観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

トウネンが多くなりました。

2017-09-10 18:08:54 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 8時16分 潮位251cm

今日の干潮時間14時14分 潮位 77cm

今日は、藤前干潟周辺の鳥類カウントの手伝いで終日カウントが続く為、早朝の満潮潮止り前に少しだけ干潟を覗いてきました。

満潮時間が近づき、水際も狭くなる頃には40羽程のトウネンの群れと一緒に5羽のキリアイを今日も観察できました。
アシの陰になって全てを探せませんでしたが、もう1羽何処かに隠れて全部で6羽のキリアイが居た筈です。

今日のカウントでは300羽以上のトウネンが観察でき、トウネンは昨年の飛来数を超えることができました。

例年トウネンの当たり年には、キリアイの飛来数が多くなりますが、今年はトウネンが多く飛来する前にキリアイの群れが藤前に入ってきたようです。

まだ今季はオグロシギやオオソリハシシギなどの大型シギの飛来が遅れていますが、今季の飛来数はどうなるのでしょうか?

また昨年は、例年に比べて多くのコオバシギが観察できていましたが、今日になってもコオバシギが観察できていません。

今日から1週間後の連休頃には、再び観察に適した潮になるので、その頃には2回目のシギ・チドリ秋の渡りがピークを迎え、昨年のような素敵なシーズンを迎える事を期待しています。

 

※野鳥カメラマンの皆様へお願い

庄内川左岸の上の写真の場所についてのお願いです。

この場所は、数年前の堤防の耐震工事によりヨシ原が喪失したため、現在、ヨシ原再生中で、人が立ち入りしないようお願いしている場所です(国土交通省や藤前干潟協議会などからお願いしています)。

工事後のここ数年は、ヨシがあまり生えていなかったため、干潟までの見通しが良く、野鳥カメラマンが多く集まる場所になっています(ほとんどの方は堤防のコンクリート上から撮影されています)。

しかし、工事で土砂が固く締まった場所にもヨシが少しずつ再生してきて、昨年に比べヨシ原の面積も増え、今年は堤防下からの見通しがかなり悪くなった影響で、野鳥カメラマンのヨシ原への立ち入りが多くなっています。

この場所は鳥たちにとっては、工事以前は人から姿が見つからず、平和に休息できた場所です。

私たちとしては、以前のような(鳥たちが安心して過ごせるような)状態のヨシ原の再生を目指しています。

鳥をはじめとする自然を愛する皆様におかれましても、ここ数年はたまたま良い思いをさせてもらったと考えていただき、ヨシ原の再生へご協力くださるようお願いします。

なお、現在でも来年でも堤防上からでしたら、ここ数年と同じように鳥たちの様子は十分観察できます。

 

【藤前干潟のイベント等のお知らせ】

☆8月26日(土)~9月24日(日) 秋の野鳥写真展~シギ・チドリ~&藤前干潟写真展詳細はこちら(PDF)  

☆9月16日(土)環境デーなごや2017 藤前干潟のブース出展→詳細はこちら(環境デーなごや実行委員会HP)

☆「9月17日(日)・18日(月・祝)秋の野鳥イベント2017~藤前干潟でシギ・チドリを見よう!~」
 探鳥会や野鳥のおはなしなどのイベントを野鳥観察館で行います。→詳細はこちら(PDF)  

 

☆9月29日(金)締切 名古屋・ジロング湿地提携 人的交流事業「平成29年度派遣中学生の募集」詳細はこちら(名古屋市HP)

☆10月7日(土) 藤前干潟の渡り鳥調査隊~10月~
 
渡り鳥調査隊は、野鳥観察と鳥類調査を行う野鳥観察館のイベントです。→詳細はこちら(PDF)

☆10月8日(日) 22世紀奈佐の浜プロジェクト「奈佐の浜海岸清掃」詳細はこちら(藤前干潟クリーン大作戦実行委員会HP)

☆10月21日(土) 2017年秋 藤前干潟クリーン大作戦詳細はこちら(藤前干潟クリーン大作戦実行委員会HP)

 

明日、月曜日は野鳥観察館の休館日です。

月曜日の満潮時間 9時02分 潮位238cm

月曜日の干潮時間14時49分 潮位 98cm

曜日の満潮時間 9時56分 潮位222cm

火曜日の干潮時間15時29分 潮位121cm

コメント
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