わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

小獅子2 その1

2022年02月26日 | 能面

2月も終わる時期、今月2個目のお面を彫っている。もっとも一月に2個というわけではなく、月をまたいで彫ったりしているので、月初めに素彫りが終わった場合は、その後に次のお面を彫る・・という具合。従って今月は月の前半から後半にかけて彫り進んでいるという状況だ。

結果として、この2個目はまた3月まで作業が進むから、それはそれで特に問題は無い。で、この「2個目」とは?

さて、作業課題は何かと言えば「小獅子2」だ。この1個目は昨年12月に素彫りが終わっており、それ以降は小型のお面を2個続けて彫っていた。で、2月上旬にはその作業も終わったことから、新たはお面の彫っていく。

下の写真は作業開始から翌日の12日だ。そのため、作業開始は11日になる。初日には四角い材料を顔の形に切り出し、おおよその形を作っていく。で、2日目となると下の写真のように鼻の部分、額の部分、口やあごの部分が判断出来るように切り取って行く。

下は13日だが、上の写真が12日だから、そこから基準となる目の部分や鼻の部分を彫ると、こうなると言う具合だ。もっとも、実質は作業開始から3日目なので、せいぜいこんなもの。

さて、下は22日だ。ずいぶんと作業が進んでいる。もっとも上の状態から1週間以上も経っているなら、このあたりまで進んでいても不思議ではない。もちろん裏彫りも2度ほど行っていることを考えれば、まあ、当然かな。それにしてもさすがにこのたぐいのお面は、細工が面倒だな・・・

特に、口の造作は大変な作業のため、かなりの日数を必要とするところ。この部分だけでも数日がかかっている。

下は26日。かなり進んでいる。がしかし、見たとおり「牙」の造作部分では補修した場所が多く、一発で決められない難しさがをあらためて感じたところ。そのため、この部分はしつこく計測して彫っていたはずなのだが、結果的には「牙の削りすぎや牙の位置の不確実」が暴露されてしまった・・

というあたりかな。

で、さすがにここまで来れば完成度は7割程度。ただ、参考にした写真や図面を見直すと、まだまだ自己流の部分が多く「正しく写しが出来ていない」と評価されてもやむを得ないだろう。もっとも、面彫りは暇つぶしだから「自己満足すればOK」の感じなので、無理はしない・と自己弁護だぁ。

 

さてさて、今回の「小獅子2」の素彫り完成は3月の第2週を目標にしたいので、それなりの感じで進んでいくと思います。

 

 

 

 

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弱法師3 その1

2022年02月06日 | 能面

昨日紹介したとおり、2月の課題を彫っている。というよりは「素彫りの完成」とも言える程度に出来上がったので、昨日に続いて書き込みをします。

昨日の段階では「2月は小さいお面・完成予定は13日の週」という話だったので、それが事実なのかという検証もしてみたい。それは次のとおりである。

下は1月28日の写真。作業開始は27日であり、翌日にはここまで彫り進んでいる。もっとも、小型のお面で作業に慣れているなら、普通に彫っても3日目あたりならこの程度まで進むから、特に早いわけでもないのかな・・と勝手に思っている。

今回の材料にはひび割れが発生しており、拡大しないようにそれの対策をしている。と言っても、単に木工用ボンドで埋めたが、もっと大きな補修が必要だろう。

下は29日だが、よく見ると上の写真からは「単に表情を書き込んでいる」だけ。全体的な変化はほとんどない。が、恐らく一度ぐらいは裏彫りもやっているはずなので、それも含めての作業時間なら、ま、こんなものかな。

下の写真は2月2日だ。額(ひたい)部分には鋸くずをボンドで固めた補修剤を使って割れ目を補修している。もちろん、そのほかの部分もかなりの進み具合に見えるから、それなりに作業は進んでいるところ。ここまで1週間かかっているものの、まあ、早いほうかな。

下は4日の結果。こうしてみると目の部分や鼻の部分、口の造作などもほぼ出来上がっており、しかもやすりがけも2度程度はやっている気配もある。このことで、これだけでも完成度は8割程度だろう。なら、この後の作業はいよいよ仕上げに入る段階だ。

下は6日の結果。この段階ではほぼ出来上がっており、補修部分の様子も、まあこんなものだろう程度に出来上がっているので、この時点でるとリあえずは「素彫りの完成」を宣言したい。

今回のお面は「完成予定は13日の週」と宣言したものの、どうも早い段階で予想以上に作業が進み、3週目はおろか第2週目の早い段階で出来上がった。結局は実働10日程度で、小型のお面が素彫りの段階ではあるものの、出来上がったという話。

ただ、これらの小型のお面の多くはもっと手間がかかる造作になっており、今回の「弱法師」は特別かもしれない・・かな。

 

ということで、さて、今は手持ちの材料もないし明日以降に実施する作業予定はない。なら、一応完成したこの弱法師を細かく点検して、更に修正をしながら9日に予定されている能面塾を待ち、そこで次なる材料を入手する事にしよう。

 

 

 

 

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大童子3 その1

2022年02月05日 | 能面

さて、新年を迎えて・・などと言っていたものの、すでに2月に入った。また、1月中には新しいお面の作成に入っていたのだが、それも完成したこともあり、それについて紹介する。

 

1月は材料の関係から「小さいお面」にしたので、過去の例からおおむね2週間程度の作業期間だろうと思っており、それに習って作業を進めていたことは事実。ただ、前にも書いたが、最近では作業の進み加減が遅くなっており、それの影響もあってか「おおむね2週間程度」も守れなくなってきた事も事実かな。で、題材はタイトルにもあるように「大童子3(個目)」だ。

 

下は1月9日の写真。作業開始は8日だが、1日でここまで進み、「これなら2週間もOKだろう」と思っていたところだ。ところが・・・

で、下は14日の写真。作業開始から6日目でここまで作業が進んだのなら、余裕かな?・・と考えても不思議ではない。完成度は5割を越えているし・・ね。

下は22日だ。見た目は8割の完成度・・と言っても不思議ではないから、よしよし・・だろうかな。

で、23日では下の写真の通りであり、ますます作業は順調ぎみでもあろう・・と自負。ただこの時点では、すでに作業開始から2週間が過ぎていた。

ところが、下の写真は素彫りの完成時だが、これが26日だ。上の写真から3日かかって素彫りが終わったという具合である。もっとも、眼球部分や歯の部分、これに合わせて裏側の必要部分も彫っているので、これらの部分が最終的な仕上げとすれば、結構な時間をかける必要もあり、それなりに手間がかかることも納得・当然だろう。

で、8日が作用開始となれば、26日が作業終了なら2週間以上(18日間)かかっていることになり、当初の予定でもあった「おおむね2週間程度」を若干越えている。それでも、実質の作業量の低下は現実であり、今後もまあ、こんなものであろう。

 

と言うことで、2月の課題も決めており、勿論作業も進んでいる。ただ、2月も「小さいお面」を彫っているので、「作業環境の変化」を理由に完成予定は2月の第3週を予定しているところ。

 

 

 

 

 

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