Reflections

時のかけらたち

山は動かず 影武者 ・・・ Kagemusya

2017-06-27 23:56:50 | movie


1980年公開の影武者がスカパーで放送されるので
今月チャンネル変更をして、やっと先週の土曜日に見ることができました。
その後の仲代のトークも含めて映画の全体像が見えました。



監督
黒澤明

脚本
黒澤明
井手雅人

製作
黒澤明
田中友幸
外国版プロデユーサー
フランシス・フォード・コッポラ
ジョージ・ルーカス

出演者
仲代達矢
山崎努
萩原健一
根津甚八
隆大介
大滝秀治
桃井かおり
倍賞美津子
志村喬
藤原釜足

音楽
池辺晋一郎

当時主役が降りたので何か騒ぎになっていたようなことを
思い出しましたが、これは仲代が代役を引き受けなかったら
大変なことになっていたのでしょうね。

黒澤監督は雰囲気がそっくりな勝兄弟に出演を依頼したけれど、若山富三郎は
勝が黒澤監督とぶつかることが目に見えていたので、断ったという話。
勝新太郎が降りた後、仲代は勝も友人だったので一度は代役を断っていた。
彼にとっても苦しかったと話していました。カンヌでパルムドール賞を受賞して
やっと肩の荷が下りたと。



映画自体は「乱」の方がずっといい。こういう大掛かりな影武者のような映画が
クロサワの名のもとに賞を取るのだねと思ってしまった。







音楽も武満の方が数倍素晴らしく・・・
影武者で記憶に残ったのは馬の美しさ。乱の時もそうだったけど。
この映画で一番費用がかかったのは馬代だそうで、
300頭も出演。馬も人も死んで苦しむ様子を長く回して
動物愛護協会からクレームが出たそうだ。でももっと残酷なのは
馬はもがいても仕方がないけど、死んだ人間はじっとしていろということで
暴れる馬の横で死んでいるのも大変。それで俳優が3日間ストライキをしたと
仲代が語っていた。

何がすばらしかったかというと馬が走るシーン。自然描写。そして山崎努かな。

今フィルムが新しくなって、DVDが発売されて
1980年の作品だけど今に対してもクロサワさんのメッセージは
今よけい心に響くようなことを仲代は語っていました。
それは「山は動かず」。動いたら破滅になるというメッセージ。
外にまで出て行って戦争に加担すればそれは破滅でしかないと。
仲代が最後の舞台としたいと思っている「肝っ玉おっかあ」も
反戦劇。

仲代は演劇人なのできっと舞台が一番いいのだろうなと思いながら
このブレヒトの有名な戯曲を舞台で見たい気もします。


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Felicissimi

2017-06-26 22:48:48 | a day in the life
25,26,27日と連続してヨガを取って、仕事に行くときも足首と膝と腰に全く違和感がなく
完全に戻った感じがします。11月から具合が悪くて、2月頃だいたい治ったようでしたが
時により違和感がありました。日々体調は違うので、ヨガではいつも体の声を聞くと
言って観察します。座法を取るだけでいつも痛くなる左足が今はとても軽くて
気持ちがいいです。

土曜日はフェリシッシミでイタリア語の後、オーナーのご結婚をお祝いして
私たちは最後のフェリシッチミを楽しみました。







レッスンが終わったら、カンツォーネを聴きながら、オーナーさんが出してくれたスプマンテとフルーツをいただきました。
(シチリアのヤギのチーズ付き)
習っているのは音大出のキャリア・ウーマンと声楽をしている人、そして看護士さんもいました。
昔イタリア文化会館で習っていた時も美大生や音大生、出版関係の人やフランス語の教師、スポーツ史の研究者等と
いっしょに学びました。
今回のようにゆったりとするイタリア語も楽しい刺激です。先生が7月からラジオで中級イタリア語の
講師を務めるので聴いてみようかしら・・


イタリア語が終わって、夕方から元の職場の同僚とワインを楽しむ予定で、オーナーさんの結婚をお祝いと
この形態でのフェリチッシミの最後を惜しんで集まりました。

まだ誰も来ていないお店を撮りました。


























もう食べちゃってほとんど見えない、小さなグラスの人参のラぺ。レモンとはちみつが入っているという・・
彼女のトマトのマリネもはちみつを隠し味で入れていた。



北イタリアの赤ワイン。不思議な香りがしてとてもおいしいワインでした。エミリア・ロマーニャのだったかしら・・
ぶどうの種類とか聞いてもすぐ悪れてしまいます。




シチリアから送られてきたばかりのチーズが物凄くおいしくて
究極ワインにはチーズがあればいいという感じもします。




新生姜とオクラのインヴォルティーニも家でよく作りました。また作らなくっちゃ。
最後にはお髭のラベルのデザートワインをいただきました。
ほとんど家庭用のワインとお聞きしています。知り合いなので特別分けていただいているようです。




オーナーさんのパートナーは数学の教授。ウルビーノでも勉強したことがあると言われて、思い出すのがピサに行って、
数学の教授になった、小中で一緒だった八島君。イタリアつながりでもしかしてご存知かと思い、お聞きすると京大で一緒で
論争したこともあるとのことで、京大の学生運動でも有名だった。
今度中学の同期会を計画しているので、日本にいれば会ってみたい人です。ネットで調べても
いろいろ出てきますが、京大新聞の森穀追悼文の中にかなり出ていました。

それにしても不思議なシークエンス。






お祝いのハートのリースを持って、幸せの空気に溢れた空間です。

Felicissimiの名前の通り、最高に幸せを感じる夕べでした。どんどん前を向いて進む彼女。
お店を出して夢をかなえて1年。もっと大切にしたい人が出て来てしまいました。
彼もやさしく彼女を気遣っていました。

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5月の星岡 ・・・ Hoshigaoka 2017 May

2017-06-23 23:56:26 | dish
今日は仕事の後で銀行、病院というルーチンな用事を済ませて
少し期待していた小林政広監督の「春との旅」をBSで見たけれど
期待はずれであった。映画というのは監督がすべて。どうまとめて
何が言いたいのかと・・ ぜいたくすぎる名優をたくさん使っているのに
主役は徳永えりの孫娘で、クライマックスは再婚した父(香川照之)に会う場面。
徳永えりの歩かせ方はやりすぎで何とも年齢不詳の役。仲代も元漁師の中に
ただ芸達者の仲代が出てくる。仲代達矢絶賛の脚本ということだけど
それほどではなかった。最後まで見たけれど終わり方も想像できた。
映画はやっぱり監督のもの、監督に責任あるとつくづく思いました。
あまり期待しないで見た是枝監督の「海よりも深く」はじわっと来ましたけれど。

5月の星岡の記録を残していなかったので
6月から遡って載せることにしました。


5月17日












5月の献立

 椀  若草むし 人参、えのき茸、巻湯葉
焼 物 鮭なんば巻焼 
煮 物 筍の松前煮
揚 物 豚肉参山椒揚げ ふきの信田焼
酢 肴 鯵酢
ご 飯 あさりご飯













オーブントースターでもできそうなのでお弁当のおかずにもいいかも。

















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6月の星岡 ・・・ Hoshigaoka 2017 June

2017-06-22 23:46:44 | dish
今週の月曜日も月20日の就業に調整するため、休業。
型染めの型を持ち帰り、切りくずをきれいに取ったり、もう少し大きくするため
彫ったりして型紙の完成をさせました。

午後からヨガに行ったのですが、さぼりたい気持ちも出てきましたが、
翌日がコンサートで夕方のヨガが行けないので頑張りました。
母も最後はマンションでしたが、ほんとうに外に出ないと運動量が少ないです。
もし仕事を止めたら、ヨガは必須ですね。

今日その型紙を持って二葉苑の先生のところに仕事帰りに寄り、最後の仕上げと
染料の色決めです。まだ切りくずがついていたり、切りすぎてしまったところを
つなげる作業などして、型作業を終了しました。

工房では中国系の人が体験に訪れていました。
お互い片言の英語でコミュニケーションを取っていました。

更紗の型作りは本当に繊細でちょっとした力加減で失敗してしまいます。

子ども園では、朝子供たちが今日は何して遊ぼうかと話し合っている姿を
以前見ました。今廊下にはこの前に行ったプラネタリウムの絵が飾ってあります。
黒い紙に思い思いの材料で絵を描いていました。みんなそれぞれ違ってユニークです。

型染めは私にとって熱中できる遊びみたいなものです。
もっと上級者の型紙をたまたま置いてあったので見せてもらいましたが、
以前の型紙で今度はお嬢さんの利休バックを作られるとのこと。自分だけの型って
いいですね。

今日は6月の星岡をまとめることにしました。 

6月10日















 椀  大和芋揚げしんじょう 結びみつば 椎茸
焼 物 ぎせいとうふ
    しらたききんぴら
煮 物 信田大根巻煮
    よもぎ麩含め煮
酢 肴 鶏ささみときゅうり 山葵酢
小 鉢 茄子の炒め煮
和え物 車麩の辛子和え
ご 飯 青しそごはん








かつらむきが苦手だけど、繊細できれい。






これがなんと茄子のみそ炒め。なんと上品でこの包丁がすごい。




車麩を使おうと買ったままなので今度作ってみたい料理。さりげないけど手がかかる。
生麩もわざわざデパートなどに行かないと手に入らないので、家では使ったことがないけど
好きな食材です。
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コンサート続き ・・・ concerts concentrated in this month

2017-06-21 22:34:48 | music
今月はいつもの都民劇場のほかに杉田真理子さん、小山実稚恵、ルイサダのピアノとたくさんの
コンサートが続いてもったいないような月でした。
これにもしエディ・潘が取れていれば横浜までバースディ・コンサートに行ったところだった。
中学の同級生がいっしょにセッションもするなど友達だったので驚いた。

昨日は定例の都民劇場だったけれど、自分では買わないと思うチケット。
そういう中にすごく面白いのもあったりする。
今回のゴールドベルグはヴァイオリンの音色はとてもきれいだったけど
やっぱりピアノかなと思った。

気持ちよかったのか音楽に深く入り込めなかったのか、すごく深い眠りに
誘われてしまいました。


    

ドミトリー・シトコヴェツキー
≪ゴルトベルク変奏曲・弦楽三重奏版≫

 
6月20日(火)
東京文化会館 大ホール

アーティスト
ヴァイオリン:ドミトリー・シトコヴェツキー
ヴィオラ:アレクサンダー・ゼムツォフ
チェロ:ルイジ・ピオヴァノ

曲目
J.S.バッハ:3声のシンフォニア BWV787~801(弦楽三重奏版)
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988(弦楽三重奏版)

アンコール
J.S.バッハ:3声のインヴェンションより 第11番 ト短調 BWV797

名手シトコヴェツキーがグレン・グールド追悼のために編曲を手掛けたゴルトベルク変奏曲は
高い評価を得て、世界の音楽家に広まり度々演奏されていて、今回はオリジナル。


いつもコンサートに一緒に行く義理の姉の友人から前回ご一緒した江尻南美さんのお母様から預かったCDを
いただきました。ドイツで活躍されているのでCDリリースもドイツの会社から。
日本でもレコード芸術や毎日新聞でも推薦されている。



大好きなシューベルトの後期の作品で、ちょうどこの前の小山実稚恵のコンサートで聴いたソナタと
ルイサダがアンコールで弾いた即興曲もあり楽しみです。

今日は仕事の後で都美術館にシルバー・ディなので行ってみようかと思ったけれど
嵐のような雨風だったので直帰しました。バベルの塔と怖いもの見たさのボッシュなど見ることができたのだけど。
freeなら見てもいいなんて、バーゲンなら買ってもいいというような感じでほんものじゃないよね。
ブリューゲルって結構ひかれる。いつかウィーンに行けることがあれば美術史美術館に行ってみたい。
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海よりもまだ深く ・・・ after the storm

2017-06-20 23:59:55 | movie


この映画の英文タイトルは直訳ではありませんでしたが、
映画のタイトルなので訳にはしませんでした。

是枝監督の私にとって初めての映画です。今までスカパーをほとんど利用していなかったので
今慌てて元取っています。なんとルイサダのコンサートの後、家に帰ってから見ました。

以前TVで「海街ダイアリ」をやっていたのですが、あまり面白くなかったので
途中で見るのをやめてしまったことがあります。

「海よりも深く」はどこにでもいるような人を描いて、まるで映画ではないような映画です。
小津の感じに似ているのかな・・・





スタッフ
監督 是枝裕和
原案・脚本 是枝裕和
音楽 ハナレグミ

キャスト
阿部寛 良多
真木よう子 白石響子
小林聡美 中島千奈津
リリー・フランキー 山辺康一郎
池松壮亮 町田健斗
吉澤太陽 白石真悟
橋爪功仁 井田満
樹木希林 篠田淑子
中村ゆり
高橋和也
小澤征悦
峯村リエ
古舘寛治
葉山奨之
ミッキー・カーチス

この映画で一番素晴らしかったのは樹木希林。この人を多くの監督が使いたがるのがわかります。
ものすごい存在感と、セリフが自然に本人から出てきたセリフのようなの。

この映画は
「みんながなりたかった大人になれるわけじゃない」をテーマにして、嵐の後にやっと次に向けて
出発することができる主人公を描いています。樹木希林も息子夫婦が元に戻ってくれることを
心から願っていたと思うけれど、過去と未来の間で苦しんでいる息子に対して、
今を愛することができれば幸せになれると語る。
「なんで男は今を愛せないのかねえ」「海より深く人を好きになったことなんてないから生きていける」
小説家としてかつて賞を取った主人公はまだ小説を書き続けることを夢見、奥さんには愛想をつかされて離婚。
過去にこだわらず、未来に夢を見すぎずにいれば幸せになれるのにと。
息子に嵐の中で、思っていた自分になれなくても、夢を持っているのと持っていないのとは
全然違うと語る主人公。やっと最後に過去を振り切れた主人公にそこまで行くのが
大変だったろうけど、すがすがしさを感じた。海よりも深く人を愛せばそこを抜け出すことが
難しくなる。樹木希林の言葉は最初逆説的かと思ったけど、そうではない。

是枝監督のインタヴューより

第69回カンヌ国際映画祭ある視点部門に選出された是枝裕和監督の最新作「海よりもまだ深く」が、5月21日から全国で公開される。
9歳から28歳まで住んでいた東京・清瀬市の旭が丘団地で撮影したオリジナル作品に込めた思いについて...

阿部さん演じる息子をはじめ、母親や別れた元妻も「こんなはずじゃなかった」という思いを抱きながら、夢見た未来とは違って
しまった今を懸命に生きています。そして、映画の主な舞台になる団地も、建設された当時とは、いろんな意味で違う着地に
たどりつきつつある。そうした登場人物と団地の人生を重ねられたら面白いと思ったんです。


是枝裕和が影響を受けた映画のまとめをブログ「映画に狂って」から引用させていただきました。
「Sight&Sound」の「映画監督が選ぶ史上最高の映画(2012)」より抜粋

ラルジャン ロベール・ブレッソン
恋恋風塵 ホウ・シャオシェン
浮雲 成瀬巳喜男/岡本喜八
ケス ケン・ローチ
旅芸人の記録 テオ・アンゲロプロス
シェルブールの雨傘 ジャック・ドゥミ

・「Lifestyle」の「新作『海街diary』が公開。時間と家族を端正に描き続ける是枝監督のこだわりとは?」より
稲妻 成瀬巳喜男
めし 成瀬巳喜男
父ありき 小津安二郎
大人の見る繪本 生れてはみたけれど 小津安二郎

「是枝監督が溝口作品への思いを語る。カンヌ・クラシック部門『残菊物語』」より

近松物語 溝口健二
東京物語 小津安二郎/今村昌平
山椒大夫 溝口健二
残菊物語 溝口健二


・「誰も知らない“是枝先生”」インタビュー」で語っていた監督・作品

フェデリコ・フェリーニ
フランソワ・トリュフォー
黒澤明
小津安二郎
成瀬巳喜男
溝口健二

ケス、旅芸人、シェルブールと私の好きな映画が入っていて嬉しかった。
挙げた監督の名前は納得。
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小山実稚恵の世界、ルイサダの世界 ・・・ two recitals, Michie Koyama and Jean Marc Luisada

2017-06-18 23:52:55 | music
偶然2日続いてしまった、もったいないようなコンサート。
初めて聴く小山実稚恵とショパンならこの人と思った個性的なルイサダ。




昨日小山実稚恵を聴きに行く途中、マンションの脇にクチナシの花が咲いているのを
見つけた。木がどんどん細くなってしまって今では抜かれてしまったものもあるけれど
大好きな花。マンションの理事会でやっと園芸会社を日比谷花壇に変えてくれて
これからの庭に期待したいです。。




12年間・24回リサイタルシリーズ
「小山実稚恵の世界」 ピアノで綴るロマンの旅
第23回 2017年6月17日
Bunkamura オーチャードホール
~祈りを込めて~
イメージ〈くすんだ青緑〉: 湿気・さらに奥深くに

シューマン:幻想小曲集 作品12
ベートーヴェン:ソナタ第31番 変イ長調 作品110
シューベルト:ソナタ第21番 変ロ長調 D960

深い夢の中で
 嘆きの歌は、祈りになる
         小山実稚恵
アンコール
 ショパン ノクターン第21番 ハ短調 遺作
 ショパン ノクターン第13番 ハ短調 作品48-1
 バッハ  平均律クラヴィーア曲集 第1巻より第1番 プレリュード


オーチャードホールは何年振りかしら? 昔N響のオーチャード定期に
ワンシーズンだけ行ったことがありました。
このホールは音の響きがいいです。

音が柔らかくてシューマンが始まった途端、このピアニストの音が
好きだと思いました。とにかくとてもソフトでした。

他の曲ではダイナミックでピアノがハンマー・グラーヴィアということを
感じさせるものもありました。ピアノは弦楽器か打楽器かということになりますが
まさに打楽器と言いたくなるような力強さも持っていました。

私は中村紘子をとうとう聴く機会をもたなかったけれど、権威主義的なところで
引っかかってしまって、音楽家としては素晴らしかったかもしれないのに。
この前、コンサートでご一緒した娘さんがショパンコンクールに出た方は
やっぱりすごいと言っていました。でも彼女ににらまれたら日本の音楽界では
生きていけなかったとも。周りの人たちには優しい人でもあったとか。

アンコールのショパンがとてもよくて、会場が一つになった感じがしました。
彼女の演奏はヒラリー・ハーンではないけれど大きな力が彼女の腕全体を
動かしているような感じがしました。天から遠隔操作されているような・・・






翌日のコンサート

ジャン・マルク・ルイサダ ピアノリサイタル

 心底樹核に響き渡る ロマンティシズムとエスプリ
  ルイサダのショパン

2017.6.18
 紀尾井ホール

フレデリック・ショパン
ノクターン 第1番 変ロ短調 Op.9-1
ノクターン 第2番 変ホ長調 Op.9-2
ノクターン 第3番 ロ長調 Op.9-3
マズルカ 第5番 変ロ長調 Op.7-1
マズルカ 第13番 イ短調 Op.17-4
マズルカ 第25番 ロ短調 Op.33-4
ワルツ 第1番 変ホ長調「華麗なる大円舞曲」Op.18
ワルツ 第3番 イ短調 Op.34-2
ワルツ 第4番 ヘ長調「華麗なるワルツ」Op.34-3
3つのエコセーズ Op.72-3
スケルツォ 第2番 変ロ短調 Op.31
舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
ポロネーズ 第7番 変イ長調 Op.61「幻想」
ノクターン 第17番 ロ長調 Op.62-1
ポロネーズ 第6番 変イ長調 Op.53「英雄」

アンコール
モーツァルト:グラスハーモニカのためのアダージオハ長調K356
ドビュッシー:前奏曲第1巻より第10曲「沈める寺」
シューベルト:即興曲変イ長調D899 OP90-4
ベートーベン:ソナタ28番イ長調OP101より第一楽章
ベートーベン:ソナタ28番イ長調OP101より第二楽章

紀尾井ホールに行くのは美智子皇后に遭遇した天満敦子のコンサート以来。
オーチャード・ホールもいいホールだったけど紀尾井ホールの規模はさらに
小さくてとてもいい感じ。演奏者との距離も近く、音響もいい。
昔時々行ったことのあるカザルス・ホールくらいかしら。



四谷で降りて上智大学の横を通り抜けてとても気持ちがいい。
土手の紫陽花が緑に映えてとてもきれいだった。持っていたiPhoneで思わす撮りました。



イグナチオ教会の鐘が響き、古くなった煉瓦の校舎の時間の流れを感じて、鐘の音の美しさを
思いました。お寺の鐘もそうなのだろうけど、心を覚醒させて、浄化してくれるような
そんな音色です。







ちょうど席から指が見えるので、タッチとかすごくよくわかりました。ピアノの時は必ず左側の席を取ります。
とにかくキレが良くて済んだ音だと思いました。指の話し方とかいろいろなテクニックによるのだと思います。
美しいところは限りなく美しく。いつも同じようにひかないと言われていますが、時にジャズっぽいアドリブかと
思える所もあったり。確かにルイサダのショパン、エスプリに溢れています。
今度堀米ゆず子の伴奏をするみたいだけれど、それも行ってみたい。
でもちょっと驚いたのは楽譜を置いていたところ。伴奏の時は良くあるけれど・・

アンコールも素晴らしく、モーツァルトでちょっと軽く終わるのかと思ったら、
ドビュッシーも気分を変えたアンコールとしても彼らしくていいけど、
シューベルト、ベートーヴェンと続くと終わらないコンサートみたいになってきました。

ドビュッシーの沈める寺では厚い霧の中をどんどん進んで上昇していくと
そこに私の父を感じました。今でも私を見守ってくれているのでしょうか。
クラシック音楽やキリスト教は完全に父の影響です。それに映画も多分。
子どもの頃、たくさん音楽を聴く機会を与えてくれた。本も。
母は私にピアノを習わせてくれた。とてもピアノが買える家ではなかったけれど
祖父母に頼んで我が家のオルガンがピアノに変わった。音楽を習うきっかけは
小学校1年の時の担任のS先生。母が勧められたらしい・・音痴じゃないかって(笑)

ショパンのスケルツォも舟歌もみんなよかったけれど、ノクターンはいつまでも終わらない
鐘の音のように響いたし・・でもこのコンサートで私にとって一番はアンコールの
シューベルトでした。彼しか演奏できない即興曲。こんな感じは初めてかもしれません。
至福の時間でした。両親の愛情に包まれていることも今も感じ、特に普段あまり思い出さない
父が出てきたのはそうだ父の日だったのだと思い出しました。


帰ってから娘が作っていてくれたカレーを食べたのですが、私の亡くなった主人にも
二人で感謝の気持ちを表して。時々TVを二人で見ていたりするとそこの輪にブルーも近づいて
来るのですが、主人もいるような気がする時がありました。













朝、スーパーの朝市に急ぎ足で行ってきてから、戻ってコンサートに向かったのですが、
家の周りのあじさいの花をスマホで撮りました。この道は1週間に1度しか行かない方向に伸びているので、
こんなに咲いているあじさいに驚きました。気が付いたら急ぎ足で歩けるようになっていて
嬉しかったです。なんでもなきことができる喜びを感じて。帰りはちょっとペースダウンしました。
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女優 ・・・・ actress

2017-06-17 23:58:40 | movie
そういえばブルーの餌を買いに行った日、いつも歩かないマンション沿いの道を歩けば
あじさいの花が色とりどりに咲いていた。
子ども園のトイレにも白いアナベルと紫のタマアジサイがきれいに飾ってあった。

昨日の型染めの帰りにお母さんと楽しそうに帰る園の男の子を見た。
一生懸命お話していて、子ども園で見る表情とは違って
生き生きとしてました。職員室に入ってくる時はちょっとシャイで
それはそれですごくかわいくて。
それぞれ個性があってとても面白いけれど、それぞれの家庭に問題もあり、
なかなか大変な現場です。

伸び伸びとした子供を興味のある方向へ導く教育がいつの間にか
社会が学歴だけを重視し出しおかしくなっていった・・ 
教育と社会のニーズと・・

昨日は二葉苑で、最後の型1枚を彫って、全体を紙に刷り込む作業だったけれど
1時半から6時までかかってしまった。なんと。
小さな紙のささくれをいくつかみつけたり、線が細すぎるところがあったりするので
型紙5枚を持ち帰って、家で最終仕上げをすることにして、来週工房に持って行って、
染料の色決めをすることにしました。



                 




今月は仲代達矢を見るためにスカパーの契約を一部変更して
日本映画を見ています。

この映画は見れたら見たいくらいでしたが、朝早く起きたので
見ることができました。

「女が階段を上る時」

監督 成瀬巳喜男
脚本 菊島隆三
製作 菊島隆三
撮影 玉井正夫
美術 中古智
音楽 黛敏郎
衣裳 高峰秀子

キャスト
高峰秀子 矢代圭子
森雅之 藤崎信彦
加東大介 関根松吉
中村鴈治郎(2代目)郷田勇蔵
仲代達矢 小松謙一
小沢栄太郎 美濃部剛
団令子 市橋純子
淡路恵子 中尾ユリ
賀原夏子 圭子の母ふじ枝
沢村貞子 ユリの母とし子

 

白黒で1960年の作品。
高峰秀子ってすごい女優だと初めて思いました。
女性のプライドを見事に演じていました。今さらながら男と女は全然違う感覚だと
思ったり。
母が森雅之のファンだったことを思い出したり。母のお気に入りはあとは木村功だった・・
出演はそうそうたるメンバー。音楽は黛敏郎。そういう時代だったのね。
最近仲代の役ではないけれど、若いころにバーのママのお手伝いをして、女性のシフト表を作ったり
したことのある友人から知らない世界のことの話を聞いて、結構ショッキングでした。
バーも経営が大変なんだ。仕事で知り合った理系の人も学生時代にキャバレーでバイトをしていたという
話がお酒の席で出たりしてた・・

映画の中で大手町ビルが使われていたのも何かなつかしさを感じさせる。
私が就職したときに、東西線からの行き方を聞いても丸ノ内線からの行き方しか教えてくれなかった
当時の総務部長。大手町ビルの思いガラスのドアを開けて外に出たのを覚えている。
慣れたら、大手町ビルの地下を通って、サンケイビルの横から出るようになったけど。
丸ノ内線の農協ビル側から出れば目の前に当時の経団連会館が見えた。そこからしか
道順を教えられない総務部長だった。
今では大手町や丸の内は様変わり。大手町ビルが建て替えになっていないのが不思議なくらい。

ほんとうに女優らしい人がいた時代だったのね。



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芝離宮の庭をぐるっと廻って藤棚に戻る ・・・ returning to the starting point in Shiba-rikyu garden 

2017-06-15 23:19:32 | wonderland
春の終わり、初夏の始まる芝離宮の続きです。










































「ミヤマヨメナ Aster savatieri は、シオン属のキク科植物。春に開花する数少ない野菊の一つである。
園芸植物としてよく知られるミヤコワスレは本種の園芸品である。」
これはどちらなのかしら・・
春に咲く菊 ・・ いいですね。
子どもの頃、都忘れとか、忘れな草とか好きだった庭の花。









































































ひとまわりして、藤棚に戻ってきました。
ワイルドな牡丹の花や可憐な都忘れに出会いました。
シランや白い花のシランやそのほかあやめが咲いていた芝離宮の初夏。

向島百花園や東御苑も候補に入っていましたが、気になっていた芝離宮の
中に入れて、思いがけず訪れる人も少なく、ゆったり過ごすことができました。




















5月の家の近くの道路で・・
1か月少し前なのに、もうずっと時がたってしまったように思える。


May 2 2017 Kyu-Shiba-rikyu gardens


今日は帰りにスーパーで買い物をして帰ってから、昼食を取ってから
夕方に反対方向のペットショップまでブルーの餌を買いに出かけた。
足の痛さを忘れていたのに気が付いて、こんなに違和感がない日は珍しいと思った。
足が軽いと嬉しい。あの靴をずっと履いているせいかしら?









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芝離宮の庭をぐるっと廻って ・・・ walking around Shiba-rikyu garden

2017-06-14 23:31:06 | wonderland
昨日の夜寝る時に何を聴こうかと思っていた時に、偶然主人がチェット・ベイカーのCDを
もう1枚持っていたのに気が付いて、その中にI've never been in love before が
あったので聴きながら寝ました。LPでしかもっていなかったので良かった。
車の中で聴いていたCDをまとめて袋に入れていた中にあったのですが、
ミーシャとか、サザン、阿川泰子や稲垣潤一などがあって、聞かないから処分してもいいかなと
思っていたものの中にありました。Jazzを聴きながら二人で歌詞のこととか話していた頃を
懐かしく思い出しました。いつか聞くこともあるかもしれないから他のCDも捨てないで取っておこうかと
思い直しました。

今日は夏のプールで遊ぶペットボトルのふたで作ったお魚の元になるボディを
完成させました。副園長先生が離れている乳児園舎で私が牛乳パックを詰めて作った
煉瓦のようなパーツをつなぎ合わせた椅子で子ども達が楽しそうに遊んでいたと
教えてもらい、嬉しかったです。作ったもので子供たちが遊んでいる様子を
見られるといいねとおっしゃっていました。



5月2日の芝離宮。朝作っていったおにぎりを持って、仕事の後で藤を見に行った
初めての芝離宮。お弁当を食べ終わって、ぐるっと池の周りをまわりました。
初夏の花が一斉に咲きだした庭園でした。


















































































































































May 2 2017 Kyu-Shiba-Rkyu Gardens
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