観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

雪が舞いました。

2017-12-17 17:23:32 | 冬の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間11時24分 潮位 92cm
今日の満潮時間17時03分 潮位219cm

 

今日はまた寒さが戻り、朝は庄内川河口周辺にも雪が舞っていましたし、鈴鹿の山々はさらに白くなっていました。

こんなに寒い日でしたが、今日は庄内川河口の干潟表面に生息するカワザンショウガイという小さな巻貝の分布調査が実施されました(主催:NPO法人藤前干潟を守る会)。この調査は、カワザンショウの分布を知ることで、干潟およびヨシ原の環境がどのように変化しているのか、もしくは変化していないのかを推察することを目的として行われています。

干潟やヨシ原の泥を採取してきて、これを篩った後、ヨシくずなどの中からカワザンショウガイだけをみつけて分離するという今日のこの調査。毎年、寒いこの時期に実施されるのですが、今年もやはり寒い日となりました。

例年よりたくさんの方の参加があり、作業は順調に進みましたが、昨年よりカワザンショウガイの数がかなり少ない印象だったのが気になります(カワザンショウガイの詳細な同定やカウントは、今日の講師だった底生生物の専門家の方が明日以降行うので、調査結果が分かるのは後日になります)。

 

このカワザンショウガイ調査をを行っている間、間近で餌を捕っていたダイゼン、ハマシギ、シロチドリ、イソシギ、ユリカモメなどもよく観察できました。

ダイゼン↓。

 

ハマシギ↓。

 

 

ユリカモメ↓。

なお、今日の庄内川河口ではダイシャクシギが今までより1羽増え、5羽を観察できました。

 

また、稲永公園では、今日もメジロをたくさん観察できました。

さらに、こちらのヒタキの仲間も観察できました。最初はこの季節に見られるのであれば、オジロビタキかニシオジロビタキだと思いましたが、よくよく見てみると季節外れのコサメビタキのようでした。

 

※明日(18日(月))は休館日です。
明日の干潮時間11時58分 潮位 90cm
明日の満潮時間17時34分 潮位221cm

19日(火)の干潮時間12時31分 潮位 89cm
19日(火)の満潮時間18時04分 潮位222cm

コメント
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