パールライスのつれづれなるままに

日常のちょっと気になった事を気ままに書くブログ
最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

マイセン動物園展 at パナソニック汐留美術館

2019年08月31日 | アート・文化
中国、日本にしか作れなかった磁器をやっと自主制作可能せしめたヨーロッパ初の磁器製造所。
明治の超絶技法、宮川香山の様に超リアリズムではない、エッジの無い可愛らしい動物は、それもまた人気があったのでしょう。


日本の製品は驚異そのもの。こちらは感情移入しやすく、かつ高度な技術、と言うところですか。本展示は女性の観客が多いことがその証明かもしれません。

第3章はアール・ヌーヴォー、第4章はアール・デコの影響を受けた動物たちです。前者は柔らかい、後者は硬質な感じがします。

結構、展示数はあるのですが、「え、もう見終わっちゃった?」と感じるくらい充実した鑑賞を味わえました。
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原田治 展 「かわいい」の発見 at 世田谷文学館

2019年08月28日 | アート・文化
「OSAMU GOODS(オサムグッズ)」の生みの親、原田治。
流行りましたねぇ、オジサンでも覚えています。ミスドのグッズで。
これは東急電鉄のドア注意喚起ステッカー。どこでもユビキタス状態であちこち見かけました。


今でも新鮮、誰もが「かわいい」と言える作品はどのように創作されたのか?
原田氏の全貌ともいえる展示会。可愛いの連発で見飽きません。
かつての乙女たちが沢山いました。
ニコニコして見ていました。

世田谷文学館はその館名ににもかかわらず、サブカル的なビジュアル作品の展示を行っています。
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ベルナール・ビュッフェ展 at ギャルリーためなが

2019年08月27日 | アート・文化
モディリアーニみたいに細長い顔の人物像しか知りませんでした。


建築パースに則った風景画、キュビスムみたいな静物画、そして40代の一時期だけ描いた印象派そのもの風景画等、半端ない画力を持った人なんだなぁ、と改めて驚きました。
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みた?―こどもからの挑戦状 at 東京国立近代美術館 工芸館

2019年08月26日 | アート・文化
子供の目からみた工芸品の評価です。
2002年夏から始まった「こども工芸館」と冠した鑑賞プログラム。
「こどもには工芸の鑑賞はむずかしいのではないか?」と言うのが、その始まりだそうです。

子供たちは「図鑑カード」と呼んでいるワークシートを作成し、それをそこかしこに展示しています。
大人の想像を超えた評価を「(ちゃんと)みた?」という子供たちの挑戦状に、どう対応するか?-出来ませんけどね。相手は大人の創造を超えているから。

その感性を楽しむと同時に、工芸も楽しむと言う、二重の楽しさがこの展示会です。

2020年には石川県に移転する同工芸館。東京での夏の開催はこれで最後。
お見逃しなく。
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円山応挙から近代京都画壇へ at 東京藝術大学美術館

2019年08月24日 | アート・文化
18世紀の京都では、狩野派、文人画、藤若冲や曽我蕭白、森派など、様々な画家や流派が台頭していました。
その中で、ダントツ1位の流派にして、その後の京都画壇の主流となったのが、円山・四条派です。

円山派の祖、円山応挙の特徴は写生画です。画題の解釈を必要とせず、見るだけで楽しめる精密な筆致が人気を博しました。1,000人を超える弟子をかかえていたそうです。


四条派の祖、呉春は初め与謝蕪村に学び、文人画でした。蕪村没後は応挙に弟子入りを申し出るも、友人として扱われたそうです。応挙の写生画に瀟洒な情緒を加味した画風を確立します。

円山・四条派は近代京都画壇まで受け継がれ、竹内栖鳳、上村松園を生み出します。

本展覧会は、円山・四条派の始まりから戦前までの流れの一端を鑑賞することが出来ます。
3階(1室)、地下2階(2室)に渡る展示は、東京藝術大学美術館としては久しぶりではないかな?
前期(8月3日~ 9月1日)、後期(9月3日~9月29日)で大展示替えを行います。
リピート割引券も配布するくらいだから、かなり力を入れた展覧会でしょうね。


いやぁ、シックリ来ますね、日本画は。特に本場、京都画壇ですからね。
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