観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

ツクシガモ再来

2017-12-21 19:44:29 | 冬の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 7時57分 潮位225cm
今日の干潮時間13時34分 潮位 91cm

 

今日のお昼頃、庄内川河口の干潟にツクシガモ2羽がいると鳥獣保護区管理員さんから教えていただき、見に行ってきました。 

干潟には、オナガガモがたくさんおり、庄内川河口にカモのにぎわいが少し戻ってきたようです。

そのオナガガモの群れから少し離れたところに大きな白いカモが2羽。いました、ツクシガモです。12月8日に一度飛来が確認されていましたが、また飛来したようです。

干潟の泥にくちばしを突っ込みながら歩くツクシガモ。なかなかその赤いくちばしがしっかり見えませんでしたが・・・、

急に2羽揃って駆け出しました。後ろからハシボソガラスがちょっかいをかけにきていました。 

ハシボソガラスはその後も数回追いかけに来ていましたが、もはやツクシガモはほとんど逃げることなく、夕方まで干潟で餌を食べていました。

 

近くにいたセグロカモメ↓。 

 

また、最近、「冬の間、カニはどうしているのですか?」と聞かれることがあります。12月も後半に入りましたが、今日の昼間は、ヤマトオサガニが泥の上で食餌をしている様子を観察できました。日差しがあり、暖かい日には、冬でもヤマトオサガニを見ることができます。しかし、暑い頃に比べると、泥の上に出ているカニの数は少なく、その動きもゆっくりです。 

そのヤマトオサガニを狙っていたのがカニが大好きなズグロカモメ↓。水際をじっと眺めており・・・、

急に頭から突っ込みました。しかし、この時はカニには逃げられていました。

しかし、その直後、干潟の上をフワッと飛んで、急降下し、カニを見事に捕まえていました。そして、この後、カニを丸飲みしていました。

近くにいたダイゼンもヤマトオサガニを捕まえていました。しかし、ダイゼンにとっては大きなカニ・・・。どうやって食べるかと思っていたら、

くちばしでつついたり、挟んだりして、小さく分解して、

少しずつ食べていました。

 

なお、今日観察できたシギ・チドリは、シロチドリ23、ダイゼン67、ハマシギ540、ダイシャクシギ5 でした。

 

そして、一昨日の野鳥観察館前の水たまりの様子をご報告します。

一昨日の水たまりには、たくさんの小鳥たちが水浴びに来ており、大賑わい。

特に多かったのがメジロ。次々水たまりにやってきて、メジロのお風呂と化していました。

メジロのお風呂では、ウグイスや、シジュウカラが混浴しているのも観察できました。

この他、ヤマガラや、

12月17日にも公園内で観察されたコサメビタキ、

ヒヨドリなどもやってきていました。

今日も小鳥たちで賑わうかと思っていたのですが、今日は野鳥観察館周辺の松の木の上で、カラスたちが何度か鳴いて騒いでおり、どうもタカの仲間がいたようで、小鳥たちは水たまりにはやってきませんでした。周辺には小鳥たちはいたのですが・・・。

 

最後は、今日の夕日です。夏至の頃に比べると、かなり南の方に太陽が沈みます。明日は早いもので冬至ですね。

 

明日の満潮時間 8時30分 潮位219cm
明日の干潮時間14時08分 潮位 94cm

コメント
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