散歩道で自然観察

自宅周辺の散歩道で出会った動物、野鳥、昆虫、植物の写真を撮っています。

油断大敵「キタキチョウ」メタモルフォーゼ!

2021年07月31日 | 昆虫など
未だ数日かかるかななどと鷹を括っていたら、
早朝、5時前に見てみたらなんと羽化終了(´;ω;`)
そこで、教訓を得ることができました。
気温が高いと羽化への進行も早いようです。
ウラギンシジミもキタキチョウも蛹の上から変色が見られたら羽化のお知らせだと・・・
今季は卵から羽化まで(経過は見られなかったが)観察できたので良しとします!
 
早朝、すでに羽化が終わっていました。
どうやら夜間に羽化が進行していた模様
 
少しアップで撮影させていただきまして、
キタキチョウの観察は終了しました。
 
やはり、羽化したての蝶は美しい。
まさか夜間に羽化が終了してしまうとは思わず、
ビールを飲んで寝てしまった。
羽化した個体はやがて午前9時ころ翅を羽ばたかせて
元気に飛び去った。
 
 

「キタキチョウ」メタモルフォーゼ近し!

2021年07月30日 | 昆虫など

毎日、キタキチョウとウラギンシジミの蛹を眺めるのが楽しみ!

ウラギンシジミはまだ蛹に大きな変化はありません。

が、7個体が蛹化して、まだ4個体が葛の花をむしゃむや!

で、キタキチョウは蛹化してちょうど1週間が経ちました。

 

7/28 うっすら翅の形が見えてきましたが

未だ大きな変化はありません。

 

7/30 午前 眼に色がついてきましたね

全体的に色彩も変化が見られます。

 

で、夕食も終わった午後7時半

おおっ!蛹の中で確実にキタキチョウに変身が進んでいます。

ウラギンシジミは経験上蛹化して10日で羽化します。

キタキチョウも同様だとすると数日中に羽化が見られそうです。

楽しみ!


「ウラギンシジミ」続々蛹化

2021年07月27日 | 昆虫など
先日(25日)前蛹となった、「ウラギンシジミ」が蛹化しました。
その後も、10個体ほどの幼虫のうちこの2日で4頭が蛹化しました。
ウラギンシジミは4齢幼虫ののち、前蛹となりますが、
この前蛹が油断ならない。
なぜかというと、糸を吐いて体を固定したのを確認して安心していると
いつの間にかいなくなって移動しているのです。
この時期は、眼が離せません。
気が付くと飼育箱の外に出ちゃったりしておりますので。
さあ、二三日中に羽化するものと思われますが楽しみです。
見逃さないようにしたいものです。
 
「キタキチョウ」の蛹
大きな変化はありません。
 
はじめに前蛹となった幼虫が蛹化
時間が経っているので背中のスペードマークがくっきり見えます。
 
宝石のように美しいですね。
数日中に黒変化してくるはずですが
そうなるとあっという間に羽化しますので見逃せません。
 
2番目に蛹化した個体
 
3番目に前蛹となった個体です。
飼育箱のプラスチックの壁に体を糸で固定しています。
そこで蛹化かい(´;ω;`)・・・ところが・・・
1時間ほどしてから見に行くといなくなっています。
 
その後、葉表で蛹化しているのを見つけて
ほっといたしました。
昨年、飼育したときに前蛹は蛹になるまで目が離せないことを知りました、
 
で、昨日確認した4齢幼虫。
 
こちらも前蛹となり、
夕方には葉の上で動かなくなりましたが
さて、そのまま蛹化してくれるのでしょうか?

キタキチョウ、ウラギンシジミ 蛹化へ

2021年07月25日 | 昆虫など

昨年の秋にウラギンシジミの羽化のタイミングをひょんなことで逃した

それが心残りだった。

同じく、キタキチョウも孵化したすべての個体がアリに持って行かれたので

こちらも心残りでした。

で、年に何度か発生を繰り返す彼らの卵を見つけたときに

飼育してみたいと思ってしまった。

子供のころは、東京の下町に居ながらあらゆるものを飼育しました。

蜘蛛、クロベンケイガニ、汽水域の魚「カレイ」を真水の池で

クサガメも毎冬、冬眠させては飼い続け

魚屋で売っていた「ドジョウ」、釣りに行ったときにおぼれていた「オオヨシキリ」

持って帰って、元気になってから葦原に返しに行きました。

モンシロチョウの青虫だったり・・・

とにかく、理科の先生が驚くほど長く生かすことができました。

農家だった伯父の家で、駆除されるすずめの雛ももらって帰って飼った。

等々の記憶があってか・・・

 

こちらはキタキチョウの終令幼虫

2頭を見つけました

横の白線が目立ちます。

数日後、一頭は見つからなかったが

一頭が蛹化に入ったのを確認

翌、本日夕方蛹化したのを確認しました。

 

ウラギンシジミの1齢幼虫。

持ち帰った卵の付いた葛の花で孵化

 

初齢幼虫は長毛が目立ち、

線香花火を発する突起がまだありません

 

右側が頭ですが、まだ太さの差がありません。

 

2齢幼虫です

お尻に「線香花火」発火用の突起が見られます。

かわええ!初めのころは左側が頭だと思っていましたが、

頭は右側です。

 

こちらも2齢幼虫

バリバリ葛の花を食べて、うんちをポロポロおとします。

食べるのが、花なので毎日採取して入れ替えています。

これが、まあ、思っていたより大変な作業でした。

いろいろ試しましたが、小瓶にたっぷりと水を入れて差しておくと

花の持ちがよいのでした。

 

こちらも2齢幼虫ですが 緑型です。

 

さて、3齢になるとモスラ的

ここまで育ってくれるとほっとします。

 

こちらも葛の花に擬態した 3齢幼虫 標準型

 

こちらは3齢 緑型

実はこんなに多くの個体を飼うつもりはなかったのですが、

食用に採ってきた葛の花に幼虫が付いていたようで

いつの間にか大所帯

 

こちらは3齢と思われますが

葛の切断した茎先で糸を吐いておりました

顔は結構グロい こちらは4齢かな

ウラギンシジミの終齢は4齢なのでここまでくるとほっとします。

このころには、葛の花には孵化できなかった卵も目立ち、

孵化率は5割ほどと低いのには驚きました。

 

で、4齢幼虫 標準型

毎日新しい花を採ってきては上げていた甲斐がありました。

 

そろそろ、前蛹に変化しそうなので

葛の葉も採ってきて飼育箱に入れておきました。

 

ひゃー!読みが当たってよかった。

葛の葉裏で2個体が前蛹となってとり付き

動かなくなっています。

 

分かりずらいのですが

帯糸がかかっており、

蛹化に向けて準備万端です

 

ウラギンシジミの前蛹は本当に透き通るような緑色が美しい

 

あえて、つついて線香花火を見ることは避けました。

今年こそは、命を預かって飼育した責任と

羽化をじっくり観察できればと思います。

 


「カメムシ」って何なの?

2021年07月22日 | 昆虫など

遥か昔、前の東京五輪があったとき私は10歳でした。
下町の工業地帯には、それでもところどころに
空き地や、原っぱがあってトンボとりくらいはできました。
隣町まで行けば、ネギ畑やキャベツ畑があって、
モンシロチョウの幼虫など捕まえて来ては
自宅で羽化させたりしていた。
父が好きだったので、トタン屋根だが、庭付きの社宅で
ジュウシマツやらカナリヤも飼ったりした。
しかーし!やっぱり生き物との出会いは少なくて
図鑑を見てはあこがれておりました。
唯一、夏休みになると父母の実家のある
新潟に虫取捕り網を持って出かけるのが楽しみでした。
当時、上野駅から鈍行で6時間かかる旅も楽しくて仕方なかった。
というわけで、この地に来てから「ガキ」をやり直しております。
最近は、葛の花に「ウラギンシジミ」の幼虫の観察に出ていますが、
まあ、カメムシやその仲間のなんと多いことでしょう。
大きく、セミ、ハゴロモ、アメンボ、アワフキなども
みんなカメムシの仲間だと知ったときは驚き( ゚Д゚)

 

???

葛の葉で、

これがとにかく大量に居ります。

「マルカメムシ」の幼虫だった。

葛の茎にとりつくとどこにいるのかわからないくらいなじむ。

 

??? ばかりですが・・・

 

「ツヤマルシラホシカメムシ」としました。

可愛いやつが多い

 

??? 初めはハムシかと思いましたが・・・

口が折りたたまれて、明らかにカメムシ的特徴

どうやら「ヒメオオメカメムシ」のようです。

ここまで、すべて4~5mmほど

今までいかに彼らに注目していなかったかがばれましたね

 

「ホシハラビロカメムシ」

 

で、こちらは「ホシハラビロカメムシ」の幼虫のようです。

 

これも「ホシハラビロカメムシ」かな・・・

 

葛の花で、左が「ミドリグンバイウンカ幼虫」中央が「イチモンジカメムシ幼虫」

右が「「ホシハラビロカメムシ」の幼虫

 

「クモヘリカメムシ」

 

泡を噴いておりませんが「コガシラアワフキ」

カメムシとその仲間でフィールドは満たされている(笑)

ていうか、カメムシがことのほか美しく

種類が多いというか、出会いが多いのに驚かされました。

ちょっと沼にはまりそうです(笑)