Reflections

時のかけらたち

幸せのまどろみの中で ・・・・ healing music

2017-01-25 22:32:41 | music



ベルリン・フィル八重奏団コンサート

2017年 1月24日  東京文化会館
出演:ベルリン・フィル八重奏団 Philharmonic Octet Berlin
樫本大進 Daishin Kashimoto (第1ヴァイオリン, 1st Violin)
ロマーノ・トマシーニ Romano Tommasini (第2ヴァイオリン, 2nd Violin)
アミハイ・グロス Amihai Grosz (ヴィオラ, Viola)
クリストフ・イゲルブリンク Christoph Igelbrink (チェロ, Cello)
エスコ・ライネ Esko Laine (コントラバス, Contrabass)
ヴェンツェル・フックス Wenzel Fuchs (クラリネット, Clarinet)
シュテファン・ドール Stefan Dohr (ホルン, Horn)
モル・ビロン Mor Biron (ファゴット, Fagott)


ニールセン:軽快なセレナード
ドヴォルザーク(シェーファー編):
5つのバガテル Op.47
シューベルト:八重奏曲 ヘ長調 D803

アンコール:ドヴォルザーク 5つのバガテルより 第5番







このシーズンで2回目の樫本大進。今までピアノの伴奏で2回、コンチェルトで1回コンサートで
聴いていますが、行くたびにいいように思えました。 17年前にオーチャード・ホールでアンドレア・ボッチェリを
聴きに行った時、お母さんと一緒に聴きに来ていた樫本を妹が目ざとく見つけていました。
あのころから有名だったけれど、今ではベルリン・フィルのコンサートマスターを長く続けていてすごい。

八重奏団もいろいろな国の人が入っていて、音楽に国境はないと本当に思いますね。
素敵な会話のアンサンブル。
今回のコンサートは今の私にぴったりのものでした。ニールセンが始まった時に今私が求めている音楽だと
思いました。魂の音楽バッハではなく、もっと軽く楽しめるもの。最近夜はショパンの遺作のワルツを
よく聴くのもそんな感じです。この生の音がたまらなくいいです。その空間の中にいるだけで癒されます。
ほんとうに音楽を楽しんでいる室内楽。曲を作り上げるさじ加減が抜群です。すごくデリケートで。
ドヴォルザークのバガテルは初めて八重奏曲のために編曲されたものということでしたが、各楽器が自由に
演奏しているようで良かったです。

あまりにいい気持ちで時に意識がなくなっていましたが、夢の中にいるようでした。
シューベルトも美しくて1時間近い作品でしたが、気が付いたら終わりに近かったです。
いっしょに行った方も途中寝てしまって、二人で首をうなだれて打ち首状態の時もありました。

なぜか父と母の姿や声が浮かんできました。亡くなってしまった人が多いので、私もあちらの世界に
行ったら会うことができるのだろうなんて思ったり・・ みんな楽しくやっているのかしらと思うこのごろ。
主人や父のいとこや、私の10歳以上若いいとこや・・ いとこは子供の夢に出てきて、こっちの世界と変わらないよと
語っていたそうです。

今年のコンサートは定例の都民劇場のほかは、N響のファビオ・ルイージを友人にチケットをお願いして、
ポール・マッカートニーが当たってしまって、ルイサダのショパンが楽しみ。年末にはホセ・カレーラスが定番。
夏にはディーンのライブが予定されているし、この落差すごいかしら?

今日はお悔やみにいった高校の英語の先生からはがきが来ていました。
奥さまがにぎやかなのが好きだったので、一緒に楽しんでくれたと思うというような
ことが書かれていました。小さな字で今年もいい年に致しましょうと。
少し心配になっていたので安心しました。




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2 コメント

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Unknown (momiji)
2017-01-26 11:51:27
良かったですね、楽しいコンサート。
私もとくに最近は音楽が好きで本当に良かったと思うんです。
二十代はいろいろ聴いてただただ楽しんで、三十代、四十代は生では聴けなかったけど、
その後は痛い足をひきずって(笑)コンサート通い、、、ってほどではありませんが、
生きがいの一つです。
「打ち首状態」ってよくわかる、、、ちょっと寝不足だったりするとね。
でも気持ちいいのよね。
寒い毎日、お元気で。
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音楽 (カンカン)
2017-01-26 15:10:05
私も音楽があってよかったと思います。
no music, no life です。
育児や看病で行けない時代が長かったけれど
今やっとコンスタントに行けるようになりました。

協会で仕事をしていた頃、会議で大学の先生たちが
堂々と首をそろえて打ち首状態で寝ていた姿を
思い出したりしています。
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