観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

初確認

2017-09-12 22:08:09 | 秋の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 9時56分 潮位222cm
今日の干潮時間15時29分 潮位121cm

 

日曜日(10日)は、環境省中部地方環境事務所による秋季の藤前干潟の鳥類調査が行われていました(野鳥観察館のスタッフの中には調査員として参加しているスタッフもいました)。

野鳥観察館の閉館直後、調査をしていた方からウミネコが休息している干潟に見慣れない大きな鳥がいるとの情報があったので、走りました。

それがこちら↓。アオサギの右側の鳥です。

くちばしが青色の、大きな白い鳥。

飛んでいる姿を見ることもできました。大きな翼を広げて飛ぶ姿は迫力がありました。

 

この鳥、普段は外海にいるはずのアカアシカツオドリ(尾が白いので成鳥)だと思われます。野鳥観察館の記録では、藤前干潟周辺では初確認です。

10日はなんらかの理由で、伊勢湾の最も奥にある庄内川河口へ入り込んできてしまったのだと思われ、ウミネコ数羽に執拗に追われて飛んでいる様子も見られました。

昨日、今日は確認されていないので、もう海の方へ戻ったのだと考えています。

しかし、こんな大きな海鳥の出現に驚いた日となりました。

 

アカアシカツオドリは去ったようですが、今日は雨が時々降る中、干潟が広がるとシギ・チドリが次々と姿を見せました。

秋の渡りの初めに多かったソリハシシギは少なくなりましたが、秋の渡りも後半に入ってきてトウネン、ハマシギが増えてきました。

また、稲永公園にはムクドリの群れに混じって、コムクドリの群れを確認できました。

小鳥も続々と渡っているようです。

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ383、ダイサギ90、コサギ16、アオサギ32、マガモ11、カルガモ173、コガモ23、ホシハジロ1、スズガモ2、ミサゴ16、トビ1、シロチドリ11、メダイチドリ1、ダイゼン89、トウネン136、ハマシギ27、オバシギ14、キリアイ6、コアオアシシギ2、アオアシシギ8、ソリハシシギ14、イソシギ2、オオソリハシシギ2、ダイシャクシギ1、ホウロクシギ2、チュウシャクシギ9、ウミネコ118

 

明日の満潮時間11時06分 潮位206cm
明日の干潮時間16時28分 潮位143cm

コメント
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