観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

こんなに寒いのにトウネンが・・・

2017-12-26 19:06:59 | 冬の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間11時15分 潮位194cm
今日の干潮時間17時46分 潮位 99cm

 

今日の庄内川河口は強風が吹き、非常に寒い日でした。

護岸を川上に向かって歩いていると、向かい風で進むのも大変なくらいでした。

 

そして、野鳥観察館から少し川上にある干潟には今日もいました、ツクシガモ3羽。

今日は潮が悪かったですが、干潟が出始めると一番に干潟にやってきたツクシガモ。その後、15時頃まで干潟の上で餌を食べていましたが、その後は対岸でオナガガモなどと一緒に休んでいました。

 

そして急に寒くなったからか、カモの移動が起こったようで、庄内川河口ではカモの数が随分と増えました。日曜日(24日)には300羽弱しか確認できなかったオナガガモが、今日は1,000羽以上飛来していたと思われます。

そして、潜水ガモであるキンクロハジロやホシハジロ、スズガモの群れも、今日は庄内川河口で餌を探していました。

この近くでは、ホオジロガモ(メス)1羽とハジロカイツブリも餌を採っているのが観察できました。

 

しかし、今日もハヤブサ1羽、チュウヒ2羽などの猛禽類が何回も現れ、ツクシガモ以外のカモや、シギ・チドリ、カモメの仲間はその度に飛び上がっていました。

 

しかし、猛禽類が去ってしばらくすると、護岸近くの干潟にシギ・チドリの群れが少しずつ入ってきました。

この群れにはハマシギとシロチドリ、そして、なんと、トウネン2羽の姿がありました(写真↓の左から1番目と右から2番目がトウネン)。

干潟に降りるとすぐに餌を探し始めました(↓の左前がシロチドリ、右奥がトウネン)。

トウネンは通常は春と秋に飛来する旅鳥で(春の方が飛来数が多いですが、今秋は例年になくトウネンの飛来数が多かったです)、こんな真冬にもトウネンが見られるのは藤前干潟では珍しいです。

また小さくて分かりにくいですが、オレンジ色の足が特徴のハジロコチドリ2羽も観察できました。

 

明日の満潮時間12時17分 潮位192cm
明日の干潮時間19時09分 潮位 86cm

※※ 年末・年始のお休み ※※
12月29日(金)~1月3日(水)は休館いたします。

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