観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

飛び回るハヤブサ

2019-11-12 18:34:55 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 5時46分 潮位241cm

今日の干潮時間11時42分 潮位 79cm

 

今日は風は強かったのですが、冷たい風ではなく暖かい風だったので、屋外にいても辛くはありませんでした。

今日はバードウォッチャーやカメラマンも多く見かけましたし、稲永公園を散策している方もちらほらいました。

でも、週の後半は冷えるとのこと・・・。

みなさん、風邪などにはお気を付けください。

 

稲永公園では、イチョウ並木が見頃を迎えています。

公園内では、モズが木の先端で鳴いていたり、

ジョウビタキ(♂)が木の枝から枝へと飛び回っていたり、

シロハラが落ち葉の上を歩いているのを観察できました。(個人的には今季初めて、シロハラを見ました。)

 

一方、護岸に近い干潟を覗くと、ハマシギやカモの姿が少なく、「おや?」と思いました。(朝はハマシギがたくさんいる時間もあったのですが・・・。)

干潟に飛んできたハマシギの小さな群れは、落ち着きなく、何回もすぐに飛び立ってしまい、導流堤脇の干潟で餌をとっていました(今日は全部で600羽近くのハマシギをカウントしています)。

護岸近くの干潟に鳥が少ない原因はハヤブサのようでした。

目の前の干潟の上を上流に向かって飛んで行ったかと思うと、チョウゲンボウ(↓の上の個体)に追われて、またこちら(下流)へ戻ってきました。

この後もハヤブサは何度も観察され、干潟の上に降りたものの、アオサギに執拗に攻撃されて移動せざるを得なくなった様子も見られました。

 

 

【今週末は「渡り鳥調査隊」を開催します。】   

今週末の11月16日(土)は「藤前干潟の渡り鳥調査隊」を名古屋市野鳥観察館で開催します。

ハマシギやカンムリカイツブリ、カモの仲間、カモメの仲間などを観察できるはずです。

また、今はミサゴの飛来数が最も多い季節です。たくさんのミサゴが見られるはずです。

また、ハヤブサやチュウヒなどの猛禽類も見られるかも・・・。

寒い可能性がありますので、参加される際は暖かい格好でお越しください。

ご参加をお待ちしています。→詳細はこちら(PDF) 

 

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ100、カワウ1,601、ダイサギ13、コサギ2、アオサギ15、マガモ39、カルガモ10、コガモ41、オカヨシガモ25、ヒドリガモ8、オナガガモ451、ハシビロガモ3、ホシハジロ1、キンクロハジロ6、スズガモ350、ミサゴ19、トビ2、チュウヒ1、ハヤブサ1、チョウゲンボウ1、シロチドリ27、ダイゼン24、ハマシギ589、ユリカモメ1、セグロカモメ19、オオセグロカモメ1、ウミネコ101、ズグロカモメ4

スズメ、メジロ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ムクドリ、キジバト、ハクセキレイ、ハシボソガラス、モズ、ジョウビタキ、シロハラ、オオジュリンなど

 

明日の満潮時間 6時22分 潮位246cm

明日の干潮時間12時13分 潮位 82cm

コメント
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