観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

渡り鳥調査隊を実施しました。

2017-09-09 17:49:09 | 秋の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 7時33分 潮位260cm
今日の干潮時間13時41分 潮位 60cm

 

今日は晴れて、日中は少し気温は上がりましたが、日陰にいると涼しく、とても爽やかな行楽日和でした。

稲永公園にはスポーツや釣りを楽しむ家族連れなどが多く訪れていました。

バードウォッチャーや野鳥撮影目的の来館者は先週よりは少なかったように思いますが、さすがにシギ・チドリシーズンの休日とあって、普段より多く来館されていました。このうち、多くの方は先日より観察されているキリアイを探しにみえていたようです。

そのキリアイ、昨日は野鳥観察館スタッフは確認できませんでしたが、今日は5羽を確認できました。

トウネンの群れに混じって餌をとるキリアイ(上の写真は一番右の個体、下の写真は左から3番目)。キリアイはトウネンより大きくて、くちばしが長く、頭の縞模様がくっきりわかります。(キリアイの写真は地元のHさんから提供いただきました。)

 

昨日に引き続き、トウネンの群れ飛ぶ姿も観察できました。今日は231羽のトウネンを確認できました。

 

今日はダイサギとカワウが非常に多く、ダイサギは208羽、カワウは2,438羽をカウントできました。 

逆光の中、きらめく水面に立つダイサギ↓。(地元のHさんから提供いただきました。)

 

今日は予定どおり9月の渡り鳥調査隊を実施しました。

カワウやトウネンの数を数えるのが大変でしたが、キリアイを観察できたり、渡ってきたばかりのコガモ、シマアジもじっくり観察でき、清々しい天気の中、充実した調査隊になったのではないかと思います。

次回の渡り鳥調査隊は、10月7日(土)に行います。秋のシギ・チドリの終盤にあたる頃で、まだシギ・チドリがみられる他、今後次々渡ってくるカモを観察できるはずです(ただ、この頃のカモはまだエクリプス(非繁殖羽)なので、識別が難しい時期です)。

【10月の藤前干潟の渡り鳥調査隊】
 日時:10月7日(土)10:00~12:00
 場所:名古屋市野鳥観察館
 対象:小学生以上
 定員:20名
 参加費:無料
 持ち物:帽子、水筒、双眼鏡(お持ちであれば) 
 申込み・問い合わせ先:名古屋市野鳥観察館(TEL/FAX)052-381-0160
 ※詳細はこちら(PDF)をご覧ください。

 

そして、来週の18日(日)・19日(月・祝)はいよいよ、「秋の野鳥イベント2017」を行います。

今年の秋の野鳥イベントのテーマは「シギ・チドリ」です。このイベントを通じて、干潟を利用するシギ・チドリの魅力や、干潟の重要性なども少し感じていただけたら良いなと思っています。

まだまだ参加者を募集していますので、奮ってご参加ください。(すでに応募してくださった皆さま、ありがとうございます。)

9月17日(日)・18日(月・祝)秋の野鳥イベント2017~藤前干潟でシギ・チドリを見よう!~】
 探鳥会や野鳥のおはなしなどのイベントを野鳥観察館で行います。→詳細はこちら(PDF)  

 

今日の渡り鳥調査隊等で観察できた主な野鳥 カワウ3,438、ダイサギ208、コサギ13、アオサギ37、マガモ84、カルガモ89、コガモ17、シマアジ1、ホシハジロ4、スズガモ9、ミサゴ21、トビ1、コチドリ1、ダイゼン75、トウネン231、ハマシギ10、オバシギ14、キリアイ5、アオアシシギ9、キアシシギ1、イソシギ1、ソリハシシギ15、オオソリハシシギ1、ダイシャクシギ1、ホウロクシギ2、チュウシャクシギ8、ウミネコ224

※イベント前後にカウントしたものも含みます。

 

明日の満潮時間 8時16分 潮位251cm
明日の干潮時間14時14分 潮位 77cm

明後日(11日(月))は休館日です。
明後日の満潮時間 9時02分 潮位238cm
明後日の干潮時間14時49分 潮位 98cm

12日(火)の満潮時間 9時56分 潮位222cm
12日(火)の干潮時間15時29分 潮位121cm

コメント
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