらその時はその時。PC本体とバックアップのHDDが同時に故障する確率はかなり低いはずだから、あまり気にしない方が良いだろう。

バックアップを取っている最中に突発停電して、全部パーになったら運がなかったと思ってあきらめた方が、精神的にも長生きするかも知れないよ。

ということで、今は使い始めの感想だから、もう少し使い込んだらいろいろな話が出てくるかも知れない。


選挙なるもの 其の4

2007年07月30日 | 日記・エッセイ・コラム

29日は参議院選挙の日。

今年に入ってから4回目の投票立会人をした。いつものように6時半過ぎに投票所に出向き、7時の開始まで諸準備を実施する。7時きっかりに投票を開始するのだが、すでに数人が入り口で待機していた。一番乗りは前回の選挙と同じ人物だった。一番乗りの人は、投票箱が空っぽかを点検してから投票することになっているので、署名をする。だから、名前が残ることになる。それが良くて一番乗りをするのだろう。もっともこの人は近所の老人で無職だから、投票所の係より前に来て、入り口で待っていても不思議ではない。なんたって暇なのだ。

さて、毎回書いているが、この投票所の担当者は6人だ。それに立会人が3人で、総勢9人が夜の8時まで対応することになる。が、時間が長いので常時9人が貼り付けで対応すると、とても13時間ももたない。従って、2時間に15分程度の休憩を挟んで、体を休めながら投票作業を進めて行く。

椅子に座っているから楽だと考えたら大間違いで、ある程度体を動かさないと体全体がおかしくなる。適当にその辺を周回して足腰を動かしたり肩を回したりしながら、長時間の勤務に備えることが必要なのだ。

今回は午前中は順調で、ほぼ連続して投票する人が来た。結局、午前中だけでも約300人程度が来たはずだ。その調子で午後も続くかと思われたが、やはり午後になったとたん、来場者ががくんと落ちて、まったく来なくなる時間帯も出てくるようになる。うーん。午前中のあの勢いはどうしたのだろうか。

ここの投票所にはおおむね1000人強の有権者がいる。が、元から住んでいる住民や自宅を構えて永住する気の住民が少なく、転勤族が半分ぐらいいるのだ。それらはアパートや貸家などに住んでおり、数年で転居する。従って彼らはあまり投票には来ない。また若者も多く住んでいるが、そいつらは最初から政治には無関心派だ。そのために勢い投票率は悪くなってくる。

投票に来る住民を一日中眺めていたら、面白いことに気が付いた。小さな子連れで来る若夫婦などを注意してみていたら、子供は女の子が多いのだ。2:8か3:7ぐらいの割合で女の子が多かった。たまたまそんな比率で来たのかもしれないが、隣の立会人に聞いても「そうだねぇ。なぜか女の子が多いねぇ」と話していたから、私が間違ったわけでもない。

この比率が全部の投票所に該当するとは思わないが、この投票所の近所では、小さい子供は女の子が多いのかも知れない。

さて、最後まで頑張って待機していたのに、結局ここの投票率は約60%で終わった。それでも前回までの選挙より投票率は高かったので、やや関心が多かったと言える。もっとも、今回の選挙のメーンテーマは「年金問題」「政治と金」「格差問題」などで、いくらか身近な話だから、「行ってみよう」という気になったのかも知れない。

結果は自民党の大敗で、民主党が大躍進した。参議院の議席の半分以上を民主党が取ってしまい、過半数を野党が占め、態勢がすっかり逆転してしまった。まるで、昔あった「社会党」が政権を取った時のような異常な流れが起きたのである。時の党首が「山が動いた」と言って興奮していた事を思い出す。そしてあの村山内閣が出来上がり、短期で消えてしまった。

で、今後過半数を取った野党がどんな態度を取るのか、政局がどうなるのかはよく分からないが、安倍総理の進退などを含めて、その周辺がが騒がしい。

なんだか面白くなってきたのは事実だが、野党が元気になって本当に日本が良くなるのだろうか。管なんとかや鳩山なんとかがしたり顔でテレビに出て自民党の悪口を言っている場面が多くなったが、自民党の重鎮が軒並み落選したのだからやむを得ないかな。

自民党も反省をして野党と共存共栄を計り、日本を良くして貰わないと、この先暴動や一揆が起こるかも知れないね。


暑いね

2007年07月27日 | 日記・エッセイ・コラム

Blog093 日曜日から良い天気が続いている。この日曜日(22日)は町内会の行事があり、6月から準備をしていた。だから、天気が良くないと困ることになっていたので、朝方まで雨が降っていたことから、結局は天気が回復して、公園で行った行事は成功した。

まずは一安心していたら、孫娘が遊びに来て大騒ぎ。5歳ちょっとと1歳ちょっとの2人が家で騒いでいる。前回は5月の連休に来ていた。そして今。もっとも、今日27日から七夕祭りがあり、商店街に七夕飾りが付けられる。それを見に来たらしいが、ずいぶんと前に到着しているから、他にも用があったのだ。次は8月のお盆に来るという。面倒がらずに頻繁に来るのだねぇ。片道3時間だよ。

幸いに今日はまだ天気が良いのでいいけど、明日からは下り坂の模様で、あまりよろしくない。今日のうちに飾りを見て楽しんだ方がよいと思うが。

ここ22日から良い天気が続いており、23日はこの町でも真夏日を迎えた。それ以来今日は27日だから5日間連続好天が続いていて、室内は30度を超えている。いかにも「夏」の様子だが、実はまだ梅雨が明けていない。どうも来週には何とか明けると気象予報は言っていた。

さて、エアコンはあるが、まだ使っていない。今使わなければ使うときが来ない気もするけど、小さい子供にエアコンの冷気は良くないので、自然換気で窓を全開している。これでも十分に涼しくなるから、まあいいか。

趣味の部屋も温度計は毎日30度を指している。だから、パソコンやDVDレコーダーなど電気製品には良くないので使いたくないが、窓を全開にして扇風機の風を当てて、だましだまし使っている状態だ。この部屋にはエアコンは付いていないので、もう少し辛抱しよう。すぐに涼しくなる日が来るからね。

さて、調子の悪いバックアップ用パソコンは、まだそのままの状態だ。幸いにも転送速度が遅いものの、バックアップそのものは出来ている。レジストリをいじって設定を変えても、再起動すると元の「PIO」転送に戻っているのだ。したがって、他の手段を使おうと考えて、外付けの500GBHDDを購入した。まだ商品は手元にないが、明日宅急便で来ることになっている。それが手に入ったら、ひとまずメイン機のバックアップを取って、予備機の設定をいじってみよう。

予備機に対しては以下のことを試してみることにする。最悪HDDがクラッシュしても良いように外付けHDDを購入したのだから。

1 IDEドライバの削除と再インストール

2 これで解決しなければ、レジストリの書き換えによる設定変更

3 これでも解決しないときはWindows XPの再インストール

で、様子を見て、解決すれば良し。ダメなら、まああきらめてHDDの異常かも知れないと考えながら、壊れるまで使うことにする。S.M.A.R.T を見る限りでは、すぐには故障しないと思うが、起動時のHDDエラーが頻発しているから、油断は出来ない。

ということで、次はそのいろいろいじった結果を書くことになるだろう。


DEFRAGの怪

2007年07月15日 | 日記・エッセイ・コラム

Blog090 予備機のDEFDAGをした。前にも書いたが、この予備機にはHDDを3台積んでいる。プライマリIDEチャネルに2台、セカンダリーIDEチャネルにCD-RとHDDが1台の計3台だ。Totalの容量が約600GBになる。これをメイン機のバックアップとしてデータを保存しているのだ。

これまでため込んだ写真のデータが、HDD内に断片化された状態で保存されていることが分かったので、恒例のDEFRAGをしたわけだ。これが約100GBあった。数年前から使っている市販のDEFRAGツールを使って13日の午後1時半から始めたのだが、終わったのは27時間後の14日午後4時過ぎだった。

100GBのDEFRAGに27時間とは、どう考えても異常を通り過ぎて故障に近い。Pentium 4   2.66GHzにメモリは1GB載っている。HDDだって、IDEとはいえ250GBの製品だから、そんなにパフォーマンスは悪くないはずだ。しかし、しかしである。実際にそのぐらいの時間がかかったのだからしょうがない。

モザイク化されたブロックはさっぱり進まず、ファイル名はしばらく(長いもので5分も)表示が変わらない。3500個ものファイルが断片化の対象になっており1個のファイルを処理するのに5分もかかっていたのでは、終了するのに本当に数日もかかってしまう。

通常のDEFRAGは、モザイク化されたブロックがパパパと移動し、断片化されたファイル名は読めないぐらい早くに変化する。20GB程度のファイルは十数分で終了する。そのつもりでいたら、とんでもない目にあった。27時間だ。この間HDDはフル回転し続けていたことになる。いや恐ろしいことだ。

なぜこんなに時間がかかったのか、いろいろと考えてみたのだが、理由がよく分からないのだ。で、あれこれ頭をひねったところ、もしかして転送速度が激減しているのではと思って、調べてみたら、上の写真の設定が出てきた。よく見るとHDDを繋いであるIDEチャネルの転送モードがデバイス1で「PIO」モードになっていた。

PrimaryIDEチャネルのデバイス0はウルトラDMAモードだ。ここにはシステム用のHDD(160GB)が繋がっている。デバイス1にはバックアップ用のHDD(250GB)が繋がっている。今回、このデバイス1に繋いだHDDをDEFRAGしていたことになる。PIOモードのまま100GBの断片化されたデータを処理していた。これでは遅い。

なぜこんな事になったのか理由はよく分からない。6月に新規インストールしたときは正常だったのか、初めから妙な設定になっていたのか今となっては分からない。今分かっていることは、プライマリーIDEチャネルとセカンダリーIDEチャネル共に、デバイス1がPIOモードになっていると言うことだけ。

実は、この状態になる条件は判明している。それは以下の通り。

「Windows XPでは、IDEデバイスでタイムアウトまたはCRCによるデータ転送エラーが6回検出されると、転送モードを段階的に下げる仕様になっている」という。

しかも、いったん下がった転送モードは、デバイスマネージャーから変更しても最速のモードに戻らないことがある。これを修正するためには、設定をリセットするしかなくドライバの再インストールが必要になるようだ。これらの手順もちゃんと示されているので、そのとおりすれば回復する見込みはあるようだ。

1 レジストリエディタで、レジストリを書き換える

2 「IDE ATA/ATAPIコントローラー」デバイスを削除して、再インストールする

これで復旧するのかな?

Blog092 さて、これは「イベントログ」だ。パソコンの起動に従ってエラーや動作した内容(イベント)が記録されているファイルだ。よく見ると起動時にハードディスクのエラーが大量に発生している。もしかしてこれが原因でIDEの転送モードがPIOに変化したのかも知れない。が、なぜこれほどに発生しているのかが不明なのだ。

HDDの不良(故障寸前)なのか、どのHDDが対象なのか、その原因は何か・・など、ちょっと調べたが分からなかった。原因が不明では対応のしようがない。まずこの原因を解明して、それを排除しなければ復旧したことにはならない。これは困った。

それでも復旧手順の1項をやってみたが、変わらなかった。2項はまだ試していないが、変にいじくるとWindows XPが起動しなくなる恐れもある。6月からもう2回も起動不能に陥っているのだ。うーん悩ましいことだ。


能面その7

2007年07月11日 | 日記・エッセイ・コラム

Blog089 完成した「翁(おきな)」である。もっとも、厳密に言えば「白式尉(はくしきじょう)」 という名前かも知れないが、まあどっちでもよいだろう。似ていることは確かで、これを作るときは「翁」だったから、それにしておこう。

これは前回紹介した作品とは別のお面だ。前に作っていたもので、それに彩色を施したもの。だからいくらか表情が違う。前回の部分に、髭をつけたことと、眉毛を付けたところ、さらに、古色を付けたところで、一応の完成となる。

Blog075_1 これは、見本だ。同じ会の仲間が作った作品だが、さすがに出来具合が違う。前にも紹介していたと思うが、何が違うかと言えばいろいろある。

まず、色が違う。もっとも、これは色を作る段階で、肌色を濃くしたからこんな色をしている。私も肌色を作るときに気を付ければ、同じような色になったかも知れない。

次に、よく見ると肌の表面の出来具合が違う。私の面は、梨肌にしたつもりがうまく梨肌になっていない。従って出来あんばいが若干違う。髭は同じだが、眉毛が違う。これは材料が違っているので、しょうがない。「本麻」を使うところに、麻ひもをほぐしたものを使ったから、当然として出来具合が違う。私は「本麻」を持っていなかった。代用としてひもを使ったところ、やっぱり出来具合が違ってしまった。同じ「麻」類だから良いかと思ったのだが、どうも違うらしいことが分かった。反省。

実は本麻はその辺のDIY店には売っていないとのこと。苫米地金物店にあるという。しかも、今どきに「小分け」して売っていないと言っていた。ひとかたまり数千円だそうだ。眉毛を作るためには30cmもあればよい。何メートルも束になったものは必要ない。

ということで、出来上がりを見れば満足するほどではないが、他と比べるから下手に見えるのであって、これだけ見ると「お、いいかも」と思える。いや、思わなければならないのだね。何と言っても、初めての彩色だから、最初からうまくいくわけはない。

ところで、今年になってから彫り上げた能面は、まだ髭や眉は付けていない。彩色を終わったところでStand byしている。もっとも、髭や眉毛もすでに作ってあるから、取り付ければすぐにでも完成する。だが、次の教室(18日)で髭の付け方を教えてくれるというので、それまで完成を保留しているところだ。

この日に面を持参し、他の生徒と出来具合を見比べて若干修正(特に彩色、古色を深めるなど)することもあるので、完成を急ぐことはない。七夕祭りに展示する「翁」は、上の写真の作品でよいから、もう少し様子を見ることにする。