観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

オオタカ襲来

2019-11-22 20:12:12 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 8時05分 潮位 74cm

今日の満潮時間14時40分 潮位215cm

 

今日の藤前干潟周辺の空は厚い雲に覆われ、午後からは雨が降りました。

昨日の雲のほとんどない青い空から一転、薄暗い一日となりました。

こちらは青空のまぶしい昨日に撮影されたツグミ↓。ツグミの数が少し増えてきたようです。

 

先週から野鳥観察館から見える範囲にはあまりカモの仲間を観察できなかったのですが(ただ、藤前干潟の後背湿地にはたくさんのカモが確認されています)、今日は少し戻ってきたようで、オナガガモの群れが干潟の周りなどに観察できました。

野鳥観察館前に見える、ミサゴの木には、今日もミサゴがとまっていました(見づらいですが、2羽のミサゴがとまっています↓)。

しばらくして、再度見てみると、ミサゴが1羽になった代わりに、アオサギがいました。何となく、ミサゴに緊張感を感じます。

今日もミサゴが、庄内川にダイブするのを何回も観察できました。

しかし、ミサゴが魚を捕って浮上したと思ったらハシボソガラスに追われたり、魚を食べているミサゴのすぐ横や下には魚を狙うアオサギやユリカモメが迫っていたりしているのもあちこちで見られ、ミサゴも大変だなぁと思うことがしばしばでした。

 

護岸近くの干潟を見に行くと、干潟のカニを探しながら飛ぶズグロカモメをみつけました。

続けて干潟を見ていると、急にハマシギとダイゼンの群れが飛び立ちました。

何か黒い影が群れに突っ込みます。オオタカでした。

オオタカの狩りは失敗でしたが、この後もしばらくハマシギたちは飛び回っていました。

(※ツグミの写真は来館者の方に提供いただきました。) 

 

今日観察できたシギ・チドリは、シロチドリ5、ダイゼン19、ハマシギ261、アオアシシギ1、イソシギ1 でした。

この他、ミサゴ24、トビ1、オオタカ1、スグロカモメ21、ユリカモメ2 などをカウントしました。

 

【 工事のお知らせ 】

堤防の耐震工事が行われるため、11月25日(月)から庄内川左岸の0.2~0.8kmの間の堤防下の平場が立ち入り禁止となるそうです。

堤防上の歩道は今までどおり歩くことができるとのことです。

また、工事が始まると0.2kmより下流の平場を工事車両が走ることがあるようです。

庄内川左岸での野鳥観察の際などにはお気を付けください。

ヨシ原や野鳥への工事の影響が最小限であるようにとも願っています。

 

 

明日の干潮時間 9時08分 潮位 71cm

明日の満潮時間15時27分 潮位226cm

コメント
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