1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話、考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に。2268話目】投稿写真は、わが寺の永代供養堂。何かしらの理由で、自分の代で家が途絶えてしまう方々の為に、一昨年、納骨堂内に建立を。

2021-09-30 14:39:23 | 法話
わが寺にも数年前から、徐々に墓終いの波が。50歳過ぎての檀家独身者が目立つ様になってきた。そこで拙僧、一昨年、納骨堂内に永代供養堂を建立。家が途絶えるので、必要不可欠に。既に檀家の数家が入堂を。檀家以外からも「自分1人ならそこら辺に捨てられても。が、祖父母、父母をそういう訳には」と、相談も。

【追伸】
先日も読者から「住職(拙僧)、そもそも永代供養って何ですか。お寺が永代に供養してくれるから、永代供養と言うんでしょ」と。「そうだよ。何、どうかしたの」と問うと「私のお寺では、永代供養も、納骨堂契約期間も、33回忌まで。その後は、出ていってくれ、と。そんな事って、あるんですか」と。「ご両親から、そんな契約のお寺さんだと、聞いてなかったの」「このお寺、最近そうなったと。金剛寺(拙僧のお寺)に移るって事、出来ませんか」と。「あなたの居住地は、北九州(拙僧のお寺)から、かなり遠い(500キロ以上)ですもんね。お寺替えを望まれるなら、地元の仏壇屋さんに『どこのご住職が、人望者ですか』と、尋ねてみられては如何ですかね、宗派は気にせずに。上に行けば皆、釈尊の膝下にて。宗派を絞ったら、よかお寺に出会う確率も下がる事に。次は失敗出来んでしょ」と。




【住職の法話、考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に。2267話目】物の価値は、その場の状況によって、様々に変化を。国、親、会社、命があって当たり前。この当たり前が、感謝を失くす。

2021-09-28 21:43:27 | 法話
贅沢三昧の社長がいた。「糖尿病は金持ちの勲章」と常々豪語を。その社長が「四国巡拝に連れて行け」と。わが寺の巡拝は、酒、煙草、不平不満は、一切不可。昼過ぎ「住職、ご飯は」と社長が蚊の鳴く声で。そこで、巡拝者皆、素うどんを。すると社長「うどんって、こんなに美味しかったんだ」と、食す前の不満顔が。

【追伸】
江戸初期の禅僧に沢庵宗彭(たくあんそうほう)あり。10歳で出家。37歳で大徳寺の153世住持に。因みに、一休宗純禅師もこのお寺の座主に。さて、沢庵さん、55歳の時、紫衣事件があり、幕府を痛烈に批判。秀忠公の逆鱗に触れ、出羽の国に流される。が、秀忠公死後、家光公の擁護を受け、江戸へ。ある時、美食三昧の家光公を昼食に招待。散々待たせた後、出されたものが、米飯と大根の糠漬けのみ。これを食した家光公「空腹に勝る美味なし」と感服し、この漬物を『沢庵付け』と命名されたと。当たり前という環境からは、感謝が消える。




【2266話目】子供の「何で、何で」の問い掛けは、年齢と共に深刻な問題に発展を。初めは丁寧に答えていた親も、毎日毎日の事で、徐々にいい加減な対応に。それが知らず、知らず、親の信頼を失っていく事に。

2021-09-28 17:39:48 | 法話
檀家親子の面白い会話を目の前で。「パパ、大人になって台形の面積を求めた事ある」と小学生息子が。「お前な。腹巻き巻いて、ステテコ履いて、頭にタオルを巻いた親に『パパ』はおかしいだろ。で、何だ。台形の面積ってか。ねえよ」「将来、使わん物を、何で勉強するの」「知るか。先生か、この住職に聞けよ」と。

【追伸】
この小学生男の子が「なら、住職。2つの三角形があって、面積が同じかどうか答えよ、と。大人になって、こんな事、答える場面に出会った事あるの」「いや〜、ないね」「出会う事がない事を、何で時間を掛けて、勉強するの。5年生になって、円周率の勉強が始まったけど、この円周率、住職は使った事、あるの」と。「ないよ。だが、将来の職業によるかな」「なら、その職業を選択する者だけが、勉強すればいいじゃん」「君はクイズは好きかい」「大好きだよ」「なら、クイズと思いな。頭の体操、脳の活性と思えば、よかじゃないかな」と。この会話、非常に奥が深い。昨今の教育システムに一石を投じる小学生の疑問かと。



【2265話目】苦肉の策で14歳女の子が「太り気味の家族全員に「夜8時以降、茶水以外の物を口に入れたら、その都度、罰金500円徴収、と。が、お金は貯まる一方。仕方ないので、小遣いにしてやった」と。

2021-09-27 12:17:21 | 法話
知人ご主人が「家内が痩せる為に入院しました。徐々に体重は落ちてます。そりゃ、厳しい食事制限が。文句言いながらでも、本人は成果があるに、満足を。問題は、帰ってきてから。人任せ(病院)は、所詮、人任せにて。自分の口に食べ物を運ぶのは、自分の手、ですもんな。退院してからのリバウンドが恐ろしい」と。

【追伸】
このご主人との会話は、3ヶ月前のもの。この後の結果(退院後)は、といえば、見事に奥さん、リバウンドを。ご主人曰く「家内が太ろうと、痩せろうと、愛情に何の変わりもないんだが、小太りぐらいならね、そのくらいの方が長生きするらしいから、いいんだが、標準より40キロオーバーは、いただけんですよね。常に新生児を14人抱っこしてる状態に同じ。自覚するより他に、方法はないもんな」と。




物事(決め事)は全て、シーソー。どちらかが上がれば、どちらかが下がるもの。1億人全てを納得させられる政策など、皆無。お互いが、割り切れん物を無理矢理割り切って、わが心と折り合いを付けるしか。

2021-09-26 08:07:34 | 法話

読者が「昨日、報道番組で核のゴミの話が。そのゴミを今、北海道の2町村と青森県に、の話が。使用済み核燃料から出る放射能量が、天然のウラン鉱石並みに下がるには、数万年から10万年掛かるといわれているものを、技術革新で300年にしたいと。それが成功したとしても、300年ですよ。どう思う、住職」と。

【追伸】
この読者に「東北大震災で出た廃材の置き場所で当時、相当な物議が。北九州でも市庁舎の前で『絆、絆』と、声高々に言ってたのが、廃材、それも放射能を浴びてない宮城の廃材の受け入れの話が出た途端、掌を返して猛反対を。そんな時期、拙僧、某代議士に『何で、人の住む所に、わざわざ廃材を持って来ようとするの。日本近海には、島が6852島も。何故、そこに持っていかないの』と。対し、代議士が『離島には大型船を横付け出来る港がない』と。『震災からもう何年経ってますか。これだけ時間があったら、港くらい作れてたでしょうに』なる会話を。まあ、そんな話になると、自然保護団体から猛反対が来るでしょうが。