パールライスのつれづれなるままに

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印象派 モネからアメリカへ in 東京都美術館

2024年03月22日 | アート・文化
メリケン国、マサチューセッツ州にあるウスター美術館(約4万点収蔵)の内、印象派コレクションを展示しています。
本家、おフランスは元より、ヨーロッパ各国及び自国の印象派作家の作品を紹介しています。

突然ですが、「2001年 宇宙の旅」の作者でもあるSF界の巨匠、アーサー・C・クラークがこう言いました。
「十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない」
私はこの展示会を見て、こう思いました。
「十分に発達した印象派風景画は、どこの国なのか見分けがつかない」
どこがメリケン国なのか?フランスと変わりないやんけ、と(笑)
これがシカゴですからね。ギュスターヴ・カイユボットの絵みたいです。


メリケン特有の、大味で大雑把な作風が確立する前の印象派にハマっていたヤンキー作家の歴史的証拠、と言えなくもない様な。

フランス以外の国で印象派がどの様に普及していったのか?も勉強になりました。
ただし、日本の洋画家の作品が15%ほど展示しているのが自分的には減点項目かなと。しかもウスター美術館蔵でもありません。
黒田清輝を始めとする洋画家は、なんちゃって印象派の外光派ですから。

自分的に印象深かったのは、ジョルジュ・ブラックです。
キュビスムを創造する前は、フォーヴィスム(野獣派)だったのか、と。


あとですね、ウスター美術館だからと言って、ウスターソースを販売しているのは、ジョークのつもりなのかと。




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