わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

武悪の彩色のし直しなど

2020年06月06日 | 能面

前回に話をした続き。

「武悪」と「あ」の彩色をし直した。

下は金剛力士の「あ行」だ。2009/03/27 の写真。完成品だが、これの彩色が劣化して、汚くなった。

下は5月の作業開始時。特に鼻の部分が劣化して剥がれたことから、全面補修をした。

上を「お色直し」をした結果が下の写真。初期の彩色とは違うものの、きれいになったのは事実なので、OKとしよう。

次に武悪だ。下は2008/08/26 の写真だが、これも汚くなり、彩色のし直しになる。今回はこの汚くなった2個の武悪のお面を、同時に「お色直し」を実施した。

下は剥離作業の結果。この程度まで紙やすりで削り、色の上塗りを実施する。この作業も2個同時に行っている。

その結果が下の写真。これはオリジナルに近いから、こんなものだろう。今回はほぼ同じ彩色で2個を補修した。

 

これらのお面は趣味の部屋に飾っていたのだが、すでに日光に当たって10年以上が経ってた。従って、胡粉を使った彩色では10年以上も経てば、ほぼ剥離が始まり、汚くなっている。

私も能面製作の期間が20年近くになるから、100面以上もあるお面の半分は彩色から10年以上が経っているので、ひび割れや剥離が見られる。それを全部補修することは、時間もかかって面倒な作業だ。だが、余りにも剥離が進んで汚くなれば、やむを得ないので、「いやいや」実施する。それが今回の作業だ。

と言う具合で、今回は3個のお面の修復を実施したという話です。

 

 

 

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 小町老女3 その1 | トップ | 小町老女3 その2 »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
武悪の彩色は (kawa1944)
2020-06-09 15:18:44
初めての投稿です。
今回は「投稿が出来るのか」と言う疑問を解明するために、試しに自分で投稿します。
さて、投稿が出来るのかな?

コメントを投稿

能面」カテゴリの最新記事