観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

愛鳥週間イベントを開催しました。

2024-05-08 21:49:39 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間11時59分 潮位 12cm

今日の満潮時間18時28分 潮位259cm

 

大型連休中の名古屋市野鳥観察館では愛鳥週間イベントを行いましたが、最終日の5月6日の報告です。

5月6日は「藤前干潟の野鳥観察会」と「野鳥のおはなし」を開催。

空を厚い雲が覆う薄暗い日でしたが、何とか雨に降られず、午前中の「藤前干潟の野鳥観察会」は最初は屋外で野鳥観察を行いました。

その後、野鳥観察館の2階から新川や藤前海岸前の干潟にいるシギ・チドリなどを観察。遠くだったですが、たくさんのシギ・チドリを見ることができました。

最後に鳥合わせで見られた野鳥を確認しました。

5月6日の野鳥観察会では、シギ・チドリやコアジサシ、サギ、カモなど21種の野鳥を観察することができました。

 

午後からは、講師に小丸奏さん((株)興栄コンサルタント・岐阜大学)をお迎えして、「野鳥のおはなし「水田で暮らす野鳥:ケリと稲作の関係」」を開催しました。

小丸さんが研究してきた岐阜県南部におけるケリの繁殖と水田の農事暦(特に耕起(田植えの前に田の土をトラクターなどで掘り起こすこと))の関係をお話いただきました。

水田におけるケリの繁殖成功率や行動範囲などを調べた結果を分かりやすく説明いただき、ケリという野鳥の生態や稲作の現状、ケリの保全についても知ることができました。

参加者の方からは「ケリという野鳥のことを詳しく知ることができた」、「ケリをよく観察してみたい」、「保全について興味がわいた」などの感想がありました。

講師の小丸奏さん、愛鳥週間イベントに参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

 

野鳥観察館の愛鳥週間イベントは「愛鳥週間写真展2024」を残して終わりました。

(「愛鳥週間写真展2024」は5月26日まで開催しています。)

しかし、春のシギ・チドリの渡りの季節は5月半ば頃まで続きます。

また、野鳥観察館では、今後も様々なイベントを開催します。

次回(6月)の渡り鳥調査隊は6月8日(土)に開催します。ぜひ、ご参加ください。

 

 

明日の満潮時間 5時59分 潮位249cm

明日の干潮時間12時38分 潮位  9cm

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