議論 de 廃棄物

環境・廃棄物問題の個別課題から問題の深層に至るまで、新進気鋭の廃棄物コンサルタントが解説、持論を展開する。

環境部解体論_5

2008年05月13日 05時35分14秒 | 持続可能社会
環境部解体論の続きです。

■環境データの集計業務
環境関連のデータ(廃棄物の排出量、エネルギー使用量、化学物質の排出量など)を収集するという仕事を環境部がやっていることがあります。それを環境報告書に反映する目的もありますし、今後の改善に役立てる目的もあります。

さて、なぜ環境データを環境部がまとめているのでしょうか。環境部が各部門の現場からデータを集めてきて、それを各部門長に後で報告していることもあります。各部門自ら環境データを把握し、それを総務なりが取りまとめして、経営に反映させるというのが本来の姿ではないでしょうか。極論すると、各部門は環境データなどどうでもよくて、予算の達成だけを把握して経営に反映しているのです。

■改善を進めるために
環境データを集計、管理、報告し、改善計画を立案、実施するのは、担当の各部門の仕事のはずです。環境部が各部門と調整しながら改善目標を立てて、目標達成のお願いをして回っていることが多いように思います。これでは改善が進みません。

ということで、やっぱり環境部は解体してしまい、各部門に主体的に取り組んでいただいたほうがよいかと思います。

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