1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 安倍元総理の国葬参列に名乗りを上げている各国の要人達は、安倍さんに礼を尽くしに来たいのであって、他の人には用事はない。

2022-07-31 17:34:21 | 法話
昨日も拙僧、87歳婆様の葬式を。900回以上も葬式してくると、様々な葬式に出会う。中でも『こりゃ、あかん』は、家庭事情で会葬者に不愉快な思いをさせる事かな。会葬者の大半は、故人への御礼報謝で参列を。故人を罵倒する家族の姿を見に来た訳では。会葬者に家庭事情は関係ない。施主側の公私混同はあかん。

【追伸】
読者が「そんな葬式をしたら、その後、その家族はどうなるの」と。「会葬者は故人に恩があるだけで、故人の家族に恩がある訳ではない。その恩人(故人)を罵倒する家族らと、その後に関わる人はなく、大半は孤立していく」と。「国葬後にそうならにゃいいが、住職」「そうだね。各国の要人は、安倍さんに礼を尽くしに来られるのであって、それ以外の人には用事はないんだもんね」「国葬反対派の動向は、各国の目にどう映ってるんだろうね」と。「安倍元総理への弔意は、259ヵ国から、1700件もあったと。現役でない、それも2代前の総理に対し。国葬通知は195ヵ国に。今更、中止なんて。国民が賛否で騒ぐは仕方ないが、国益の事を考えにゃならん立場の国会議員が、同じ様に騒いじゃ、あかんですわな」と。






【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 失敗を許してくれる世の中を、自由な社会と言う。失敗を許してくれない世の中は、自由な社会とは言えない、かな。但し、限度はあるが。

2022-07-29 09:15:09 | 法話
人間関係は全て、相手の欲と自分の欲との駆け引き。上に行けば行く程、この駆け引きも多く、大きくなる。政治家さん達は大変。叩いて埃の出ない人など、政治家さんに限らず、誰1人もいない。失敗を許してくれる世の中を、自由な社会。失敗を許してくれない世の中は、自由な社会とは言えない。但し、限度はあるが。

【追伸】
人間は自分の都合の良し悪しで、是非の判断を。世の中に「これ、正解」はない。今の自分にとって、正解か否か、だけ。その自分の今現在の正解も、知識、知恵、経験が増す毎に、コロコロ変わっていく。なればこそ、人を無闇やたらに批判したらあかん。よく「一貫性がない」と批判する人がいるが「一貫性」とは、言い換えれば「頑固者、聞く耳持たず」という事にも。この国は「イノベーション(新発想)、イノベーション」と声高に唱える割には、勝手持論を押し付けてくる。ほんと、野茂英雄さんの大リーグ挑戦の時が当にそれだった。「のぼせるな」と当時、大勢の人が猛反論を。本人の挑戦なのに。が、1年目で成功した途端、掌を返して「野茂、野茂」と応援を。結果を出せば、人の口は止まる。結果を出すまでは大変だが。諦めない人がいたからこそ、世の中は進展してきたんだよな。






【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 国が変われば、当然の事ながら、価値観も変わる。日本では毛嫌いされる幽霊さんも、イギリスでは『守護神』として重宝されてる、との事。

2022-07-28 15:20:31 | 法話
読者女性が「両親が他界したので、空き家になった家の窓を定期的に開けていたら友人が『私の先生(僧侶)が、窓の開けっ放しは霊が入ってくる、と言ってた。閉めときな』と。だけど、開けないと湿気が。家も痛むし、どうすれば、住職」と。「仮に、霊が入って来たとしたら、留守番してくれるから助かるじゃん」と。

【追伸】
この読者女性が「そうか。留守番してくれるよね、本当に入って来たとしたら、の話だけど」と。対し、拙僧「そうだね。幽霊がいたとしたら、の話だけどね。25年前、英国男性に嫁いだ妻の妹が『兄さん(拙僧)、英国ではね、古ければ古いほど、家の価値は高いのよ。加えて、ゴースト付きとなれば、もっと価値が上がる。守ってくれるという感覚なの』と言ってたよ。日本では時に、霊を怖い者(化け物)扱いするが、拙僧は英国に1票かな。ついでの話だが、ゴキブリもそうだってよ。わざわざ前に住んでいた家から、数匹、連れていくんだって、守り神として。日本じゃ、考えられないだろ。ゴキブリも産まれるなら、日本ではなく、イギリスの方がいいだろうね」と。もう1つ別の話だが、因みに、下界では嫌われているカラスだが、高野山ではカラス(八咫烏、ヤタガラス、投稿写真)は、神の使いとして崇められてるんだよね。









【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 人間関係(親子、夫婦、友人)を含む全ての縁(病気、コロナ)は「出会うは運命。出会ってから先は努力。最後(別れ)は感謝」にて。

2022-07-28 06:13:41 | 法話
拙僧、今日までにさせてもらった葬式は900人以上。それ以上の『人の生き死に』に関わってきた。葬式後の法話では常に「人間関係(親子、夫婦、友人、同僚、師弟など)を含む全ての縁(病気、コロナなど)は『出会うは運命。出会ったからは努力。最後(別れ)は感謝』の話を。葬式では子供達も、命の尊さを勉強。

【追伸】
加えて、葬式後の法話では会葬者に拙僧「皆さん。『母死んで、拝む両手があるならば、生きてるうちに、肩1つ揉め』という言葉が。今1つは『思い知られよ己が身の、誕生の日は母苦難の日』なる言葉も。葬式は故人に対する御礼報謝の法要にて。個人的な感情(良い印象、悪い印象)は様々あろうが、お世話になった事実もまた、間違いなし。せめて、送りの日ぐらいは、お世話になった事だけを心に抱いて」と。






【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 信仰は特別な物じゃない。特別な物にしている者がいるだけ。信仰に限らず、人間社会は、上に行けば行く程、汚い世界に。

2022-07-27 06:01:59 | 法話
昨今、世の中を騒がせている信仰問題で、拙僧法話読者若者から「信仰は本当に人類にとって必要なものなのですか。人の弱みに漬け込み、高額な祈願料を要求したり、ねずみ講の様に次から次に勧誘させ、世の中を騒がせる行動を起こしたり、自分達が思い描いている信仰の姿とは、随分と開きがあるのですが、住職」と。

【追伸】
この若者達が「住職の法話で最も納得させられたは『何故、寺院や仏壇では、蝋燭(ろうそく)、線香を供えるのか』という話です。『蝋燭も、線香も、誰かに火を付けてもらわにゃ、自らで火を灯す事は出来ないだろ。一度火が灯れば、自力で消す事も出来ない。自分の身を削りながら、自然と消えるまで、蝋燭は周囲を照らしながら、線香は癒しの香りを周囲に与えながら、一生を終える。そんな人生を過ごしておるか、と自らに問い掛けるが為に、寺院や仏壇には、蝋燭や線香が置かれているんだよ』と住職が。お寺に参拝して、先ずやる事は、蝋燭と線香に火を灯す事ですもんね。自分の懺悔が最初の出発という事なんでしょ。世の中の信仰のあり方を見てると、信仰離れが加速するは、仕方がないですよね」と。