パールライスのつれづれなるままに

日常のちょっと気になった事を気ままに書くブログ
最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

大阪の日本画 in 東京ステーションギャラリー

2023年04月29日 | アート・文化
関東、京都とは異なる文化ー商業の街、大阪の絵画を東京で鑑賞できる珍しい展覧会です。

第一印象は、「オランダの風俗画?」でした。
世界初の株式会社を設立し、ポルトガルを追い出し、長崎に常駐するえげつない商魂たくましさは、屋内を飾る風俗画を注文するという、商人がパトロンであったということに共通点があるのかな?と。
関東人のように公募展に出展して有名になる必要性が少なかったことから、大阪の絵は「はんなり」を感じます。大阪人のイメージというバイアスがかかっているかも(笑)
関東に比べてエッジが立ってないというか。それは、パトロンが見つかれば収入が安定してたためですか。
大阪で成功するために移住して、大阪の風俗画を描いていたところもオランダ絵画に近いかなぁ?と。

商家の子女のたしなみが絵であったことから、女流作家も多数輩出。この辺りも見ごたえがありました。
コメント (2)
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伝説のファッション・イラストレーター 森本美由紀展 in 弥生美術館

2023年04月26日 | アート・文化
オジサンでさえよく見かけた絵でしたが、最近見かけなくなったので忘れていました(失礼)。
そうですか、没後10年でしたか・・・
この、水墨画のようにサッと早描きでスタイリッシュ。人気を博しましたねぇ。

ビジネスパーソンなら、その名を聞けば土下座する、マネジメントの神様ピーター・F・ドラッカー。彼は日本画、特に室町時代の水墨画のコレクターでした。
「水墨画の神髄はデザインではない。そのレイアウトにある」とジンガイながら喝破されたその審美眼、さすがマネジメント神様です。
私も同感です。私は描かれていない余白の形に美を見出すと思っています。


で、彼女もドラッカー先生の言う通り、水墨画の域に達していると思いますし、余白の使い方が上手い。
そしてモノクロだけではなく、色使いまでもが秀逸です。

80年代若手の頃の作品を見ると、アメリカンなマンマでしたが、それが日本画の域に達する理由が解説文に掲示されています。興味深いです。
すべての作品が撮影可能です。
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再興第107回 院展 in そごう美術館

2023年04月22日 | アート・文化
そごう美術館では毎年この頃に行われる回覧会です。
日本画界で現役の巨匠から若手までの作品が85点展示です。
日本画はいつの時代でも美しいですね。
撮影可能です。
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ヒグチユウコ展 CIRCUS FINAL END in 森アーツセンター ギャラリー

2023年04月19日 | アート・文化
会期末期だというのにすごい人気ですねぇ。予約したのに入場まで20分待ちでした。
約1,000点以上の作品、絵画の他、フィギュア、服装 etc....まさにサーカスですね。
西洋のアンティーク・イラスト風味であったり、不気味ちゃんキャラだったり、20年以上も第一線で居続けるエネルギー、ものすごいです。

必ず出てくるキャラクター、タコ足の「ギュスターヴくん」と「ひとつめちゃん」これは作者の分身ですか?まぁ、いいか・・・


それと、この会場、いやらしい同線してますよねぇ。出口あたりで。
最後は、お土産コーナーであることは普通です。
しかし、レジ前を通過しないと退場できない同線-必ず何か買わないと退場できないよ、ってのはどうよ?と憤りを感じました。
勇気ある人は、係員に言って通過してましたが、小心者の私にはできなかった(涙
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江口寿史イラストレーション展「東京彼女」 in 東京ミッドタウン日比谷

2023年04月15日 | アート・文化
ここ最近、江口寿史の個展、多くないですか?裏に何か・・・はともかく、シャレオツな施設に行ける理由ができました(笑)
元漫画家、現イラストレーターとして活躍中ですが、気分は漫画家のままだと。

東京(都会)によく似合う作風だと思います。ゆえに『東京彼女』ですか。
シンプルそうに見えますが、背景は結構描きこまれていますし、女性のポーズ、レイアウト等かなり入念に考えられていると思います。

80年代の作品は、ファッションからして80年代そのものですよねぇ~。懐かしい。

観客は、老若男女問わず(リーマンまでいる)、若い子にはイラストレーターとして、オジサンには、漫画家として親しまれている、商売上手だなぁと思いました(笑)
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