観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

ホウロクシギ飛来

2017-04-05 16:39:26 | 春の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間 7時35分 潮位134cm
今日の満潮時間12時58分 潮位166cm

 

潮が悪く、潮位変動がほとんどなかったため、庄内川河口にある導流堤の脇の干潟は日中ずっと干出していました。

その干潟に今季初めて観察できたのがホウロクシギ1羽。干潟で餌を探したり、カワウの群れの中で休んだりしていました。

「例年であればそろそろホウロクシギが飛来する頃だ」とスタッフ間で話していた矢先の飛来で、順当に春のシギの渡りが進んでいるようです。

 

その後、16時少し前にダイゼンとハマシギの群れが庄内川河口の干潟に入ってきました。ダイゼンはお腹がかなり黒くなり、夏羽に近づいている個体が数羽おり、さらにハマシギのお腹もうっすら黒色になっている個体もいました。

今日観察できたシギ・チドリは、ハジロコチドリ1、シロチドリ4、メダイチドリ1、ダイゼン94、ハマシギ203+、オオソリハシシギ2、イソシギ2、コアオアシシギ1、ホウロクシギ1 でした。

いよいよ干潟も春めいてきました。

 

野鳥観察館のすぐ目の前では、夏羽になったカンムリカイツブリが餌を捕っている姿を観察できました。

今回、捕えた獲物はカレイの稚魚のようでした。(干潟はカレイなどの稚魚の成鳥の場でもあります。)

 

さらには、カンムリカイツブリのペアがディスプレイをしている様子も数回、近くで見られました。

向かい合った2羽が首を延び縮めしていましたが、人が近づくのに気付くとすぐにやめてしまいました。

 

最後は稲永公園のサクラ(ソメイヨシノ)の様子。今年は稲永公園のサクラもやはり開花が遅く、まだ満開とはなっていません。

しかし、サクラの木にとまったヒヨドリが絶好の位置でお花見しているかのようでした。

 

【愛鳥週間写真展2017の展示作品の募集案内 →チラシPDFはこちら

現在、名古屋市野鳥観察館では、愛鳥週間写真展の展示作品を募集しています。(すでに応募いただいたみなさま、ありがとうございました。)

今年の愛鳥週間写真展の募集テーマは「わたしの好きな鳥」です。

多種多様で、それぞれに魅力のある鳥たち。

皆さんそれぞれに「好きな鳥」、「思入れがある鳥」というものがあるのではないでしょうか?

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問い合わせ先:名古屋市野鳥観察館(TEL:052-381-0160)

 

明日の干潮時間 9時10分 潮位116cm
明日の満潮時間14時45分 潮位177cm

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