Reflections

時のかけらたち

最強の二人 ロシアの天才音楽家 ・・・ two Russian artists

2017-09-17 23:31:32 | music
バイエルン国立管弦楽団 特別演奏会
9月17日(日)

会場
東京文化会館 大ホール

アーティスト
指揮:キリル・ペトレンコ



ピアノ:イゴール・レヴィット



プログラム:
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調


ベルリン・フィル次期首席指揮者・芸術監督に選出されたキリル・ペトレンコ待望の初来日。
2013年より音楽総監督を務めるバイエルン国立歌劇場来日記念特別演奏会にロシアの新鋭
レヴィットが協演。

素晴らしい演奏会って、オケの音合わせの時に予感があります。
今回も。オーケストラがすばらしく、そして、キリル・ペトレンコの作る音楽はすごくシャープで
クリアでした。世界のトップレベルの指揮者が現れたのです。


天才指揮者の日本デビュー。ほとんど無名の指揮者がサイモン・ラトルの後継者、次期ベルリン・フィルの首席指揮者。
ピアニストは1987年生まれとは思えない30歳になったばかりなんて信じられない若手。

息がぴったり合ったロシア人二人によるラフマニノフ。
アンデルシェフスキーに出会った時のように、すごいピアニストがいると驚くばかり。
弱音からダイナミックな音まで素晴らしい表現力。今まで聴いたパガニーニの主題による狂詩曲のベストです。

鳴り止まぬ拍手にアンコールは
トリスタンとイゾルテ より 愛の詩  ワグナー(リスト編)
というアンコールとは思えない重い曲。

若くてここまで到達するとちょっと先が心配にもなりますけれど。

マーラーの5番はアダージエットのためにあるような気がしますが、
2階Rの席で結構近く、それぞれの楽器の動きが良く見えました。
しかし長い作品。同じくシャープでメリハリのあるダイナミックな指揮でした。
風邪をひいていたのでのど飴をなめっぱなして、意識がそちらの方にも
少し行っていて ・・ちょっと残念でした。

こういう音楽を聴きに行ける幸せを感じました。

それにしてもロシア人には優れた音楽家が多いですね。
バレエもフィギアスケートも素晴らしいけれど。
ロシアというのもひとつの不思議な大きな文化圏というか、ロシア人がすばらしいのかな。
皆ロシアを出てしまっています。タルコフスキーなんかも思い出します。



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